91・エリスのパートナー
今回はヨハン視点のお話ですわ。
次の日、朝食を終えたヨハンは、エリスのパートナーのドラゴンを探すべく、行動をしていた。
「昨日シャロンに別れ際に聞いたけど、エリスって子は大鎌を武器にしているらしいね。という事は、パートナーのドラゴンも大鎌を武器にしているって事だね」
そう考えたヨハンは、とりあえず大鎌を持ったドラゴンを探す事にした。
擦れ違うドラゴン達の武器を確認しながら、建物内をウロウロしながら歩いていると、訓練場へと出た。其処に…
「あっ…」
大勢のドラゴンが居る中で、大鎌を背負った二体のドラゴンを見つけた。
一体は青い模様のあるドラゴンで、もう一体は青い模様のドラゴンより、一回り小さいドラゴンであり、赤い模様が体にあった。二体のドラゴンは双子なのか、模様のデザインも似ていた。
「大鎌を持ったドラゴン…多分あのドラゴンの何方かが、エリスのパートナーだ」
そう結論付けたヨハンは、そのドラゴンと接触を図ってみる事にした。
青い模様のドラゴンは、赤い模様のドラゴンと話していたが、ヨハンが近づいてくるのに気づき、ヨハンの方を向いた。
「…見かけない顔のドラゴンだな? 俺達に何か用か?」
青い模様のドラゴンが、ヨハンに尋ねた。
「僕を知らないって事は、君達は第六チームのドラゴンだね」
「ああ、そうだが…」
「僕はヨハン。第七チームのシャロンって子のパートナーなんだ」
「シャロン…ああ、アイツが言っていた新しい副団長の事か…で、その副団長のパートナーのドラゴンが、何か用か?」
「うん。君達の何方かが、エリスって子のパートナーかな?」
ヨハンが尋ねると、青い模様のドラゴンは、赤い模様のドラゴンと顔を合わせた。そして…
「俺がそのエリスのパートナーだ。名前はラティス」
どうやら青い模様のドラゴン=ラティスがパートナーであった様だ。
「そして私はアティス。ラティスお兄ちゃんの妹で、エリスの姉のレイナのパートナーだよ」
赤い模様のドラゴン=アティスは、レイナのパートナーであった。
「それでエリスに何か用なのか? アイツならまだ任務を受けてないと思うから、人間側の建物に居ると思うけど?」
「君は、エリスが男だって知っているのかい?」
「ああまあな…変わった奴だと思うけど、実力は結構あるぜ!」
自信有り気にラティスは言った。
「そのエリスが、シャロンに一目惚れしたみたいなんだ」
「ああ、エリスが念話で言ってたな…まさか付き合うなって言いに来たのか?」
「いや、エリスのパートナーのドラゴンがどんなドラゴンなのか、気になって探していたんだ。じゃあ僕はこれで。ありがとう」
そう言うとヨハンは、二体に別れを告げてその場を去った。
ラティスとアティス。この二体にはモデルが居ますわ。
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