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第二百二十三話 加勢

昨日更新が反映されていなかったので、本日二本投稿です。

通常通り他サイト様は昨日反映されていた様です。

「さぁ、これで思う存分戦えるけど?」


「二体二で、連携力が違えばどうなるんだろうね? ジンとか言う精霊如きにどう出来るんだろう」


「…何をした」


残念だが一人忘れて居ないか?

ナールムの存在を…。

こいつらの転移を阻害する魔道具に常時魔力を注いで貰っている。

これでこいつらは逃げる事は出来ない。


「さぁ? 何かしてたとしておいそれと言うとでも?」


「テイル君なら言いかねないけどね」


「そればっかりは同意じゃ」


おい狸爺は黙ってろ。


「ジンよ。 どうする…」


「ここでやるしか無くなった。 お前もアレをやれ」


「チッ。 仕方の無い。 来たれ、強者の亡者達よ」


皇帝の周りに急に高位のアンデッドがわらわらと湧き出て来た。

いや、それだけじゃない。

この地域自体に湧いている。 数は数千か…。


「これで我々の数の不利は無くなったがまだ優位を語るか?」


「流石にそれはちょっと難しいかな。 これは流石に骨が折れるよ。 アンデッドだけに」


「テイル君、それは寒いや」


流石に俺とて強いが無敵ではない高位のアンデッドをこれだけ相手にしていればジンや皇帝と戦う前に体力が切れる。

ポーション系で補えばなんとか持つか…。


「貴様らの考えている事がわからんとでも思ったか?」


どういう意味だろうか。


「残念ながらこのアンデッド達には周囲の体力を吸収する様に改良してある。 貴様らは長くは戦えん」


「汚い戦い方だな」


「賢いと言え」


パコォン!

一体のアンデッドが消し飛んだ。


「テイルちゃんの作った魔法銃の威力ホンマえぐいなぁ。 これがただのマジックバレットやとは思えへんわぁ。 てか、これを短期間で量産してくれた錬金術師と鍛冶師に感謝やな! エルフちゃん、竜人ちゃん気張って狙いや! 魔力がある限り打ち放題や!」


ジャービル様があの魔法銃を持ってきたのか。

マジックバレットを凝縮して打ち出すだけのただのガラクタだと思っていたのに…。

と言うかエルフと竜人連れて来たの? どうやってよ…。


「魔法師は全員指定された配置に付け! そのまま詠唱を開始! まずは正面のあの群れている雑魚そうなアンデッドどもだ。 不死と言えども魔石諸共消し炭にすれば蘇らん撃て!!!」


ガイル様が魔法師ギルトと魔法師団を連れてきているな…これは国の要請か?


「マーガレット英雄爵! 雑兵共は我々に任せろ。 君は我が弟子の夫なのだ…。 こんな所で失わせはせん。 安心しろ、街の守りも固めて来てある。 ちなみに、全員…剣は君の所で揃えてあるので付与も完璧だ」


エルスさんが騎士を率いてくれているらしい。 なんとも頼もしい。


「このまま我々は戦場の右翼に突撃する。 決して取り溢すな! 突き進めぇ!」


うぉぉぉぉ! と騎馬で駆けて行く様は迫力満点だ。


「ちっ、せっかく召喚してもこれか!」


「焦るな皇帝。 まだ、あの龍達は起きて居ない。 そろそろ頃合いだ」


「そうか…」


そのやり取りがあった瞬間【嫉妬】と【色欲】の近くに魔素の塊が出来始め、それはだんだんと人の形を成して行く。


「あぁ、やっとですか…。 魔素の身体…ふむ、呪いに最適ですね」


「チッ、魔素で出来てるせいで戦闘に集中しにくいじゃねぇか」


「相変わらずですね邪龍さん」


喋り方が違うが邪龍と呪刻龍だろうか。

と言うか龍なのに人型って…。 人化した状態なのか。


「まずは、賢者さん…深き呪いに堕ちなさい」


「おっと、こいつらが殺されたら胸糞わりぃじゃねぇかよ。 悪食」


見当は付くけれど、一体誰なんだろうか。 と言うか味方と言う認識で良いのか?


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