284話~
『姉が絶世の美女なので、』の本編283話までを読み終えていない方には、かなりのネタバレになる可能性があります。
284話以降をお読みの方には、安心してお読み頂けます。
それではどうぞ。
●オードゥヴィ公爵家
グラス・レザン・グゼレス(23)
ショコラの婚約者。
侯爵位の剥奪後、実家から勘当され(対外的にそういう体を取っているが、家族との仲が悪くなったわけでは無い)オードゥヴィ公爵家に転がり込む。結婚前という事で、本館ではなく別館暮らし。
現在の正式な身分は貴族ではなく平民。本来は姓も捨てなければならないところだが、父の恩情によりグゼレスを名乗る事を許されている。
●ヴァンロゼ男爵家
サヴァラン・ミュスカ・ヴァンロゼ(20)
男爵。
ショコラの親友。ミルフォイユの夫。
男爵になった場合、通常は一時的であっても新しい姓を貰う事になるが、父から爵位を譲り受ける時期が近いとの理由で特別にヴァンロゼ男爵を名乗る事に。
ミルフォイユ・スリズ・ヴァンロゼ(19)
男爵夫人。
ショコラの親友。サヴァランの妻。
戸籍上は再婚。初婚相手は病床に伏す元伯爵で、完全なる白い結婚だった。
●カーディナル男爵家
シャンティ・カーディナル(24)
男爵。
陸上師団の女性騎士。
元々は男爵令嬢。グゼレス侯爵家からの要望で養子に入り、侯爵家の一員に。その後略式にて、子爵位を得る→平民出身の夫と結婚→男爵位を得る、までを異例の短期間で進めた。更に、男爵家である生家には爵位と姓を国へ返上して貰い、新たにカーディナルの名を賜るという荒業まで使った。
将来的に陸師の次席が約束されている。