表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/366

4・神さまからの贈り物

 またもや、『黒猫の騎士』と被りますわ。

 絶叫してから一分後、祐二は落ち着きを取戻し、神に対して文句を募る。

「あの神! 何が『お楽しみ』だ!? 人の性別を勝手に変えやがって! 返せ俺の息子を!!!! 元に戻せぇぇぇ!!!」

と、大声で叫ぶが、当然ながら返答など無かった。

「ああぁ…何が間違ったんだ? ドラゴンに釣られて異世界転生なんか選んだからか? それとも家族を庇って車にはねられた事か…どっちにしても現状は変わらないか…」

 なんて呟きながら、木に寄り掛かり、木々の間から見える空を見上げる祐二。すると、木々の間から黒い点が見えた。

「?」

 祐二には何だか分からなかった。


 ヒュウウウウウウ!!!!!


「…げっ!?」

 少しずつ大きくなる黒い点の正体に気付き、慌ててその場から逃げ出した。


 ドォオオオオオンンンン!!!


 数秒前まで祐二が居た場所に、黒い箱が落ちてきた。其れには『神から』という紙が貼り付けられていた。

「殺す気か!?」

 落ちてきた箱の紙を引き剥がしながら、祐二は文句を言う。

「アイツ神は神でも、邪神とかの類じゃないか…? とりあえず箱の中身を見て見るか」

 祐二は落ちてきた箱を開けてみる事にした。

「何だ…銃とペンダント?」

 その中には、ホルスターに入った一丁の大型拳銃と、水晶の様なペンダントが入っていた。それともう一つ手紙らしき紙もあった。祐二は手紙を読んでみる事にした。

『やあ杉村 祐二君。新しい体はどうかな? 結構気に入ってくれたかな(笑)』

「笑えるか!!!」

 手紙を破きたい衝動に襲われたが、重要な事が書いてあると思い、踏みとどまって続きを読む。

『まあ冗談はさておき。丸腰の君に武器として、大型拳銃を送ろう。これで自分の身を守ってほしい』

 祐二は手紙と一緒に入っていた、大型拳銃を見た。

『それと一緒に入っているペンダントは、アイテムボックスだけど、ラノベ読んでいる君には説明は不要だね』

「アイテムボックスか…大抵は腕輪とか袋とかだけど、ペンダント型か…」

 ペンダント‐アイテムボックス‐を手に取って眺める祐二。

『それから、君のステータスは君が思い浮かべると、ウィンドゥとして現れるから、自分だけ見たい時や他人に見せたい時は、任意で決められるから。勿論さっき言ったとおり、君には俗に言うチートを設定させてもらったから』

「チートね…とりあえず後で確認してみるか」

『最後に、この世界は君の欲望…もとい、願望であるドラゴンが存在していて、竜騎士も存在しているから、どうするかは自分で決めてね。それじゃあね~』

と、最後は軽い感じで終わった手紙であった。

「…まっ、折角ドラゴンが存在するだから、俺も楽しまないとな」

 そう言うと祐二は、大型拳銃の入ったホルスターを腰に着けて、首からアイテムボックスを下げて、装備を整えたのであった。


 感想・ブックマーク・ポイント評価・誤字報告等がありましたら、何でもどうぞ。ほな

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作を投稿しましたのと、リンクの貼り付けに成功したので、良かったらどうぞ♪  青き竜の花嫁
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ