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56・ドラグノフを作ろう

 今回は急ぎで書いたために、少々アバウトですが、楽しんで見て下さいな。

 それから一か月間、シャロンは仲間達と様々な任務を行った。

 前回の様にゴブリンを退治したり、コボルトの魔物を退治したりする任務もあったが、大体はエルセラの街中の任務が多かった。主に街中の掃除や買い物の代行、赤ん坊の子守り等も行った。

 なかにはお店の手伝いとかもあり、接客等の仕事も行った…ただ…普通の喫茶店等の接客なら、シャロンは特に問題は無かったが、ある店ではメイドの格好をさせられた。

 当初中身は男性のシャロンはメイド服を嫌がったが、任務の為渋々着て仕事をしたのであった。

 そんなこんなで、様々な任務をこなしていく内に一ヵ月が経過し、ある日がやって来た。それは…

「今日は給料日だ~」

 朝の食堂で、ジャンがテンションの高い声を上げた。

「ジャンは給料日が来ると、テンションが上がるね…そういえば、シャロンは何を買うの?」

「う? ほれ(俺)ぇ?」

 パンを口に咥えたまま、シャロンはポールの言葉に反応した。シャロンはパンの飲み込んで、此処に来る前に支給された給料をの使い道を考えた。

『そういえば、『銃器作成能力』のスキルで必要な物を集めていなかったな…それでも集めるか』

 そう思いつくとシャロンは、食べていた食器を片付け始めた。

「どうしたのシャロン」

 突然のシャロンの行動に、ポールが尋ねた。

「ちょっと用事を思いついてな…今日は任務も無いし、俺ちょっと一人で行動するわ。じゃあな」

 そう言うとシャロンは、食器を持って返し口の所に持っていき、軽快な足取りで食堂を出て行った。


※         ※


 一人自室に戻ったシャロンは、早速スキルを発動させてみた。


 ドラグノフ狙撃銃


 AK47


 S&W M29


 前日表示された、三つの銃器が再びウィンドゥに表示された。

「先ずは…ドラグノフを作ろうか…名前がドラゴンに似てて俺が好きな銃だしな…ヨンの話では銃の選択すると、必要な素材が表示されるらしいな」

 シャロンはウィンドゥのドラグノフを選択した。すると素材が表示された。


 鉄製の棒×1


 木材×2


 鉄鉱石×3


 遠眼鏡×1


 革製のベルト×1


 シャロンは表示された素材を、部屋にあった紙に記載した。

「ヨン。素材は分かったけど、これ等は全てエルセラで手に入るのか?」

『鍛冶屋や道具屋を巡れば、手に入ります』

「よし、じゃあヨン、売っている所へ案内頼む」

『分かりました』

 シャロンは素材を手に入れる為に、街へと出た。


※       ※


 手に入れるのが難しいかと思えた素材は、思いのほか簡単に手に入った。

『鉄製の棒』と『鉄鉱石』は鍛冶屋で手に入れる事が出来た。しかもタダで。最初給料から払おうとしたシャロンだったが、前日の任務で仕事を手伝ってくれたお礼だという事で、タダで譲り受けたのだった。

 次に『木材』だったが、此れは大工の人から不要な木材だという事で譲り受けた。

 最後は『遠眼鏡』と『革製のベルト』だったが、此れは道具屋で手に入れる事が出来た。幸いにも給料で買える金額だった為、シャロンは迷いなく購入した。

 これで全ての素材が揃ったのであった。


※       ※


 その後シャロンはヨハンと合流し、エルセラから離れた草原に居た。

「シャロン。此処なら作成しても問題ないよ」

 此処まで運んでくれたヨハンが言った。

「ありがとうヨハン。さ~て、ドラグノフを作りますか」

 シャロンはユニークスキル・『銃器作成能力』を発動し、ドラグノフを選択した。

『『鉄製の棒×1』『木材×2』『鉄鉱石×3』『遠眼鏡×1』『革製のベルト×1』で、ドラグノフ狙撃銃を作成しますか? YES NO』

と表示されて、シャロンは迷うことなく『YES』を選択した。すると集めた素材が空中に浮かび、それらの素材が回転しながら一か所に固まっていった。そして…


 ボンッ!!!  ドサッ…


 爆発音共に素材は煙に包まれ、ソレは草の上に落ちた。

「出来た…ドラグノフだ…」

 シャロンが手に取ったそれは、完成したドラグノフ狙撃銃であった。


 完成したドラグノフ…一体どれだけの威力があるのか…

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