役職奮闘
この小説はフィクションですのスレ
1 来たなまた
2 >来たなまた
沼津平成は奇才だから、どんなのを出してくるか
3 俺は1だけど、今回は、コメディものやるらしいぞ
入社3年目の「俺」。
遂に昇進の知らせがきた……!
ウキウキしながら飲み屋に飛び込み、先輩にそのことを話すと。
先輩は苦悶の表情で俺をみつめていた。
あれえーっ、どーしよー!!!
素っ頓狂な声を――実際はあげてなかったが、あげたことにしておくれ――ウウン、そう、素っ頓狂な声で、俺はオフィスを駆けめぐったさ。
苦情来たなぁ。あれは。うん。
しみじみ言っちまった。
ビールを一杯飲もう。ここらで。そう思って缶ビールを一杯飲んだ。
誰もいないアパートで。
一週間経ち、俺に栄転の辞令。もともとのところにほど近い、電車で2駅の場所だった。
噂の通勤ラッシュってどんなもんだろ、半ば期待の混じった感情。
通勤ラッシュは5日で慣れた。小学生時代、疲れたとき、ランドセルがずんと重く感じる下校のときに似ていた。
あれをリアルな感情で毎日思い出させてくれて、嬉しいわ、うん(怒)
それで栄転の場所で、俺は次長代理に任命された。
「鏑木敦夫次長代理」の俺の隣の椅子には「小笠原幸助・岸田徳養・本間興五郎次長代理」の佐久間とか、いろいろおる。
しかも社内の連絡でも、ルールがきびしい。そのルールを守ると、
「聞いてよ。小笠原・岸田・本間次長代理の佐久間とさ、佐伯・吉永・友一課長代理の渡辺と伊佐がさ~」なんて飲み屋の席でいちいち冷静にならなきゃいけない!!
コリャ苦痛だ。
まあすぐ、取締役会で社長がこの規則を撤回したからよかったけど。
とにかくまあ、そういうわけだから、後輩。
お前は絶対L保険に入社しちゃだめだぞ。
生の社員の意見なんだから、大事だぞ。 <完>
49 終わったな
50 あー、今日も面白かった。うっし、スレッド格納すっか