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第三百七十六話

とりあえず、ナールムと合流した。


「先輩、これを使えばこの子は彼と通信する事が出来ます」


ってかこれ開発途中の通信用の魔道具では…?

これで通信出来るの?

念話の魔法の再現はかなり難易度が高く失敗しかした事ないってのに。


「良い仕事だ! どうなってるのかは分からんが」


「これ、使い方、知らない」


うん、俺も知りません。

改良されてて最早俺の知っているモノとは違うからさっぱり分からん。

説明書とかは無いのだろうか?


「先輩、残念ながら取説は無いですよ? まず、その道具の使い方より、女の子の取り扱いを覚えましょうね」


グハァッ!

俺の心に対してダイレクトアタック! しかもクリーンヒットと来た!


「ははっ!」


『テイルよ、難儀だな…』


お前らぁ???


「これは、神気を使用して行使するから、先輩か私しかこの場では行使出来ないかと」


「あぁ、なるほどね。 でもどうやって違う世界へ?」


「神界と神界を繋いだ…ってこと。 世界は繋がらなくても、神界なら」


「邪神王のやっていた様な話か…」


「まさにそれの応用ですよ。 一応海蛇王やドーラでも使えると思いますよ。 安定はしないでしょうが」


え、ドーラに至っては今一応神だよね?

なんか扱い可哀想じゃないか…。 いや、俺は人の事言えないが。


「とのことだけど、カリブディスは心の準備は出来たかな?」


「出来てる、余裕」


余裕って…。


「先輩、繋がりましたよ」


『貴殿がテイル殿か?』


「はい、そうですよ」


『我の事は…言わずとも分かるか?』


いや、分かりますとも。

予想していたとはいえすんごいのが出てきちゃったなぁ…。


「ポセイドン様…ですよね」


『はは、流石だな。 だが、様など要らんぞ。 今は対等な存在であろう?』


威厳が違い過ぎないか?

流石は海の神か…。


『む、そちらに居るのはウンディーネか』


「ご無沙汰しております」


『聞いているぞ、テイル殿の母になったのであろう? 宴でも用意してやりたいところだったが致し方ない』


「お心遣い感謝します」


ミザリア母様が丁寧な対応をしている!?


「テイル? 後でお話が」


ごめんなさい、ごめんなさい。

女の人を怒らせてはいけぬ。

おい、どうして皆冷たい視線でこっちを見て来るんだ???


「テイルってホント馬鹿だな。 俺でも分かるぜ」


おい、マックス? てめぇ許さんぞ!

飯抜きにしてやる。

覚悟しておけよ、無駄飯喰らいめ!!!


『我が娘よ、すまなかったな』


「私こそ、ごめんなさい」


『そうか、許して貰えるのか』


どっちも器が広いな。

さてさて、ここからどうなるやら。


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