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83/366

83・シャロンVS双子 3

 中々作品が浮かばない+書く暇が無かったので、大分空いてしまいました。ホンマにすいません。

 更新していないのに、沢山のブックマーク登録おおきに

レイナとエリスはシャロンに接近すると、手前で二手に分かれた。その内レイナの方がシャロンに向かってきた。

 レイナはシャロンに向かって大鎌を振るってきた。シャロンは白風でそれをガードする。その時シャロンは、背後から魔力を感じて、ガードしたまま後ろを振り返った。すると其処にはエリスが居て、魔法を発動させようとしていた。

「この感じ…風魔法か?」

 シャロンは魔力の感じから、エリスが風魔法を使おうとしているのが分かった。一方シャロンと武器をぶつけ合っているレイナは驚いていた。

『彼女…アタシと武器の打ち合いをやっているのに、エリスの魔法を察知する余裕を見せるなんて…くっ』

 レイナは憤りを感じ、シャロンの白風を打ち払った。それと同時にレイナは身を引いた。

『旋風の疾走』

 その時エリスが風魔法を発動させて、シャロンへと放った。しかしシャロンは動揺もせずにエリスの放った『旋風の疾走』に手を向けた。

『旋風の疾走』

 エリスが放った魔法と同じ魔法を放った。但しこちらの魔力は桁違いであった。

シャロンの発動させた『旋風の疾走』は、エリスの発動させた『旋風の疾走』より大きい為、エリスの方の魔法を呑み込み、そのままエリスに向かっていった。

「くっ…」

 咄嗟にエリスは高くジャンプをして、『旋風の疾走』を回避した。回避された『旋風の疾走』は、そのまま訓練場の壁に当たり、粉々に粉砕した。

「……」

 その光景を見て、エリスは絶句した。

「エリス!」

「!」

 レイナに呼ばれて、エリスは一旦着地をした後、再び跳躍してレイナの隣に立った。

「大丈夫ですか姉上。回復は必要ですか?」

 レイナに尋ねるエリス。

「大丈夫よ。それよりシャロンに警戒して! 彼女並みの強さじゃない」

「分かってます。さっきの魔法…私と同じ魔法なのに、込められていた魔力が桁違いでした」

 二人はシャロンへの警戒を強めた。

「エリス。何時もの戦術じゃシャロンには勝てない…だから、エリスの得意な魔法での戦法で行くわよ」

「ええ!? でもあの戦術はまだ構成段階では…」

「でもやるしかないわよ。シャロンに勝つなら…」

「…分かりました」

 そう言うとエリスは、レイナの前へと立った。シャロンは白風を構えて待ち構える。

『風神の防壁』


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