【頭お花畑?】増税メガネと取り巻き”だけ”が「昨日より明日が必ず良くなる」日本になってしまった【国民は貧困】
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただき誠にありがとうございます。
今日は岸田増税メガネ氏が6月10日の本会議の答弁で「日本は明日は今日より必ずよくなるという姿を見せたい。これが私の取り組んできた大きな目標だ」と言ったことについて僕なりの意見を述べていこうと思います。
そもそも、「やりたいことは何か?」と言う問いに対して理念的な答えをしている時点で何かがおかしい気がしますけどね(笑)。
質問者:
しかし、全く良くなっている感じはしませんが……。
◇実際に良くなっていない
筆者:
統計的に出てくる日本の「今日」の実情は燦燦たるものばかりです。
25カ月連続実質賃金マイナス
四半期の年間換算GDPマイナス1.8%
個人消費13カ月連続マイナス マイナス0.7%
と経団連の一部の正社員を除きみんなで給料は実質的に下がっています。
また、お金の面だけでなく、幸福度も下がっています。
幸せな日本人の割合は、自民党が政権に復帰してからのこの13年で13%も下がっているというデータもあります。
このような経済的にも精神的にも貧しい状況にあると言えます。
質問者:
岸田首相の政策にも正直疑問のあるものばかりですよね……。
筆者:
ざっと挙げてみても、
LGBT法案で女性は不安な日々
年金減額、社会保障徴収増額
インボイス制度
NTT完全売却
子育て増税、防衛増税
農業安全保障の筈なのに海外にお金を流す
ウクライナには2兆円ばら撒いて、能登半島被災地は依然として放置
政治資金規正法案は問題点を全く改善できず
これだけのことをしでかしてくれています。
プラスになることなんてほんの雀の涙程度です。
ガソリン補助金も元売りに渡すという愚策で、もっと価格を下げることが出来たにもかかわらず、
お仲間にお金を配りたいことを優先してできなかったという実態もあります。
質問者:
肝いりの「定額減税」も酷いですよね……。
筆者:
そもそも税金を取り過ぎているのを返すという話なのに、ドヤ顔で語られても困ります。
また、制度が難解で手続きも複雑。
会計担当者も義務付けのためにミスが許されず、
役所の人も様々なケースの質問に対応に困っているそうです。
正直、「減税した」と言う自己満足よりも4万円一律に給付金の方がマシと言う世界です。
◇定額減税の裏での「負担増」
質問者:
本当に酷すぎますよね……。これで「豊かさを実感」できるわけないです……。
筆者:
1人1日100円とか配れないほどしか日本って豊かじゃないんですか?(笑)
って逆に聞きたいです。
定額減税で給与明細に記載することが「義務付け」とされる一方で、
「隠れ負担増」というのが密かに起こっています。
マネーポスト6月10日の『【定額減税のまやかし】年収500万円3人世帯で試算 物価高騰・増税・社会保険料アップで“減税12万円を上回る13万円の負担増”に』
と言う記事をまとめてみます。
6月から補助金打ち切りなどで起きてしまう密かな負担増は
〇森林環境税導入 年間1人住民税1000円負担増
〇医療費の窓口負担初診時最大219円負担増
〇電気代ガス代の補助打ち切り
値上げ額は標準世帯(月使用量が電気400キロワット時、ガス30立方メートル使用のケース)で電気代は年間約1万6800円、ガス代は約5400円負担増。
〇太陽光発電などの再エネ賦課金の引き上げ標準世帯で年間約1万32円負担増。
〇ガソリン補助金打ち切り
総務省の家計調査の2人以上世帯の年間ガソリン購入量(2022年平均で約431L)で計算すると、補助金打ち切りでガソリン価格が1L=15円上がる場合は年間約6465円の負担増。
〇物価高による負担増
みずほリサーチ&テクノロジーズが今年3月に発表した調査レポート「長引く物価高で家計負担はどうなる?」では、物価上昇による食料、エネルギー、その他の家計の負担増を年収別に試算している。それによると、年収500万~600万円の世帯(平均約2.9人)では2024年度の1年間で7万3290円の負担増と試算。
〇給料が年収500万円のサラリーマン(ボーナス4か月支給)のケースで試算すると、5.17%賃上げになれば、給料が年25万8500円(月額約2万1542円)増える。それによって年金・医療・介護の保険料は合計年3万5856円もアップする。
となっているようです。
後半は給料がアップしているだけマシなのでちょっと考慮から除いておきますが、
それにしたって電気、ガス、ガソリンなどで年4万円負担が増えますからね。
これを正直、明細に明記を義務付けして欲しいですね。
質問者:
『岸田首相「多面的な経済対策講じる」 定額減税に続く総合対策に意欲「手を緩めてはならない」』という記事もあったんですけど、正直言ってこんな政策を続けて欲しくないですね。
筆者:
はっきり言って再分配には失敗していますので、
“何も取らない”という事を実施して欲しいところです。
法人減税や子育て支援など「既にあるところ」に配分してばかりです。
それも返済不要な真水国債でやる分には問題が無いですが、増税してあるところに配分するのは問題外だと言えます。
◇増税メガネさんの頭の中だけのユートピア
質問者:
この状況下で「明日は今日より必ずよくなる」ことを目標にしていることが驚きですね。
筆者:
これは僕の勝手な心理学的な分析ですが、「増税メガネさんの頭の中」では「明日は今日より必ずよくなる」状況なのかもしれません。
質問者:
どういう事なんでしょうか?
筆者:
要はものの捉え方次第で、自民党に対して献金をしてくれる経団連企業の業績、株価は好調です。
また、政治資金問題でライバルの更迭、アメリカ隷従外交で総理大臣としての地位の保全に成功しています。
増税メガネさんの頭の中は「バラ色」状態だと思います。
若しくは、「国民が貧しくなることが、明日がよくなると思っている」という独自の発想をお持ちなのかもしれませんね。
質問者:
……なんだか1国の総理大臣としてそれでいいんですか? って思いますね。
筆者:
こういったポジティブシンキングや独自の発想は1人の個人の中で行っていく分には一向に構わないわけです。
しかし、これを国家で一番権力を持っている総理大臣が現実と乖離している状況判断、政治決定を行っているという事は国にとって大きな損失に繋がっていると僕は考えます。
“自分だけ”が「明日は必ずよくなる」という状況を“国民全員に”当て嵌めているという恐ろしい状況とも言えますからね。
質問者:
それが本当だとしたら本当に次の総選挙がカギになりますね……。
筆者:
これについては今年の年始ぐらいから何回か申し上げていますが、
僕の読みでは拉致被害者を総選挙前に奪還して支持率回復をしてから解散総選挙と憲法改正を狙っていると思っています。
僕も仮に拉致被害者が北朝鮮から戻ってきたら嬉しいですし、
1秒でも早く生きている方全員が戻ってきて欲しいと切に願っています。
しかし、拉致被害者の帰国は仮に全員が返ってこれたとしても
「一つの部門のマイナスがゼロになっただけ」に他ならず、
しかも何十年も放置されてきたという事実は残り続けます。
選挙において自民党に投票することは先ほど挙げた愚策の数々を肯定、さらに促進することに他なりません。
その場の惑わしで、本質の見極めを見失ってはいけないと思います。
質問者:
野党が頼りないのが本当に残念ですよね……。
筆者:
野党も深刻ですが現状を肯定するよりかは良いでしょう。
僕の選挙区でも悲惨な候補者しか出ないことが予想されるんですけど、
「NOを突き付ける」ことが大事だと思います。
という事でここまでご覧いただきありがとうございました。
今回は6月から密かに負担増が始まっていることと、
これだけ悲惨な政策ばかりを展開しているのに「日本は明日は今日より必ずよくなる」と言う目標の下に行動している首相は「頭の中だけバラ色でそれを国民に当て嵌めているだけ」なのではないか? という事をお伝えさせていただきました。
今後もこのような政治経済、マスコミの問題について個人的な解説を行っていきますのでどうぞご覧ください。