第33話「未来に向かって」
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温かい目で見守っていただけると幸いです<(_ _)>
翌日、カフェは相変わらず多くのお客さんで賑わっていた。リオンとルナもそれぞれの役割をこなし、カフェをしっかりと支えていた。ルナは、最近ではリリィのサポートを通じて接客の自信を少しずつ深めていた。
「ルナ、今日もお客さんに笑顔で接してくれてありがとう。あなたのおかげで、カフェの雰囲気がますます良くなっているわ」
リリィの言葉に、ルナは少し照れくさそうに笑いながら答えた。
「ありがとうございます、リリィさん。まだまだ不安なこともありますけど、少しずつ自信がついてきました」
リリィはそんなルナを見て、彼女の成長を感じ、嬉しく思った。
一方、リオンも厨房で翔太を手伝いながら、スイーツ作りの腕を磨いていた。彼はまだ翔太ほどの技術には達していないが、少しずつ基本を身に付け、時折翔太にアドバイスを求めることも増えていた。
「翔太さん、今日はスポンジケーキを作るとき、もう少し空気を含ませるために混ぜ方を変えてみたんですけど、どうですか?」
リオンの慎重な姿勢に、翔太は微笑みながら彼のケーキを見て頷いた。
「うん、いい感じだよ、リオン。君もだいぶ成長してきたな。この調子で続ければ、もっと自信を持てるようになるはずだ」
翔太の言葉に、リオンは自信を持って頷き、さらに頑張ろうという決意を固めた。
*****
リオンとルナは、翔太とリリィの間に流れる特別な空気に気づき始めていた。二人が日々のカフェの運営を通じて、静かに絆を深めているのを感じ取っていた。
ある日、リオンがふとルナに話しかけた。
「ねえ、ルナ。最近、翔太さんとリリィさん、なんだかすごくいい雰囲気じゃない?」
ルナは少し驚いた顔をして、リオンに答えた。
「そうね……確かに二人の間には何か特別なものがあるかも。お互いを本当に信頼しているし、一緒にいると安心してる感じがするわ」
リオンは少し笑いながら続けた。
「そうだな。なんか二人を見てると、俺たちももっと頑張らなきゃって思うよ。いつか、俺たちもあんなふうにお互いを支え合えるようになれたらいいな」
ルナも頷きながら、二人の関係がこれからどうなっていくのかを心の中で楽しみにしていた。
*****
その日の午後、カフェに新しいお客さんが訪れた。彼は遠方から来た商人で、旅の途中に立ち寄ったという。
「いらっしゃいませ。今日はどんなスイーツがご希望ですか?」
リリィが笑顔で声をかけると、商人は興味深そうにメニューを眺めながら言った。
「実は、こちらのカフェの評判を聞いてね。遠くから来たんだが、何かオススメはあるかい?」
翔太が厨房から顔を出し、少し考えて答えた。
「今日は季節のフルーツを使ったタルトが人気ですよ。甘さと酸味のバランスが絶妙なんです」
商人はその言葉に頷き、タルトを注文した。彼は一口食べると、満足そうに頷きながら言った。
「これは素晴らしいな……こんなに美味しいタルトは、旅の疲れを一気に癒してくれるよ」
その言葉に、翔太は嬉しそうに微笑み、リリィも優しく頷いた。カフェのスイーツがまた一つ、人々に笑顔と癒しを届けた瞬間だった。
*****
その夜、再びカフェの閉店後。翔太はリリィと二人で片付けを終えた後、ふとリリィに声をかけた。
「リリィ、今日も一日ありがとう。君がそばにいてくれると、本当に安心できるんだ」
リリィは少し照れながら、でも優しく微笑んで答えた。
「私も同じよ、翔太。あなたがいるから、私はこのカフェを続けていけるの」
翔太はその言葉に勇気をもらい、思い切ってもう一歩踏み出してみようと決意した。
「リリィ……君は、俺にとって特別な存在だ。いつか、もっとこの気持ちをちゃんと伝えたいと思ってるんだ」
リリィは驚きながらも、心の中でその言葉をじっくりと噛みしめた。二人の間には静かな温かさが広がり、確かな絆が深まっていった。
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