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2・転生

「…っほー…やっほー。聞こえるかな?」

「!? 誰だ…?」

 少女の様な声が聞こえて、祐二の意識が覚醒していく。すると目の前に白のワンピースを着た少女が、白い空間に立っていた。

「おおっ! 目が覚めたね…といっても、今の君には眼なんて無いけどね…」

「どういう事だ?」

 祐二が尋ねる。

「だって今の君、体無いもの」

「はっ?…あれ?」

 確かに体は無く、強いて言えば代わりに丸い球体の様な物があった。

「その球は今の君の仮初の体ね…ところで君は此処に来る前の事を覚えている?」

 少女に尋ねられて、祐二は思い出す。

「えっと…会社帰りにラノベを読みながら、信号の横断歩道を渡っていたら、車が突っ込んできて…! あの家族はどうした?」

「大丈夫だよ。君が助けたおかけで無事だから」

「そっか…」

 とりあえず安心すると共に、祐二は自分の状況を確認する。

「俺…死んだんだよな?」

 すると少女は、少し悲しげに言った。

「うん。残念だけど…」

「そっか…ところで君は誰なんだ?」

「私? 神様! と言っても、君の世界の神様じゃないんだけどね」

「か、神様!?」

 自分より年下の姿の少女が神様である事に、祐二はとても驚いた。

「まあ外見は兎も角、私は本当に神様だよ。さてここから本題だけど、家族を助けた君にご褒美を上げようと思う」

「ご褒美? 何だソレ?」

 祐二が尋ねる。

「君に異世界転生をしてもらおうと思う。勿論チート付きで」

「異世界転生!? 俺が?」

「流石にラノベとかを読んでいるから、理解が早いね。更に君にとっては良い話だよ…何故なら…これから行く世界には、君の大好きなドラゴンが居るからね」

「マジ!? 本物のドラゴンが居るのか!?」

「そうだよ。君の世界の神様から頼まれて、君をその世界に転生させようと思うんだけど、どうかな?」

「行く!」

「決めるの早っ!? まあじゃあ君をその世界に送るね。着いたら基本知識も頭の中に入っているから。あと着いた時スカイダイビング状態(パラシュート付き)だから…あとあと容姿は着いてからのお楽しみにね♪」

「ちょっと待て、最後の二つは何」

「じゃあ行ってらっしゃい!」

 祐二の言葉を遮って、神と名乗る少女は祐二を異世界へと転送した。



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