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コメディショートショート集  作者: 米出 伊織
1/1

役職奮闘

この小説はフィクションですのスレ

1 来たなまた

2 >来たなまた

   沼津平成は奇才だから、どんなのを出してくるか

3 俺は1だけど、今回は、コメディものやるらしいぞ

 入社3年目の「俺」。

 遂に昇進の知らせがきた……!

 ウキウキしながら飲み屋に飛び込み、先輩にそのことを話すと。

 先輩は苦悶の表情で俺をみつめていた。

 あれえーっ、どーしよー!!!

 素っ頓狂な声を――実際はあげてなかったが、あげたことにしておくれ――ウウン、そう、素っ頓狂な声で、俺はオフィスを駆けめぐったさ。

 苦情来たなぁ。あれは。うん。

 しみじみ言っちまった。

 ビールを一杯飲もう。ここらで。そう思って缶ビールを一杯飲んだ。

 誰もいないアパートで。


 一週間経ち、俺に栄転の辞令。もともとのところにほど近い、電車で2駅の場所だった。

 噂の通勤ラッシュってどんなもんだろ、半ば期待の混じった感情。

 通勤ラッシュは5日で慣れた。小学生時代、疲れたとき、ランドセルがずんと重く感じる下校のときに似ていた。

 あれをリアルな感情で毎日思い出させてくれて、嬉しいわ、うん(怒)

 

 それで栄転の場所で、俺は次長代理に任命された。

「鏑木敦夫次長代理」の俺の隣の椅子には「小笠原幸助・岸田徳養・本間興五郎次長代理」の佐久間とか、いろいろおる。

 しかも社内の連絡でも、ルールがきびしい。そのルールを守ると、

「聞いてよ。小笠原・岸田・本間次長代理の佐久間とさ、佐伯・吉永・友一課長代理の渡辺と伊佐がさ~」なんて飲み屋の席でいちいち冷静にならなきゃいけない!!

 コリャ苦痛だ。

 まあすぐ、取締役会で社長がこの規則を撤回したからよかったけど。

 とにかくまあ、そういうわけだから、後輩。

 お前は絶対L保険に入社しちゃだめだぞ。

 生の社員の意見なんだから、大事だぞ。          <完>

49 終わったな

50 あー、今日も面白かった。うっし、スレッド格納すっか

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