第四話 おはようございます。魔王さん!
魔王は嫌な予感で目覚めた。
ドンドンドン激しくドアをノックする音がする。
「魔王様、大変です!」
「どうした?何事だ。」
副魔王が息を切らしながら魔王の寝室に入ってくる。
「魔王様、快晴です!」
「なんだと!」
あわててカーテンを開けると、外は快晴。
「なんてことだ、太陽なんて初めて見たぞ!」
「魔界始まって以来の異変です。」
塗れた地面に太陽の光が反射している。
街の魔物たちが弱体化している!
「このままでは、魔界の結界が崩壊してしまうではないか!勇者のやつめ…。」
魔王はあわてて勇者の寝室へ
「おはようございます!今日はいい天気ですね」
メガネをかけながらにっこり笑顔の勇者。
「悪気はないとはいえ…。」
肩を落とす魔王。
「魔王さん、元気がないですね。飴ちゃん食べます?」
飴玉を差し出す勇者。
「ありがとう〜。」
副魔王からのハリセン突っ込み。
「魔王様、飴ちゃんみたいに甘々ですね。」
咳払いで誤魔化す魔王。
「昨日雨だったので、てるてる坊主作りました!」
胸を張る勇者。
「…それか。」
「魔王様、いかがいたしましょう?」
「勇者が何かしたら、すぐ報告しろ。」
「かしこまりました。」
玉座に座る魔王は、頭を抱えている。
「勇者の奴をどう教育したら、いつもの魔界に戻るんだ?」




