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裏の顔(1)

           

           

次の日、マキちゃんが、

遊びに来てくれたよ。 

           

なんかね、マキちゃんが

お世話になってる…  

           

ままま、お世話になって

るとは言っても、勝手に

壁に住まわせてもらって

るんだけどね…(><)

           

その…勝手に住まわせて

もらっている部屋の壁は

《岡田真紀》ちゃんって

子の部屋なんだ(⌒⌒)

           

名前が同じ、マキってゆ

うだけで、ここに決めた

らしいよ。      

           

真紀はね、大学を卒業し

た後は、父親の会社に勤

めているんだ。    

           

本当は、父親とは関係の

ない会社で働きたかった

んだけど…なにせ真紀は

一人娘なもんだから、 

父親が、他のところで働

く事を許さないんだ。 

           

真紀は、特別扱いを受け

るのが嫌だとゆう事で、

           

身分を隠して、わざわざ

父親の会社の面接を受け

たんだ。  

           

それで、ダメだったら、

働くのを諦めようと思っ

ていたら…すんなり、 

真紀は、面接に受かっち

ゃったよ(⌒‐⌒)  

           

申し分ない学歴と面接時

の受け答え…     

           

そして、なんといっても

真紀の清楚な容姿…なの

にも関わらず、全体から

放たれる、眩しいくらい

華やかな、オーラが、 

面接管達を釘づけにして

しまったんだ( ̄。 ̄)

           

もちろん、真紀が社長の

娘だとゆうのは、誰も知

らないよ(>。<)  

           

真紀は、お嬢様だけどね

仕事は出来るんだよ…!

でも…こと、恋愛となる

とね、消極的なんだ…。

           

家が厳しいとゆう事もあ

るけど…1番の原因は、

高校時代に、東条直也と

ゆう男子に、いじめられ

ていたのが、トラウマに

なってるみたいなんだ。

           

真紀は小さな頃から華や

かな、オーラがあり男子

の憧れの的にはなっても

           

まず、いじめられるとゆ

う事は無かったんだけど

           

この東条だけは恨みでも

あるのか、真紀の事を 

いじめていたらしいんだ

           

真紀が廊下を歩いている

と、足を引っ掛けて転ば

したり…       

           

月1の手づくり弁当の日

には、弁当を取り上げ、

食べてしまったり(><

           

ある雨の日なんかは、 

傘を隠したり…    

           

ここまでなら、まだ可愛

いもんで、靴の中に、ガ

ビョウを入れたり…  

           

でも、真紀が1番ショッ

クだったのは、赤の油性

マジックで、ノートや机

に…『死ね』『殺す』と

書かれた事だったんだ。

           

でもね…真紀は、先生や

親には、ひと言も、いじ

められてるとゆう事は、

言わなかったんだよ…。

           

どうしてかとゆうとね、

真紀は、いじめられる前

は、東条の事が好きだっ

たからなんだ(><) 

           

初めて、東条を見た時、

真紀は、ドキドキが止ま

らず、顔も赤くなり熱が

上がり、保健室へ運ばれ

た程なんだから(##)

           

真紀は、その初恋の相手

に、いじめられた、トラ

ウマのせいで、28才に

もなるのに、男と、デー

トもした事が無いんだ。

           

もちろん、キスなんて、

真紀の中では、ありえな

いんだよ(><)〃  

           

そんなある日、高校時代

からの親友の《田川じゅ

ん子》から久しぶりに、

日曜日に、ランチしょう

と、メールがあった。 

           

真紀も仕事が、ひと段落

したら、じゅん子に、 

メールをしょうと思って

いたところだった。

           

そして日曜日…札幌駅の

地下のカフェレストラン

で、パスタとサラダを食

べながら…、     

           

《じゅん子》ねぇ、真紀

は、彼氏出来たの?  

           

《真紀》ううん…、私は

相変わらずだよ(><)

じゅん子は彼いたんだよ

ね?うまくいってるの?

           

《じゅん子》ううん、 

ちょっと前に別れちゃっ

た(><)〃     

           

ね、ね、ね、今度さ、 

合コンしない?    

           

《真紀》ぅ〜ん…私は、

無理かなぁ(><)〃

           

門限もあるし…お母様は

許してくれると思うけど

お父様が許してくれない

と思うし…。     

           

《じゅん子》はぁ〜? 

門限?真紀ぃ〜、私達、

もう、28才だよ!  

           

いい加減、父親離れしな

よぉ!過保護されすぎだ

っちゅーの(>。<) 

           

まぁ、真紀の、お父さん

なら、かっこいいから私

も過保護されたいけど…

な〜んちゃって(><)

           

それにさ、合コンなんて

言わなけりゃ、わかんな

いじゃん!私は、真紀の

お父さんに信用あるんだ

から、私の家に泊まるっ

て言えばいーんだしさ。

           

それに、そろそろ彼氏ぐ

らい作らなきゃ、おばさ

んになっちゃうよ(><

           

今度の土曜日、夜から出

掛けたら、怪しまれるか

ら、テニスを、やるとか

言って…朝から、あたし

んちに、おいでよ。  

           

それで、夕方、お父さん

に、疲れたから、このま

ま、あたしんちに泊まる

って、電話すればいーじ

ゃん(⌒。⌒)b   

           

私の、お母さんにも電話

に出てもらってさ!

そしたら、完璧じゃん!

           

男子の方は、3人来るか

ら、こっちも、あと1人

…真紀、誰かいる?

           

《真紀》会社の先輩でも

いいかなぁ?ちょっと、

性格は、キツイけど、 

バリバリ、お仕事出来て

ね、かっこいいんだよ!


《じゅん子》年は?


《真紀》33才になるん

だけど、ダメかな?


《じゅん子》

33才ね…うん、大丈夫

じゃないかな?    


男の人って、年上の女性

好きみたいだし(⌒⌒)


あ、それとさ、真紀は普

通の、サラリーマンの娘

って事にしとくからね。

           

お金目当てで、近づいて

来るような男だったら、

困るからさ(><)〃

           

《真紀》うん、その方が

私も助かるわ(^‐^)

           

会社では…誰も、私が、

お父様の娘だとゆう事は

知らないし、先輩にも 

言ってないので…。  

           

《じゅん子》そうなんだ

了解!よし、じゃあ、 

決まりね(⌒▽ ̄)b 

楽しみだね(⌒▽⌒)♪

           

(¨)ランチの後、二人

は、某百貨店で、ショッ

ピングをして別れた。

           

真紀は、お嬢様だからと

いって、むやみに、タク

シーに乗る事はしない。

           

ちゃんと、地下鉄やバス

で帰るんだよ。    

           

仕事や会社の飲み会で 

遅くなった時には、  

タクシーを使うけどね。

           

翌、月曜日の昼休み…、

真紀は先輩の《石田みゆ

き》を、ランチに誘い、

土曜日の合コンの話しを

した(⌒▽⌒)

           

石田みゆきは、仕事に厳

しく…時には、真紀を叱

り付ける時もある。  

           

回りは、石田みゆきが、

真紀をいじめてるように

見る人も居るが、石田は

決して、いじめてはいな

かった。       

           

女だろうが男だろうが、

間違った時には、キチン

と叱り正す…そぅ、仕事

に純粋なだけなんだ。

           

そんな石田みゆきだが、

これまた、仕事一筋で 

きたもんだから、男っけ

が全く無いんだ(><)

           

《真紀》先輩…今度の、

土曜日に合コンあるんで

すけど、一緒に行ってく

れませんか?    

           

友達が、セッティングし

てくれたんですけど… 

心細くて…(><)〃

           

《石田みゆき》そっか…

そうゆう事なら、仕方な

いわね…、いいよ!

           

(¨)ん、石田、仕方な

いふりしてるけど…結構

乗り気だね(><)  

           

《土曜日…午後6時》 

真紀は朝から、田川じゅ

ん子の家に行っていたの

で、一緒に待ち合わせの

           

和食レストラン『食』へ

向かった。レストランに

着くと、入口に綺麗な女

性が立っていた。   

           

よく見ると、先輩の石田

みゆきだった(゛゜)〃

           

普段は化粧っけの全く無

い石田なので、真紀は、

その美しさに、びっくり

してしまった(><)〃

           

《真紀》せんぱぁ〜い!

とっても、きれぇ〜い!

お化粧したの、初めて見

ましたぁ〜(⌒▽⌒)〃

           

《石田みゆき》そ、そう

ありがとう(#‥#)照

           

《田川じゅん子》

あ、初めまして!今日は

宜しく、お願いします!

ほら、真紀!早く入るよ

           

(¨)そして、中に入り

予約してある個室へ入っ

た。にしても…じゅん子

機嫌悪そうだね…。  

           

男子3人は、すでに来て

いた。

           

そして、飲み物を注文し

てから、自己紹介をして

普通の合コンのように、

進んでいった。

           

じゅん子は、真紀が連れ

てきた、先輩の石田が、

こんなに綺麗だとは思っ

てなかったので、面白く

ないみたいだね。   

           

真紀は、3人の中では、

とても誠実そうな好青年

で、1才年下の《市原あ

つし》に好感を持った。

           

そして…初めて、男の人

と、メアドを交換した。

           

先輩の石田みゆきは、 

《尾崎たけし・32才》

と話しが合ったみたいで

うまくいきそうだよ。 

           

じゅん子は、心の中で…

『ちっ!なんで、あたし

が、こ〜んな冴えない、

ブ男と話さなきゃなんな

いのよ!真紀も真紀よ!

           

お局みたいな冴えない女

を連れて来ると思ったら

           

こんな綺麗な女を連れて

来るなんて(‐‐)』と

           

面白くないのを抑え、 

作り笑顔で冴えない  

《井上誠二・28才》と

話していた。     

           

なんか、じゅん子って、

ちょっと、怖い感じがす

るのは、なんでだろう…

           

そして、その日は真紀も

石田も、慣れない合コン

で疲れたのか、二次会に

誘われたが断り、そこで

解散とゆう事になった。

           

先輩の石田みゆきは、 

方向が同じとゆう事で、

尾崎が送っていった。

           

真紀は、田川の家に泊ま

るので、一緒に帰った。

           

市原と井上は、合コンで

初めて会っただけなので

バラバラに帰っていった           

           

じゅん子の家に着いた 

2人は、化粧を落として

           

パジャマに着替えて、 

缶ビールを飲みながら…

           

さっきの、合コンの話し

で盛り上がった(▽⌒)

           

すると、真紀に市原あつ

しから、メールがきた。

           

《市原あつし・メール》

もう、家に着いたかな?

今日は、本当に楽しかっ

たよ(⌒▽⌒)/

           

もし、よかったら…  

今度、2人だけで   

食事でも、どうかな? 

           

いい返事、期待してます

それじゃあね、    

おやすみなさい…。

           

《田川じゅん子》   

ぉお〜!すごいじゃん!

           

早速、メールですかぁ!

真紀の事、気にいっちゃ

ったんだね(・。‐) 

           

市原君ってさ、1コ下だ

けど、誠実そうで、いい

人みたいじゃん!   

           

思い切って、付き合って

みれば?       

           

そんな、重く考えないで

さ!ダメだったら、私み

たいに、すぐ別れちゃえ

ばいーんだから(笑) 

           

ほらぁ、ボーっとしてな

いで、返信しなきゃ! 

           

《真紀》え?あ、うん…

でも、なんて返信したら

いいのかなぁ…(焦っ)

           

《田川じゅん子》   

そんなの、テキトーで、

いーんだって(><)〃

           

あ、じゃあさ…私が、 

メールしたげる!貸して

           

《メール》こちらこそ、

今日は、とても楽しかっ

たです。ありがとうござ

いました。      

           

お食事…是非、誘って下

さいね。楽しみにしてい

ます。おやすみなさい。

           

《真紀》じゅん子、あり

がとう\(⌒∇⌒)♪

           

(¨)それから、真紀と

市原は、会社も近い事が

あり、ランチを、よくす

るようになった。   

           

夜は、仕事関係以外で 

遅くなると、真紀の父親

が、うるさいため、市原

とは、なるべく、ランチ

や土日の昼間に逢う事に

していた。      

           

もちろん…真紀は普通の

家庭で育った事になって

いるので、バレないよう

に、家まで送ってもらう

事は絶対にしなかった。

           

そりゃそうだよね…門の

中は、まるで…ゴルフで

も出来るんじゃないか?

           

って思うくらいの芝生が

敷きつめられ、ずっと奥

に見える真っ白い、お城

みたいな、お屋敷までは

高い塀で囲まれてるんだ

もんね。       

           

そして、塀の内側には、

桜の木が、ズラーっと植

えてあってさ、春になる

と、それはそれは見事な

桜庭園になるんだから!

           

まままま、お屋敷の事は

こっちに置いといて…と

           

真紀は、損得関係なく、

自分を愛し…大事にして

くれる市原に、段々と心

ひかれていった…。  

           

そして、あっとゆう間に

ラブ×2な、3ヶ月が過

ぎ…真紀は結婚するのは

市原しかいないと思い始

めていた。      

           

そんな、ある土曜日の 

午後…真紀と市原が、 

映画を観終えて、歩いて

いると…向こうから、 

           

高校時代に真紀を、いじ

めていた、そして初恋の

相手でもある、東条直也

が歩いて来た。    

           

真紀は、びっくりして、

かすかに震えながら市原

の腕を、ギュッと掴み、

市原の後ろに隠れるよう

にして歩いた。    

           

東条も…真紀に、気付い

たみたいだが、何も言わ

ずに通りすぎた。

           

にしても、真紀が好きに

なるのも無理ないわ! 

           

東条直也…かなりのイケ

メンだし、背高いし、 

見た目、爽やかだもんな

ぁ〜(><)〃    

           

でもさ、東条って、イジ

メするようには見えない

んだけどなぁ(><) 

           

人は見かけによらないっ

て事なのかなぁ?   

           

その夜(夜といっても、

まだ5時だけどね…) 

           

市原は、大事な話しがあ

ると言って、初めて逢っ

た和食レストラン『食』

に真紀を連れて行った。

           

予約してあった個室に入

り、ひと通り食事を終え

た後、市原は…    

           

ん、ん!と、咳ばらいを

して、ポケットから何か

取り出しながら…   

           

《市原》あ、あのさ… 

あのね、突然なんだけど

           

付き合ってまだ、3ヶ月

で、ちょっと早いかもし

れないけど、俺、真紀ち

ゃんが大好きなんだ! 

           

愛してるんだ!だから、

真紀ちゃん、僕と結婚し

て下さい(><)〃  

           

何があっても、一生、 

真紀ちゃんを大事にする

し、守り通します!  

           

(¨)真紀は、顔を赤く

して、コクリと、うなづ

きながら…      

           

《真紀》はい、私も一生

あつしさんを、大切にし

ます(#^。^#)  

           

(¨)そして市原は、 

ポケットから取り出した

指輪を、緊張のあまり、

手を震わせながら、真紀

の薬指に、はめたんだ。

           

市原は、このまま真紀の

両親に挨拶に行きたいと

言ったが、親には自分が

一応、話してからとゆう

事で、その日は別れた。

           

家に着いた真紀は、指輪

を外し、中に入った。 

           

ちょうど、父親と母親が

ソファーに座り、くつろ

いでいたので、真紀は、

話しがあると、2人の前

に座った。      

           

《真紀》お父様、お母様

突然ですが…私、結婚し

ます。        

           

(¨)父、孝太郎は、 

金縛りにあったように、

しばらく固まっていたが

           

なにせ真紀が、こんな事

を言うのは初めてだし、

           

しかも付き合うってゆう

んなら、まだしも、いき

なり、結婚するとゆうか

らには、相当な覚悟が 

あるんだなと思い、冷静

に話しを聞く事にした。

           

《岡田孝太郎》    

結婚まで話が進んでいる

のなら、なぜ相手の男は

直接挨拶に来ないんだ?

           

《真紀》それは…、  

私が、お父様の娘だとゆ

う事を隠しているから。

           

いやらしい事かもしれな

いけど、お金目当てとか

財産目当ての人だったら

嫌だから…。     

           

でも、そんなの関係なか

った。市原君は、そんな

人じゃないって事が、 

とってもよく、わかった

から。        

           

お父様も、会ってみたら

わかると思う…(^^)

           

《岡田孝太郎》    

市原君ってゆうのか? 

今度、連れて来なさい。

           

う〜ん、そうだ!私も、

ちょっと変装でもして、

外で食事をしてみるか!

           

私も、市原君とやらの 

本性が知りたいからな!

よし、早速、実行だ♪ 

           

(¨)ん、孝太郎…  

ちょっと楽しんでるね…

           

そしてまた…例の和食レ

ストラン『食』で、真紀

と、真紀の両親と市原の

4人で食事をする事にな

った。        

           

孝太郎は、40代前半か

ら、スキンヘッド…つま

り、つるっぱげ…なんだ

           

でも、その日は、カツラ

を被り、メガネをかけて

変装してきたよ(><)

           

にしても…さすが、お金

持ちだよね(゜゜)〃 

           

たった、1回しか使わな

いカツラなのに、100

万円だってさ(><)〃

           

でも…さすが、100万

の、カツラともなると…

           

まぁ〜、自然で…本当の

髪の毛に見えるんだね!

           

メガネは、ただの老眼鏡

だけどね…(><)〃 

           

これだったら、誰が見た

って、岡田グループの 

社長だなんて、わからな

いよね(¨;)ん。  

           

《市原》は初めまして!

僕、真紀さんと、お付き

合いさせて頂いてる、 

市原あつしと申します。

宜しく、お願い致します

           

《岡田孝太郎》初めまし

て…真紀の父親の岡田と

申します。こっちが妻の

すみ子です。     

           

《市原》ぁあ〜、なんか

ホッとしました(⌒⌒)

           

真紀さんは絶対、家まで

送らせてくれないし、 

挨拶も、まだ、ダメだと

言われていたので、  

           

相当…怖い、お父さんな

のか、それとも…   

           

《孝太郎》それとも…?

           

《市原》ええ、とっても

失礼で言いづらいんです

が…もしかして、家が無

くて、漫画喫茶やネット

カフェで寝泊まりしてる

んじゃないのかな?  

           

…なんて事も考えてたん

ですよ(><)そんな訳

ないですよね(焦っ) 

           

《岡田孝太郎》ハハハ…

そうですか…でも、もし

本当に家が無くて、結婚

したら、私達の面倒をみ

なきゃならなくなったら

どうしますか?( ̄ ̄)

           

《市原》それはもう! 

大好きな真紀さんの、 

ご両親なんですから全然

構いません!こっちから

頼みたい位です(▽⌒)

           

それに僕は次男ですし、

すでに、兄は結婚してい

て、昨年から僕の両親と

同居してますから、なん

の障害もありません! 

           

《岡田孝太郎》そうか、

そうか、私達の面倒を 

みてくれるのか(⌒⌒)

よかったな、母さん…。

           

《母・すみ子》ええ、 

じゃあ、早速、結婚式の

日取りとか決めなきゃ、

ダメですね(⌒‐⌒) 

           

《市原》あ、あの…  

その前に…僕、まだ真紀

さんを、お嫁さんに下さ

いって、言ってないんで

すが…言っていいでしょ

うか?(><)〃   

           

《岡田孝太郎》(笑) 

そうだったな…まだ、嫁

にくれとも言われてない

のに、結婚式の日取りは

ないな!ハァ〜ッハハ!

           

《市原》は、はい(汗)

じゃ、じゃあ、いかさせ

て頂きます!ん、ん、ん

           

ま、真紀さんを、僕の…

お、お嫁さんに下さい!

           

(¨)市原は、掘ごたつ

から足を出し、正座をし

て、真紀の両親に深々と

頭を下げ挨拶をした。 

            どうやら市原は、真紀の

両親に、気にいられたみ

たいだね。よかったね!

           

その後…孝太郎は市原を

自宅に連れていった。 

           

市原は、訳がわからず、

キョロキョロしていた。           

           

《市原》あのぉ…ここは

一体…どこですか?  

美術館か何かですか? 

           

《岡田孝太郎》ここは、

私達の自宅だよ(⌒⌒)

           

(¨)そう、言いながら

孝太郎は、カツラと、 

メガネを外した。

           

《市原》あ、あなたは、

岡田グループの社長(驚

           

え?え?じゃ、じゃあ、

真紀ちゃんの岡田って?

           

ぇえーーーっ(><))

           

《真紀》騙すつもりは無

かったんだけど…特別扱

いされるのが、嫌だっか

ら…本当に、ごめんね。

           

《市原》特別扱い…? 

それって……………  

           

すいません、僕、今日は

これで失礼します(><

           

(¨)市原、そぅ言って

出て行っちゃったよ…。

           

きっと自分が試されたよ

うな気がして、ショック

だったんだろうね…。

           

でもさ…市原の、この態

度が、これまた孝太郎は

気にいっちゃったんだ。

           

その後…真紀が、いくら

メールしても、電話をし

ても、市原からの返信は

無かった。

           

最初に、正直に話しとけ

ば、よかったと、真紀は

とても後悔していたよ。

           

そして、毎日のように、

じゅん子に相談していた

           

じゅん子も、めんどくさ

がらずに、真紀の相談に

のっていた。     

           

《じゅん子》ごめんね…

私が最初に、あんな事 

言っちゃったせいで…

           

《真紀》ううん、じゅん

子のせいじゃないよ! 

           

私も、その方がいいと思

ったんだもん…だから、

気にしないでね(><)

           

でもね…逢えなくなって

まだ、5日しか経ってな

いのに、わたし…胸が苦

しくて、逢いたくて… 

           

自分が思うよりも…、 

市原君の事が好きなんだ

な…って、思い知らされ

ちゃった…(;。;) 

           

《じゅん子》たぶん…、

市原君も同じ気持ちだよ

           

市原君の心の整理がつく

まで、もう少し待ってあ

げたら?大丈夫だって!

絶対、連絡くるって!

           

(¨)真紀は涙ぐみなが

ら、じゅん子の、大丈夫

って言葉に癒されていた

           

そして、おとなしく、 

市原の連絡を待つ事にし

た…。   

           

それから…2日経った 

ある日の午後、市原から

例の、和食レストランで

会いたいと、メールがあ

った。

           

真紀は、嬉しすぎて、 

その日の午後からは仕事

にならなかった。   

           

待ち合わせ時間は、7時

だったが、真紀は30分

も早く着いてしまった。

           

少ししてから、市原も 

来た。しばらく沈黙が続

いたが…

           

《真紀》市原君…本当に

ごめんなさい(;、;)

           

市原君を、騙すつもりは

なかったんだけど…、

           

でも…結果、市原君を傷

つける事になっちゃって

本当に、ごめんなさい。

           

市原君に会えなかった 

この、一週間は、とても

長くて、苦しくて…  

           

私は…私は、市原君の事

が好きで、好きで…どう

しょうもないんだって…

思い知らされたの。  

           

だから、お願い!許して

           

《市原》僕だって…僕だ

って、真紀ちゃんの事が

大好きだよ!     

           

その気持ちは今だって…

いや、永遠に変わらない

よ…!     

           

実は、昨日…岡田社長か

ら直接、会って話しがし

たいって連絡があって、

話しをしたんだ(><)

           

《真紀》え?お父様が!

何か言われたの?もし、

ひどい事、言ったんなら

ごめんなさい(><)〃

           

《市原》いや、違うよ!

逆だよ。真紀ちゃんと結

婚してくれって言われた

んだ…。

           

岡田社長に言われて、 

気がついたよ(><)〃

           

1番、大切なのは、お互

いの気持ちだけでいいの

に、それだけで、じゅう

ぶんなのに…余計な事ま

で考えちゃってさ…。 

           

でも、もう迷わないよ!

僕は、真紀ちゃんを愛し

てる!        

           

だから、改めて、プロポ

ーズするよ!真紀ちゃん

僕と結婚して下さい!

           

《真紀》は…い(ΤΤ)

           

(¨)ん、よかったね!

それからは、あれよあれ

よと、事が進んでいった

           

結婚式は、2ヶ月後の 

9月に決まったよ。

           

籍を入れるのは、式の少

し前か後でいいと…真紀

は思っていた。    

           

市原も最初は、それでい

いと言っていたのだが、

           

どうゆう訳か、急に… 

7月7日の、七夕の日の

           

今日、籍を入れたいと、

昼休みに電話が掛かって

きた。        

           

真紀の両親の了解も、 

もう、すでに、市原が取

ってあるみたいだよ。 

           

真紀は、少し早いけど、

七夕ならば記念日として

絶対忘れないし、ロマン

チックだし…両親の了解

も取ってくれてるんなら

…と了解した。    

           

婚姻届けは、いつでも出

せるように、とっくに書

いてあるんだ。    

           

そして、真紀が肌身離さ

ず持っているんだよ。 

           

真紀と市原は、仕事が終

わった後、一緒に籍を入

れに行こうと決めていた

のだが…       

           

午後6時頃、帰る支度を

していると、市原から、

電話があり…     

           

《市原》真紀ちゃん、 

ごめん!今日、残業で遅

くなりそうなんだ!  

           

1人で行って来てほしい

んだけど…(><)〃 

           

《真紀》遅くなってもい

いから、一緒に行きまし

ょう(⌒⌒)確か、届け

出は、24時間受け付け

てるんだよね?    

           

《市原》それが、今日中

には帰れないかもしれな

いんだ!       

           

でも、僕は真紀ちゃんと

絶対に、7月7日の今日

夫婦になりたいんだ! 

           

だから、お願い!会社の

帰りに、真紀ちゃん1人

で籍入れに行ってきて!

絶対だよ!      

           

《真紀》ぅう〜ん…  

うん、わかった!1人で

行って来る(>。<)〃

           

《市原》それじゃあね…

仕事忙しいから、もう、

切るよ!宜しく頼むよ!

愛してるよ!     

           

(¨)市原は、そう言っ

て、あわてた様子で、 

電話を切った。    

           

真紀は、仕方がないから

その時は、1人で行こう

と思っていたが…   

           

やっぱり、日にちも大事

かもしれないけど、2人

で行く事の方が大切なん

じゃないのかな?   

           

それに、北海道の七夕は

1ヶ月遅れの、8月7日

だし…その日に、2人で

行った方がいいと思い直

して、真紀は籍を入れに

は行かなかった。   

           

市原に電話をしょうとも

思ったが、仕事の邪魔に

なると思い、電話はしな

かった。

           

その日、真紀の両親は、

古くからの友人のホーム

パーティーに呼ばれてい

て遅くなると言っていた

ので、        

           

真紀は、仕事の後、久し

ぶりに先輩の石田と食事

をして帰る事にした。

           

石田は、合コンの帰りに

送ってもらった尾崎と、

うまくいってるのかな?

と思っていたら、ダメだ

ったらしいよ(><)

           

そして、今日の…籍を入

れる話しを相談したら、

           

《石田》ぇえ〜(゜゜)

1人で、籍入れに行けっ

てゆーの?      

           

私だったら、やっぱり…

彼と一緒に行きたいな。

           

どうして、市原さんが、

7月7日に、こだわるの

かは知らないけど、別に

どっちの誕生日の日でも

何でもないんでしょ? 

           

だったら、無理に今日、

籍入れに行かなくても、

いいんじゃないの?  

           

市原君は、女心わかって

ないなぁ〜( ̄。 ̄) 

           

それに…北海道の七夕は

来月だし!      

           

(¨)真紀は、石田が、

自分と同じ事を言ったの

で、市原には悪いな…と

思いながら、なんか…、

ホッとしていた。   

           

真紀は、市原には明日、

話す事にした。    

           

ま、市原の事だから、 

そんなに怒らないとは思

うけどね(><)   

           

話しは変わるけど、どう

して、カッパ似の、マキ

ちゃんが出てこないの?

って思うでしょ?

           

前にも話した通り、マキ

ちゃんは、妖精界で小さ

な店だけど『MAKI』

ってゆう洋服屋さんをや

ってるし、スタイリスト

の仕事もしてるんだ。 

           

岡田真紀の部屋の壁に、

レンタルルームの扉を 

貼付けた途端、スタイリ

ストの方の仕事が忙しく

なっちゃったんだ。

           

人気女性ロック歌手の、

ウサギ似の、ロコモコち

ゃんが、自分の、スタイ

リストは絶対、マキちゃ

んじゃなきゃ、ダメだっ

て言うんだって。

           

たまたま…1度、担当し

たら、それから気にいら

れちゃったみたいだよ。

           

にしても…ロコモコだな

んて、美味しそうな名前

だよね(⌒。⌒)〃

           

今日、シュガーのマスタ

ーに頼んで、ロコモコ丼

作ってもらおうっと♪ 

           

ちなみに、ロコモコって

芸名はね、ロックで白い

毛が、モコモコしてるか

らなんだって。    

ん、そのまんまだね…。

           

とゆう事で、あれから、

ほとんど、マキちゃんは

人間界には来てないんだ

           

岡田真紀は、疑う事なく

すぐ人を信用しちゃうか

ら、騙されないか…って

           

マキちゃんは、とても 

心配していたんだ。

           

だから、僕が、ちょくち

ょく、岡田真紀の様子を

見に行って、マキちゃん

に、報告してるんだよ。

           

さぁ、僕も今日は、もう

帰って、シュガーに行こ

ぉっとぉ(⌒。⌒)♪♪

           

シュガーに行くと、相変

わらず、スーパー常連の

ミキが、1番奥の席で、

ケンと楽しそうに話して

いた(⌒∇)(∇⌒)/           

           

席は結構、空いてたんだ

けど…ミキや、ケンと話

したかったから、僕は、

迷わずに、ミキの横に座

ったんだ(⌒▽⌒)♪

           

お腹、空いてたんで、 

マスターに、ダメ元で、

ロコモコ丼が作れるか、

聞いてみたら…、   

           

『作れるよ(⌒。 ̄)』

だって!やったぁーー♪

           

しばらくして、美味しそ

うな匂いをさせて、ロコ

モコ丼が出来たよ(¨)

           

ん〜ん!おいすぅ〜い♪

           

ジューシーな、手づくり

ハンバーグと、この半熟

の目玉焼きが、ライスに

からんで…めちゃめちゃ

美味しいぃ〜〜(⌒⌒)

           

ホントに、マスターって

何でも出来ちゃうんだね

ぁあ〜、しあわせぇ〜♪

           

ロコモコ丼を食べ終えて

幸せに、浸ってる時… 

小野寺が、会社の先輩を

連れて、やって来た。

           

にしても…小野寺、すっ

かり、スーツ姿が板につ

いてきたなぁ(⌒。⌒)

           

《小野寺》あれぇ〜!

二階堂さん、来てたんで

すかぁ!最近、家の方、

チャイム鳴らしても、 

           

いつも、留守だったから

心配してたんですよぉ!

           

(¨)小野寺は、そう言

って、ウインクをしなが

ら、僕の横に座った。 

           

そうだよなぁ…最近、 

岡田真紀の所にばかり 

行ってたもんなぁ(¨)

           

実は…ここだけの話し、

岡田真紀って、なんか…

さち子に似てるんだよね

           

だから、マキちゃんに頼

まれたから様子を見に行

ってるとゆうよりも、 

           

自分から積極的に様子を

見に行ってるんだ。

           

岡田真紀の…特に、横顔

なんて…めちゃくちゃ、

さち子に、そっくりなん

だぁ(´∇`#)〜゜ 

           

《小野寺》二階堂さん!

どうしたんですか?  

顔、真っ赤ですよ!風邪

ですか?(゜゜;)〃 

           

《(¨)二階堂》   

い、いや…なんでもない

です(#><#)焦っ 

           

《小野寺》なら、いいん

ですけど。あ、ミキさん

も、こんばんは(⌒⌒)

今日、この間、頼まれて

たCD持って来ましたよ

           

《(¨)二階堂》   

あ、僕、そっちの席に移

るからさ、小野寺君、 

ここ、どうぞ(⌒。⌒)

           

《小野寺》ぇえ!いいで

すよぉ〜、そうですかぁ

(#^〜^)へへ   

           

(¨)そして、僕は、 

小野寺の連れて来た会社

の人の横の席を、ひとつ

空けて座ったんだ。  

           

《小野寺》あ、そうだ、

二階堂さん、紹介します

           

こちら、会社の先輩で、

僕の教育係でもある、 

東条さんです。   

           

東条さんは、シュガーに

は今日で、3回目なんで

すけど…最初、一緒に来

た時に、すっごい気にい

ってくれて、今日は逆に

誘われちゃいました。

           

(¨)ん?…東条?

ま、まさか…高校時代に

岡田真紀を、いじめてい

た…あの、東条なのか?

           

僕は挨拶をするふりをし

て、じっくりと顔を見た

           

ん、間違いない!   

東条直也だ(`。´)〃

           

でも、やっぱり…イジメ

をするような人には、見

えないんだけどなぁ…。

           

小野寺は、ミキと話しが

盛り上がってるみたいな

ので、僕は東条に、ちょ

っと話しかけてみた。 

           

《(¨)二階堂》

いきなりなんですけど、

東条さんって、僕の友達

に、そっくりなんですよ

           

そいつ、すっごい、かっ

こよくて、イケメンで、

女子達に、めちゃくちゃ

人気あったんですよ! 

           

あれでしょ?東条さんも

高校時代とかって、モテ

モテだったんじゃないで

すか?  

           

《東条直也》いやぁ〜、

僕なんか、高校時代なん

て全然モテませんでした

よ。逆に、好きな女の子

に嫌われてましたから。

           

真紀ちゃんってゆうんで

すけどね。今、思うと…

本当に俺って子供だった

なぁ〜って思いますよ。

           

(¨)え?東条って…、

真紀の事、好きだったん

だぁ(゜゜)あらま…

           

《(¨)二階堂》

どうしてですか?

           

《東条直也》俺の高校は

ね、月に1度だけ、手作

り弁当の日があったんで

すよ。        

           

本当は自分で作ってこな

きゃならないんだけど、

ほとんどは、みんな親に

作ってもらってくるんで

すけどね…      

           

僕の大好きな真紀ちゃん

だけは、家が大金持ちで

お嬢様なのに、ちゃんと

朝早く起きて、自分で、

弁当作ってくるって  

           

女子達が話してるのを聞

いちゃったら、俺…真紀

ちゃんは、一体どんな弁

当作るんだろう?って…

           

もぉ〜、食べたくて、食

べたくてさ…(><)〃

           

昼休みに入る前に、思わ

ず、真紀ちゃんの机の中

から、弁当取り出して食

べちゃったんだ。   

           

いやぁ〜、美味しかった

なぁ〜(⌒∇⌒#)〜゜

           

あ、あとさ…雨の日に、

真紀ちゃんの傘隠してね

           

困ってるとこに、俺が行

って、相合い傘で、一緒

に帰りたいな…なんて、

計画してたんだけど…

           

そこに、ちょうど、担任

の清水先生が通りかかっ

て、真紀ちゃんに、ビニ

ール傘を貸しちゃってさ

           

なんだか、俺のやる事っ

て全部、今ひとつだった

んだよね(>、<)〃 

           

でもさ、あん時、俺のや

ってない事まで、俺のせ

いにされちゃってさ… 

           

何が、ツライって、真紀

ちゃんに誤解されたまん

まなのがツライんだよね

           

だって俺、恥ずかしいけ

ど、今でも、真紀ちゃん

の事、好きだからさ…。

           

でも、この間、ショック

だったなぁ…。    

           

狸小路歩いてたら、男と

歩いてる真紀ちゃんと、

すれ違ったんだ…。  

           

そりゃあ、この歳だから

男くらい居て当然かもし

れないけど…、一緒の男

を見て、びっくりしたよ

           

真紀ちゃん…なんで、 

あんな男と付き合ってん

のかなぁ…(><)〃 

           

ままままま、俺が言うの

も説得力無いけどね…。

           

《(¨)二階堂》   

どうして、あんな男…な

んですか?      

           

《東条》ん、それがね…

すれ違った時、あまりに

も、まともっぽくなって

たんで…最初、気付かな

かったんだけど、相手の

男ってのがね、俺よりも

1コ下の奴で…確か、市

原ってゆう奴なんだよね

           

たまたま、俺の従兄弟が

市原と同じ高校だったん

で、知ってたんだけど…

           

市原は、めっちゃ悪い奴

でさ…カツアゲ、万引き

なんかは当たり前で… 

           

薬はやるわ、女は取っ替

え引っ替えだわ…   

           

レイプまがいな事も、や

ってたらしいんだ。  

           

ままま…昔、悪だった 

からって、今も悪とは限

らないから、決めつけち

ゃダメだけどね(><)

           

でもさ…高校ん時に、 

市原が付き合ってた女っ

てのが、真紀ちゃんの 

親友の女子なんだよね。

           

1度、いちゃつきながら

歩いてたから、なんとな

く、後をつけてみた事が

あるんだけど…ホテルに

入っちゃってさ(゜゜)

びっくりだよ(><)〃

           

にしても…自分の彼氏が

親友の元カレだって、 

真紀ちゃんは、知ってて

付き合ってんのかなぁ?

           

それと、もぅ、ひとつ…

すっごく気になる事があ

るんだ。       

           

実は…真紀ちゃんの机や

ノートに『死ね』とか、

『殺す』って書いた犯人

も、その女子なんだよね

           

ある日さ、おふくろに、

『今日、ジャージ持って

帰って来ないと、永遠に

洗濯してやらない』って

言われてたんで、   

           

俺…学校に、ジャージ忘

れたの思い出して、教室

に取りに戻ったんだ。 

           

中に入ろうとしたら、 

薄暗い教室に誰か居てさ

           

真紀ちゃんの机に何か書

いてるんだ。     

           

見えたのは、横顔だけだ

ったけど、めっちゃ怖い

形相でさ…(><)〃 

           

なんか、俺、怖くてさ…

中に入らずに隠れながら

           

そぉ〜っと見てたんだ。

その女子はさ、誰にも見

られてないと思って、

           

帰り際に、真紀ちゃんの

机に、ツバ吐いて、思い

きり蹴飛ばして帰ってい

ったんだ。      

           

本当に、めっちゃ怖かっ

たんだから(゜゜)〃 

           

靴に、ガビョウを入れた

所は見てないけど…多分

それも、田川の仕業なん

だろうなぁ(><)  

           

《(¨)二階堂》えっ!

田川…?田川って、  

田川じゅん子ですか? 

           

《東条直也》そうです!

           

え?田川じゅん子の事、

知ってるんですか?  

           

もし、少しでも付き合い

があるのなら、田川には

気をつけた方がいいです

よ(><))))

           

性格ってのは、そう簡単

に変わらないですからね

           

それに…あいつは、演技

が上手いですからね… 

怖いですよぉ(゜゜)〃

           

あの時だって…赤のマジ

ックで『死ね』『殺す』

って書いたのは、自分が

やったくせに、みんなの

前で…        

           

《田川じゅん子》

ひどぉ〜い!誰よ、こん

な事、書いたの!   

           

ぁあ〜!わかったっ! 

やったの東条君でしょ!

           

真紀に謝りなさいよっ!

(`△´)〃     

           

《東条》え?お、オレ?

俺、やってねぇし!  

           

《田川じゅん子》じゃあ

誰が、やったのよ!

こんな事するの、あんた

位しか、いないじゃん!

           

《東条・心の声》   

ってか…おめぇだし! 

           

でもね…そこでもし、 

それを言っちゃったら、

真紀ちゃんが、もっと、

ひどいめにあわされそう

で怖くて…言えなかった

んだよね…(>。<) 

           

(¨)僕…真紀ばかりを

見ていて、回りの人達の

様子って…見てなかった

もんなぁ。           

           

すると、急に、胸騒ぎが

したんで、トイレに入る

ふりをして『カシコモ』

のケータイで…市原が今

何をしているのか、画面

に映し出してみた。

           

ん?これ誰だ?市原…?

黒の帽子を深く被って、

黒のサングラスをしてる

から、最初、市原だって

気付かなかったよ!  

           

あれ?この車は、岡田が

プライベートで乗ってい

る車だね…。   

           

今日は、知り合いの、 

ホームパーティーなので

いつもの運転手は居ない

        

プライベートで飲む時の

運転は…いつも、妻の、

すみ子がするんだ。  

        

すみ子は、アルコールが

一滴も飲めないので、 

ちょうどいーんだよね。

        

にしても…市原は残業の

はずなのに…どうして、

こんな、変装までして 

駐車場に居るんだろ? 

           

んん?これ、ヤバイな!

ブレーキが利かなくなる

ように細工してるんだ!

           

え?これって…岡田夫妻

を事故らせようとしてる

んだよね?      

        

ってゆう事は、殺害しょ

うとしてるって事だよね

(゜゜)〃      

        

ヤバイ!急いで、この駐

車場に行かなきゃ!

           

ん、でも、駐車場で市原

と、鉢合わせになるのは

怖いな(><)〃   

           

岡田夫妻のとこに行った

方がいいか(>。<) 

           

僕は、トイレから出て、

あわてて、そのまま店を

飛び出した。     

           

そして、どこでも自転車

で、岡田夫妻の所へ向か

った(><)〃

           

しばらくして、ある豪華

なマンションの、22階

のドアの前に着いた。 

           

僕は衿を正して、チャイ

ムを鳴らした。

           

中では、僕の顔が、イン

ターホンの、テレビに映

し出されている。   

           

《中の住人の中年女性》

あらぁ〜、ちょっとぉ〜

すごい、イケメン君が来

たわよぉ〜!(⌒▽⌒)

           

あら、失礼(><)〃

どなたかしら?

           

《(¨)二階堂》

あ、あの…僕、二階堂と

申します。岡田社長に、

お話がありまして…  

           

《中の住人の中年女性》

岡田さんに、イケメンの

お客さんですよぉ〜!

           

《岡田孝太郎》    

はい、岡田ですが、  

どちら様ですか?

           

《(¨)二階堂》

突然で、すいません… 

僕、二階堂と申します。

実は、真紀さんの婚約者

の市原あつしさんについ

て、お話がありまして。

           

《岡田孝太郎》………

今、開けますから、中に

入って来て下さい。

           

(¨)扉が開くと、そこ

は何処かの、ラウンジの

ように広くて豪華だった

           

上を見上げてみると、 

見た事もないような、 

大きな、シャンデリアが

吊されていた(゜゜)ゞ

           

すると岡田がやって来て

           

《岡田孝太郎》    

初めまして…岡田です。

市原君の話しとは、どう

ゆう事でしょうか?

           

(¨)玄関先なのにも関

わらず、どこかのカフェ

のような、テーブルと 

椅子が置いてあったので

           

僕と岡田は、そこに座っ

て、話しをした。

           

《(¨)二階堂》あのぉ

突然で、大変失礼だとは

思いますが、今日の帰り

は、タクシーで帰って頂

けませんか?     

           

《岡田孝太郎》タクシー

でですか?それは一体…

どうしてですか?

           

《(¨)二階堂》実は…

とても言いづらいんです

が…、岡田社長の車の、

ブレーキが利かないよう

に、細工されてるみたい

なんですよ(><)〃 

           

《岡田孝太郎》市原君の

仕業ですね…。

           

《(¨)二階堂》え?

岡田社長は、知ってたん

ですか?

           

《岡田社長》いや、ブレ

ーキを細工されたのは、

知りませんが、市原君な

ら、やりかねないなと思

いまして…。     

           

実はですね…私は、最初

市原君の事を全面的に信

用してまして、市原君の

事を調べもしないで娘の

婿には、この男しかいな

いなと思ってたんですが

           

私は、まだまだ…人を見

る目がないみたいです…

           

昨日…取引先との会食を

終えて帰る途中の、車の

中で見てしまったんです

           

真紀の親友の、じゅん子

君と市原君が、仲良さそ

うに腕を組んで歩いてい

るのを…。   

           

運転手に言って後をつけ

させたら…愕然としまし

たよっ!あろうことか、

2人は、ホテルに入って

いったんですよ(゜゜)

           

それで今日、市原君の 

昼休みの時間に合わせて

電話をしたんです。  

           

《岡田孝太郎》すまんが

市原君、何も言わずに、

真紀と別れてほしい。

           

《市原》え?別れてほし

いって、どうゆう事です

か?言ってる意味が全く

わかりませんが!   

           

どうして、真紀ちゃんと

別れなきゃならないんで

すか?

           

《岡田孝太郎》どうして

って、それは、君自身が

1番よく知ってるんじゃ

ないのか…!  

           

とにかく、真紀との結婚

は、諦めてくれ!   

           

《市原》真紀ちゃんは、

この事は、知ってるんで

すか?真紀は、何て言っ

てるんですか(`´)〃

           

《岡田孝太郎》真紀には

まだ、話していないよ。

今日か明日にでも、話す

つもりでいるが…。  

           

いいか!とにかく、真紀

には、今後2度と近づく

んじゃないぞ!

           

《市原》フッフッフッ…

ア〜ッハッハハハハ〜!

           

岡田さんよぉ〜!俺様に

そ〜んな口きいちゃって

さぁ〜、あんた…ただで

済むと思うなよなぁ!

           

(;¨)…………   

ん、僕、この場面を後か

ら『カシコモ』の、ケー

タイで見てみたんだけど

           

あまりの、市原の豹変ぶ

りに、びっくりしすぎて

言葉が出なかったよ…。

           

あんな…優しそうで、 

好青年な市原が…まるで

鬼のような顔で(怖っ)

           

なんか、僕…人間不信に

なりそうだよ(‐‐)…

           

それで僕、岡田に今日の

籍を入れるとゆう話しも

したんだ。      

           

ままま、結局、籍は入れ

なかったから、よかった

んだけどね(><)〃 

           

すると岡田は、携帯を取

り出して、真紀に電話を

かけた。  

           

《岡田孝太郎》真紀か?

今、何処に居るんだ?

           

《真紀》うん、今ね…

石田先輩と、お食事して

るの(⌒∇⌒)/

           

でも、どうしたの?  

お父様が、電話してくる

なんて珍しいね!

           

《岡田孝太郎》市原君に

籍を入れて来てほしいと

言われたんだよな?

           

《真紀》そうなの…  

お父様も、お母様も了解

してくれたってゆうし、

           

どうしても、七夕の日に

籍を入れたいって言うか

ら、行ってこようとは思

ったんだけど…、   

           

やっぱり、こんな大切な

事は2人で行きたいなと

思って行かなかったの。

           

それに、北海道の七夕は

来月だし(⌒⌒)

           

明日、言おうと思ってる

の。市原君の事だから、

笑って許してくれると思

うけどね(>。<)  

           

《岡田孝太郎》うんうん

わかったわかった!

           

いいか、真紀…もし、 

市原君から、メールや 

電話がきたら、籍は入れ

たと言っておきなさい!

           

絶対、入れてないなんて

言っちゃ、ダメだよ!

わかったね!

           

それともし、市原君が会

いたいと言っても、今日

は、石田君と別れた後は

           

すぐに、タクシーに乗っ

て、真っすぐに家に帰り

なさい!わかったね。 

           

私達も、もう少ししたら

帰るから。      

           

《真紀》うん、わかった

それじゃあね(⌒。⌒)

           

(¨)ん、岡田は、真紀

に危害が加わらないよう

にしたんだね。

           

今日は…これで、一応は

ひと安心とゆう事で、僕

は何かあった時の為にと

           

岡田に自分の電話番号を

書いた紙を渡して、マン

ションを出たんだ。

           

でもね…僕、マンション

を出た後、市原の事が気

になって…『カシコモ』

のケータイで、市原の 

今現在ボタンを押して、

見てみたんだ。

           

ん?ここは、市原の部屋

かな?        

           

え?じゅ、じゅん子が居

るよ(。。))))) 

           

ふ、2人で、ベットの中

に居るよ(。。;)〃 

           

じゅん子は、タバコを吸

いながら…      

           

《じゅん子》どうだった

上手くいった?誰にも見

られなかったでしょうね

           

《市原》バッチリさ!

これで、明日の新聞には

岡田グループの社長夫妻

事故死って載るんじゃな

いかな!

           

《じゅん子》ところで、

あの、バカ女、ちゃんと

籍入れに行ったんでしょ

うね…。       

           

《市原》だぁ〜いじょう

ぶだって!あいつは、 

俺のゆう事なら、何でも

聞くんだから。

           

《じゅん子》でもさ…、

一応、確認してみたら?

万が一って事があるから

さ。         

           

《市原》めんどくせぇな

まっ、大丈夫だとは思う

けど、かけてみるか!

           

ピッピッピッ……

           

あ、真紀ちゃん、今日は

1人で行かせちゃって、

ごめんね(><)え?今

           

まだ、仕事が終わらなく

てさ…残業中さ。

           

ところで、婚姻届け出し

てきてくれたんだよね?

           

そっか、じゃあ、今日か

ら僕達は、晴れて夫婦な

んだね。よかった!

           

これで、残りの仕事も、

頑張れるよ!     

           

それじゃあね、おやすみ

また明日ね!愛してるよ

(⌒。⌒)      

           

プチ……       

           

ほらね、ちゃんと入れに

行ってるだろ!

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