346・救援砲撃銃撃
久しぶりの投稿なんですが…めっちゃ短いでですわぁ!
ホンマに堪忍な…次はもう少し長く書ける様に頑張りますんで…(苦笑)。
ダダダ…
「ぐわぁ!?」
八九式小銃から放たれる弾薬が、盗賊を撃ち抜き絶命させる。
「……」
先程アベルと行動を共にしていた、渡瀬陸士長は、二人の仲間と共に盗賊と交戦していた。当初は六人の自衛官と戦っていたが、その内の四人は躯として倒れている。
「……」
残り一つのマガジンを装填しながら、渡瀬は盗賊達の方を見る。盗賊はまだ十人程残っている。
渡瀬は二人の自衛官を見るが、二人共弾切れの様で首を横に振る。
多勢に無勢…渡瀬は敗北と死を感じた時だった…。
ドォンンンンン!!!!!
「!?」
盗賊の半分が、突如発生した謎の爆発により吹き飛ばされた。
「#$?¥*!?」
生き残った盗賊は何かを叫んで周りを見回した時…
ダダダダダダ!!!!!
無数の銃声と共に、弾の雨が盗賊達に降り注ぎ、生き残っていた盗賊達は次々と絶命していった。
「……」
突然の事に茫然とする渡瀬。其処に共に生き残っていた自衛官が話しかける。
「渡瀬陸士長。今のはもしや味方からの援護では?」
その言葉に、渡瀬が何かを返そうとした時…
「♧#$? ‘*&%$#!?」
あの謎の言葉と共に、大きな筒の様な物を持った少年が現れた。その姿は先程会った、アベルという竜騎士の少年と似ていたので、一瞬彼ではないかと渡瀬は思ったが、話している言葉と容姿が違う事から、すぐに別人だと気付いた。
「そりゃカールグスタフって武器だ…J(自衛隊)は確か『84mm無反動砲』って呼んでいたか?」
そう言いながら現れたのは、今度こそアベルだった。その両手には八九式小銃が握られていた。
「おぉ、渡瀬! 生きてたか!」
自分の存在に気付き、アベルが声をかけてきた。
助けられた事に安堵する渡瀬だが、同時にこう思った。
『…なぜ彼はカールグスタフを知っていて…それを我々は『84mm無反動砲』と呼んでいる事を知っていて…自衛隊を『J』と訳すと知っているんだ…?』
次回はアベル達視点で。
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