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353/366

353・竜騎士団長VSオーク・キング 4

 久しぶりにあのキャラ登場や! そしてあの武器も…。

 『蒼の瞳の騎士 紅の瞳の姫君』もよろしゅう頼みます♪

 『蒼の瞳の騎士 紅の瞳の姫君』は、考えた末にコンテスト参加は今回は見送る事になりましたわぁ。

「らぁ!」

 シャロンの拳が、オーク・キングの腹部にめり込んだ。しかし拳から伝わる感触に、シャロンは手ごたえが無いと判断し、一旦後ろへと退がった。

「脂肪の塊だから、あんまり効かないか?」

『オーク・キングの腹部は防御力が高いです。まだマスターは完全に力を使いこなしていないので、あまりダメージが与えられません』

 世界の知識であるヨンが、シャロンの今の『竜の力Lv2』の力不足を指摘する。

「マジか…結構ヨハンと修行をしているんだけどなぁ…」

『今のマスターの力なら、腕や足を狙う事をおススメします』

「よし分かった!」

 ヨンからのアドバイスを貰い、シャロンは再びオークへと向かう。

「ルーン。攻撃のタイミングの感知を頼むぞ!」

「キュイ!」

 ルーンに感知を頼み、シャロンは攻撃の為に力を溜める。

「ブォオオオ!!!」

 オーク・キングが雄叫びを上げた。

「キュイイ!!!」

「!?」

 ルーンの合図を貰い、シャロンは自分に降りかかる、オーク・キングの腕を見た。そして急ブレーキをかけるかの如く足を止めて、オーク・キングの腕に向かって拳を叩き付けた。


 グシャアアア!!!


「ガァアアア!!!」

 何かが潰れる様な音と共に、オーク・キングの腕はありえない形にへし折れ、オーク・キングは絶叫の雄叫びを上げた。

 オーク・キングは激痛のあまり膝を着いた。そこをシャロンは見逃さなかった。

「っしぃ!!!」

 地に着いた膝に更に拳を叩き込んだ。それによりオーク・キングは更なる雄叫びを上げて、とうとううつ伏せに倒れ込んだ。

「……」

 シャロンはオーク・キングの頭の方に移動すると、腰からある物を取り出した。それは今日シャロンが完成させた新型回転式拳銃・ホワイト・ドラゴンであった。

「せめてもの情けだ…即死させるからな」

 シャロンは驚くほど穏やかな声でオーク・キングに告げた。オーク・キングが顔を上げてシャロンを見ると、シャロンはゆっくりとホワイト・ドラゴンを銃口を、オーク・キングへと向けた。

 シャロンは己の魔力を、ホワイト・ドラゴンへと流した。此れは昼間にはやらなかった事であり、昼間は魔力を使わずに射撃を行った。だが今度は魔力を込めて射撃を行う。魔力無しであれだけの威力を誇ったホワイト・ドラゴン。魔力を込めた上で何処迄の威力になるか、シャロンでも推測不能であった。

「じゃあな…オーク・キング」

 最後にオーク・キングに別れの言葉をかけ、シャロンはホワイト・ドラゴンの引き金を引いた。


 ガァウウウンンンン!!!!!


 それは爆音とも言える程の音であった。ホワイト・ドラゴンから放たれた魔力を込めた弾丸は、爆音と共にオーク・キングにへと向かい、着弾と共に大量の硝煙が舞い上がり、オーク・キングの姿を搔き消した。やがて硝煙が晴れると其処には、オーク・キングらしい肉片が散らばり、丁度真ん中の辺りを何かが通過した様に開けられ、それはキャンプを超えて遥か遠くまで向かっていく様になっていた。

「…通常弾薬でもこの威力…これは強化弾は使えないな…」

 あまりの光景に、シャロンは苦笑しながら、ホワイト・ドラゴンをホルスターへとしまったであった。


 今回でオーク・キングとのバトル終了や! そろそろこの長い戦いも終わらせんとな…。

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