179・ボス達との戦闘 6
またまた短いですわ…。なかなか進まない…。
ガチムチは鋭い爪がある手を振るい、ヨハンに攻撃を仕掛けた。ヨハンはその攻撃を軽々と回避していった。
「…その程度の速さじゃ、僕には当たらないよ」
「ガァアア!!!」
余裕で言葉を述べるヨハンに、ガチムチは更に怒りをヒートアップさせる。
ガチムチは更に攻撃を激しくするが、ヨハンは顔色一つ変えずに避ける。
「……」
するとヨハンは、抜き身にしていた蒼銀を、鞘にしまった。
「?…」
「悪いけど…君の強さでは、この刀を使う訳にはいかない…」
そうヨハンが落ち着いた口調で言うと、ガチムチは更に激怒し、ヨハンに激しい攻撃をしてきた。
しかしヨハンは、全く動揺せずにバックステップを決めながら、攻撃を回避した。そしてガチムチが大振りの攻撃をして外した時、ヨハンは素早く右手を突き出した。
バキッ!!!
突き出された右手は、ガチムチの顔面を捉えた。殴られたガチムチは悲鳴を上げながら倒れた。
※ ※
「…やっぱりヨハンは、格好良いな…」
ヨハンの戦う姿に見惚れるシャロン。
「オイィィィ!!! こっち見ろ!」
ボスが怒号を上げると、シャロンは不満そうな表情をボスに向けた。
「何だよ…恋人…いや恋竜が戦っている所を見ていたのに…」
「何、訳の分かんねぇ事言ってやがる!」
ボスは更にヒートを上げるが、シャロンは至って冷静である。
「…そんなに喚くなって…お前の相手は…」
シャロンはゆっくりと白風を構える。
「この俺がやってやるからよ!」
シャロンがそう言うと、ボスは武器を構えて突っ込んで来た。
ヨハン、カッコいいですわ…。
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