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第百七十一話 色々寄ってみた

ギルドに戻るとまた視線が集まる。

認識阻害の魔道具でも必要かもしれない…まぁ三賢者連れてるってだけでも相当だし、仕方ないか。


「では、こちらで物件のお取引は完了になります」


「なにからなにまでありがとうございます! 魔剣の方はもう納入ってされてました?」


「えぇ、滞りなく行われていました。 あのレベルだと魔剣って言うレベルじゃ済まないですけどね。 欲しがってきた冒険者も多くかなり殺到したらしいですね。 レシピを公開したからきっと色んな伝説級とは言わずとも魔剣がかなり出回るでしょうね」


戦力の増強には丁度いい。

この技術が引き継がれていけば魔物の脅威は確実に減る。


「あぁ、それと魔法師ギルドの方で少し問題を確認したそうなので一度立ち寄ってみても良いかもしれません」


「ありがとうございます! そうします」


「それはそれとして、冷蔵庫の納入をもう少し増やせませんかね? 他国からも予約が入りはじめまして…」


きっとジャービル様がなんかしたんだろう。


「うちの教え子たちに出来るか聞いてみます」


「助かります。 では本日はありがとうございました」


「こちらこそありがとうございました! また来ますね!」


「お待ちしております」


ギルドを出て魔法師ギルドへと向かい始める。

果物屋に挨拶をして、またいくつか購入する。

ヴァンパイア達って果物食べれるのだろうか?


「あれ? そういえばヴァンパイア達どこいったんだろ?」


「それだったらさっき新しく購入した家に先に向かってもらったぞ」


「なんだ、そうだったのか」


魔法師ギルドが近付いて来たところで、明らかに裏の世界のオニイサンに声を掛けられる。


「英雄さんじゃねぇかよぉ? 俺は王国全体をシマに活動してるマキシマムって言うとこのまぁ幹部みたいなモンだ。 ジャイロって言うんで良ければサインくれねぇか?」


「あ、あの、流石にそういった組織の方と懇意にしてると思われちゃうのはアレだと思うんですけど…」


「あ、まぁ俺達は闇組織だけど国家公認だぜ? 違法な事してる奴らが居たらシメて衛兵とか騎士に突き出すんだ。 あとは祭りとかの出し物とかはウチが結構担当してるぜ?」


それって普通にただの良い奴らでは…。


「テイル、確かにこいつらは良い奴らじゃぞ。 殆どが魔法学院や騎士学院の出じゃから出自もしっかりしとる」


それなら良いのか…?


「ま、まぁサインくらいなら…。 どこに書けば?」


「すまねぇ、紙がねぇからこの服にこのペンで書いてくれねぇか? 皆に自慢できる」


言われた通りにしておく。 まぁマーリン様も言ってたし大丈夫だろう。


「家宝が出来たぜ…! なにかあったら頼ってくれ! マーガレット領に居る奴らにも俺の名前出せば通るからよ!」


「え、えぇ! ではこの辺で!」


それを見ていたのか魔法師ギルドに入ったら皆にサインを求められ、なかなか受付に辿り着けず、受付に着いた頃には満身創痍になっていたのだった。


「あ、マーガレット伯爵! お久しぶりにございます」


「あぁ、一魔法師として来ているから普段の態度で良いよ?」


「ありがとうございます。 あ、ギルドカード預かってもよろしいですか?」


「はい、どうぞ」


あ、俺のギルドカードがへし折られた。 あれって紙とか木じゃないから簡単な力じゃ折れないぞ…?


「お待たせしました。 こちらが新しいギルドカードになります」


またSSSランクじゃねぇか!!!


「それと、少しお話があるので奥の部屋へ皆さんご案内します」


あ、なんか嫌な予感がし始めた。


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