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0.100年前からの手紙

※あらすじ欄の注意書きを一読のうえ、お読みいただければ幸いです

 この手記を発表する頃、私はこの世にいないでしょう。

 だからこそ、誰か一人でもこの文章が目に止まったのなら、世界に伝えてください。手遅れになる前に……。


 これは作り話ではありません。

 これは遠い過去ではありません。

 これは全て、私が見た悪夢です。


 過去に向き合ってください。

 過去を忘れないでください。

 そして、私を、忘れないで……


 たとえ悪魔と呼ばれても、私は、あなたを愛したのだと、

 どうか、どうか忘れないで、愛しの──




 ***




 父の書斎から見つかったのは、最後が掠れて読めない手記だった。


 2045.12.22 Irene Leonard


 掠れた日付と、見覚えのない名前。……アイリーン・レナード。

 記憶の中で、カチリと歯車が回った気がした。

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