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二回目のパーティーは宿敵ばかり

結局夜まで王宮に居させられ、このあとの夜会にでなければならないとは。

貴族でもないものが、こんなところにいたら痛い目で見られるのはわかっていることなのに。貴族だったのは昔の話なんだから、公爵殿も王子殿下も王女殿下も無理に私を引きずり込まなくも良いのに…


壁の花になって中央でクルクルまわる紳士淑女の皆さんを見物すること約一時間。暇をもて余してる。


暇だ!こんな無駄な時間、どうしてくれよう!

と心の中なら良いよねと王様一家+1を罵っていると不意に私の前に立ち止まった男がいた。


「お久し振りですな。アリス殿。」

妙に男性にしては伸長低めでやや太り気味のこの人は…

「両親の葬式以来ですかね。モードレー男爵。」

母がかつて雇われていた家の当主、オーム・モードレー男爵。

そもそもこいつの領地から良い噂はなく、むしろ人身売買だの、あれやこれやその他もろもろ色々ありすぎで、こいつの中身は真っ黒だ。だけど確定した証拠がないため、捕まっていない。もう10年以上前から今までずっとだ。本当に王宮はどうなっていることやら、あきれてしまう。こいつの領地は確か最近紅茶の販売で有名になっている。が、どうせこれは表向きだろう。裏で何をしているのかはっきりわかっていない。


紅茶の販売は良いイメージをアピールしたいがために行っているだけだろう。


私の両親の葬式にも参列していたが、私はこいつが大っ嫌いだ。あのときよりかは少し痩せたのか、輪郭は変わったが、あのジメジメ、ねっとりした視線は今も健在だ。大変気持ち悪くて見ていられないが。

「私に何か御用でも。」

小娘だからって嘗めるんじゃないよ。


睨み付けるようにモードレー男爵に視線をむけた。

私はまだこいつを許した訳ではない。


何故なら私の両親が死んだ原因かも知れないからだ。おまけにこいつは私の母に傷を負わせた者。許せる訳がない。



「おお、そんなに睨まないでくれないか。なに、君を傷つける訳ではないのだから。」

大袈裟に両手を広げながら、まるで役者が自分に陶酔しているかのように私に語りかける。うさん臭い仕草にイライラするが、一々反応したらこっちがつかれてしまう。



私としては一刻も早く戸々から立ち去りたい。っていうか公爵はどうした!カールのアホは。

もう心のなかでは敬称つけることすらつけるのも腹立たしいから呼び捨てで言う。


なんだか夜会に出て良い思い出は一つも無いなんて悲しすぎるわー。一応乙女の夢といっても過言ではないのにね。



まだ編集がたりていないので、かなり拙いです。

すみません

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