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第十八話 実践訓練(1)

「折角だ、ここはあえて三人同時に相手をしてやろう」

「そんな強者感ムーブをしても、負けた後が恥ずかしいんじゃないのか?」

「まだ私には隠している力がある。負けることはないだろう」

 俺たち三人とガルムが向かい合い、俺たちは武器を構え、ガルムは臨戦態勢に入る。

「では……始め!」

 ロギアさんの合図で闘いが始まると、ガルムはいったん距離を取ってこちらの出方を窺う。

 俺たち三人の中で先陣を切ったのはレイジ。

 槍を構え特攻し、ガルムに襲い掛かる。

 しかしさすがにその単純な攻撃はガルムには通用せず、軽く躱されてしまい、カウンターの爪の攻撃が入るかと思われた、が。

「おおっ?」

「流石にこんなのでやられたりはしないっすよ!」

 レイジは腰に下げてあった剣を抜き、ガルムの攻撃を防いでいた。

 レイジは現在、背中に槍と弓を背負い腰に片手剣と盾、両脚には短剣を装備し、さながらなかなかの重武装状態となっている。

天賦の才(ギフテッド)を活かして、多種多様な種類の武器を使うか……なるほど」

「おいおい、俺を置いて行くなって! てぇええええやぁっ!」

 レイジのおかげで片手も塞がったガルムに、俺は飛び上がって斬りかかる。

「ふんっ、お前の攻撃の癖などとうに見切っている」

 それをまた軽々と躱し、ガルム再び距離を取られた俺たちに対して、今度はガルムが右、左と俺たちの注目を撹乱するように素早いステップで距離を詰める。

「速っ!」

「図体はでかいくせになんだよそのスピード……」

 俺たち二人はどうすることもできないでいるうちに、ガルムとの距離は縮まる。

 そしてアイツの間合いに俺たちが入る直前──

 「ダンッ」と言うような爆破音のすぐ後に、ガルムの足元の地面が爆ける。

 それに反応したガルムはまた距離をとった。

「流石にこれを直接当てるわけにもいかないし、アタシは援護射撃だけにしておくわ」

 後ろを振り返ると、サキが拳銃を構えてガルムの方を見ていた。

 そしてその銃口からは、白い煙がたっている。

「さっ! ガルムさんの動きはアタシが制限するから、二人は思い切って行っちゃって!」

「「ああ!」」

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