39・五人の魔法 1
三日ぶりの投稿ですわ。
街の掃除は昼頃には終わり、シャロン達五人は騎士団の城へと戻ってきた。今日の任務は終わった場合、その後の時間は自由に過ごすのが、この騎士団のルールであった。
軽めの昼食を取った後、シャロンはポール達に尋ねた。
「これからどうする? 午後は自由なんだろ?」
「それなんだけど、皆で魔法の訓練しない?」
と、ポールが提案した。
「そういえば、最近は武器の訓練ばかりで、魔法の訓練はしてないな…」
トーマスが呟いた。
「シャロンは魔法使えるんでしょ? ドラゴンと契約したから」
ポールに言われて、シャロンは言葉を詰まらせる。そして思い出すのは、初めて一度度だけ魔法を使った時であった。
「『ヤバいな…俺が使った魔法ってかなり威力があったよな…いやでも俺が使ったの、項目の三つ目の魔法だったな…だったら最初の魔法を使えば良いか』…ああ、使えるぞ」
「じゃあさ、これから僕らの魔法も見せるから、シャロンも見せてくれない? 皆も構わないよね?」
ポールが他の三人に尋ねると、ОKの合図をもらった。
「じゃあ訓練場に行こうよ!」
ポールがシャロン達を連れ立って、歩き始めた。
※ ※
一方此方はヨハン達ドラゴン組。ドラゴン組の方も任務を行っていた。但しそれはシャロン達と同じ様な仕事だった。要するにシャロン達の規模を大きくしただけであった。
「んっ? シャロン…」
ミリア達と歩いていると、離れた場所でシャロンが四人の少年少女と共に歩いているのが見えた。
「? あの青銀の髪の少女…あれが其方のパートナーか?」
ミリアが言った。
「うん。一緒に居るのは、君達のパートナー?」
「ああそうだぜ」
バージルが答えた。
「揃いも揃って、何処に行くんでしょう?」
ビンセントが呟いた。
「あの方向は、魔法の訓練場だよ。リリア達は魔法の訓練をするみたい」
レミアが答えた。
「…じゃあシャロン達は魔法の訓練をするのか」
「ヨハン君はどんな魔法を使うの?」
レミアがヨハンに聞いてきた。
「僕は風魔法…だからシャロンも風魔法を使うんだけど…」
ヨハンの脳裏に思い出されるのは、やはりシャロンが魔法を使った時であった。
『シャロンまさか…あの時みたいな事をするのかな…?』
ヨハンの心に一抹の不安が過った。
「悪いけど皆、僕シャロンの魔法の様子を見に行きたいんだけど…」
「…なら、我々と共に行けば良いのではないか? 私もシャロンという娘の魔法がどれくらいか気になるな」
ミリアに言われて、ヨハンは少々困った様子を見せたが、此処で断ったら不信に思われると考え、拒絶しなかった。
「…僕は構わないけど…他の皆は?」
ヨハンが尋ねると、他のドラゴン達も同意した。
「…分かった。じゃあシャロン達に付いて行こう」
ヨハンは了解し、シャロンの後を付いて行くことにした。念の為に念話で会話してみる事にした。
半端な所で終わってすんません。
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