332・ヨハンの目的
久しぶりの投稿や♪ でも短い…。 ハーメルンにて、ガメラの二次創作を書いていたので、暫く書けませんでしたわぁ。良かったらそっちも見て下さいなぁ♪ ペンネームは同じなので。
キンッ!
金属音を立てながら、ヨハンは蒼銀を鞘にしまう。そしてテントに居るシャロンの国の兵士・自衛隊を見下ろす。自衛官達はヨハンを警戒している。
「『彼らがシャロンの生まれ故郷の兵士…いや、兵士じゃないんだよね…嘗ては居たみたいだけど…兎に角、シャロンの素性は教えない様にして、警戒を解かないとね…』初めまして、僕はヨハン。エルセラ竜騎士団所属のドラゴンです」
相手を警戒させない様に、ヨハンは穏やかな表情と口調で、自衛官達に挨拶をした。
ヨハンの挨拶を聞いた鹿賀達は、驚いた表情を浮かべた。
「あのドラゴン…日本語が話せるのか?」
「鹿賀一佐…先程部下からの情報では、最初に現れた紫のドラゴンは、日本語を話していた様ですが、赤と白のドラゴンは、女の子の竜騎士同様、聞いた事が無い言葉で話していた様です…どうやら竜騎士達同様に、言葉が通じるドラゴンも居るかと…」
「それ以前に、ドラゴンが人間の言葉を話しているのが、最も驚くがな…」
生瀬の言葉に鹿賀はそう返した。
『紫のドラゴンと赤と白のドラゴン…ゲイルとアティスだね…二人は大丈夫かな…ラティスがとても心配していたし…』
先に来ている筈の仲間達を気にするヨハン。すると鹿賀がテントから出てきて、ヨハンを見上げる。その後ろでは生瀬が拳銃を両手に持ちながら付いてくる。
「失礼。私は陸上自衛隊の鹿賀一佐。この部隊の指揮官だ。ヨハン…といったかな? 貴方はアベルという竜騎士と同じ組織に身を置いている様だが…?」
「そうですよ。僕は其処の所属しているドラゴンなんで」
鹿賀の質問に、愛想良く答えるヨハン。
「それは分かったのだが…どうして我々を助けに?」
「…シャロンの…僕のパートナーの頼みで。貴方方を助けて欲しいと…」
「シャロン…? 貴方の竜騎士かな…?」
「はい!」
「それは有り難い。まだこのキャンプ内に、部下が大勢居て、襲われている。だから部下を助けて欲しい」
鹿賀の懇願に、ヨハンは笑顔で答える。
「大丈夫ですよ。今頃僕の仲間が助けている筈です。皆凄く強いので…」
ヨハンは共に救援に駆け付けた仲間に、思いをはせる。
出来れば年内にもう一回投稿したい。
次はテンション馬鹿×2の登場ですわぁ♪
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