2024プレミア12を終えて
2024年11月24日東京ドーム。
その瞬間、どちらのホームかわからないくらいの大歓声に包まれ、
台湾野球代表が世界一に輝きました。
ライトスタンド側で観戦していた私は、
日本代表の負けた口惜しさと、
アジア地区の野球レベルが上がっていることの嬉しさと、
複雑な気持ちで歓喜する台湾選手を眺めていました。
強かった。
本当に強かった。
フル代表でないとか、
WBCに比べればプレミアはとか、
いろいろ意見もあるかと思いますが、
それでも、
球場で感じたことは『台湾選手団の執念』です。
ぎりぎりのところで勝ち続けることを義務付けられたような日本。
日本に追いつけ追い越せで死に物狂いで戦った台湾。
執念の差が結果に出たと肌で感じました。
台湾野球代表選手並びに監督コーチ関係者の皆様、
台湾を応援されたすべての皆様、世界一おめでとうございます!
さて、お手紙でも書こうかと思いましたが、
多くの方にも私の思いを知ってほしくて、ここでエッセイにしました。
埼玉西武ライオンズ・源田壮亮様。
横浜DeNAベイスターズ・牧秀悟様。
私は昔からG党です。
球場でも幾度となくお二人のプレーは拝見しておりましたが、
特にお二人に、いち野球ファンとしてお伝えしたいことがあります。
代表でないほかの選手は、
オフをゆっくり過ごしたり、ゴルフをしたり、ご家族で団らんしたり、
あるいは自主トレをしたりとそれぞれの時間を過ごす中、
WBCやアジアチャンピオンシップなど、
シーズンの疲れもある中、いつも率先して出場し、
全力でプレーしていただきありがとうございます。
WBCで骨折を押してでも試合に出続けた源田選手。
明るい人柄で毎回代表をけん引してくださる牧選手。
どんな競技、どんな仕事でも、
『日本』という国を代表し、
『日の丸』を背負って戦うことは計り知れない重圧もあると思います。
私は応援することしかできませんが、
お二人のように、『代表』としてグラウンドに立つ姿は、
私の年齢になっても心を震わせ、感動させます。
お二人をはじめ侍JAPAN代表の選手や関係者皆様に心からの感謝と敬意を。
そして、選手の皆様が今後も怪我無く全力でプレーされることを、
それがユニフォームを脱ぐその日まで続くことを祈願しております。
どんなメンバー、
どんな大会であっても、
世界のトップランキングの代表選手たちを相手に準優勝です。
私は胸を張って言えます。
『かつて、世界には通じないかもしれないと思った日本の野球は、本当に強くなった。』
侍JAPANの関係者皆様、本当にお疲れさまでした。
たくさんの感動をありがとうございます。
再び挑戦者となった侍JAPANは、
また、一回りも二回りも強くなって、
WBCはじめ各種国際大会において力を発揮されると信じております。
CMにあった言葉です。
『全力でしか行けない場所へ。』
その場所へまた、連れて行ってください。
選手の皆様が全力でプレーされるように、
私たち野球ファンも全力で応援していきます!