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閑話 使用人達の愚痴 クロウェルから

時は少し遡りて、アリス様が夜会に出席されて家にいないころ。クロウェルの様子というと……


自室に籠っていた。嘗ての好の部下たちからのとある報告書を呼んでいた。しかし、考えていることは報告書とは全くの別物であった。




さて。今頃我等が当主アリス様は夜会真っ只中でしょうか。久しぶりの夜会に粗相していないか心配ではありますが、ルーエ君がが一緒にいるからどうにかなるでしょう。


何故そんなことを知っているかは暫し秘密にしておきます。まあそのうちばれるでしょうが。


それにしても。

アリス様は少々癖の強いお方。自分が気に入らなければ、正論を次々と並べて相手をへし折る勢いで捲し立てられます。

気に入らないというのは、理不尽なこととか不平等なこととか、後は証拠もないことを根掘り葉掘り言われることですね。


自分の我儘で相手に辛く当たることはありませんが、余りにも正義感が強くて、反することをされると口が悪くなります。


お陰さまで社交界では友人と呼べる方が殆どおりません。これからは人脈などのコネはある程度必要ですのに。


今日はそのようなことがないようにお祈りしていますが、恐らく何かされるでしょう。私の願いが叶ったことはありませんので。私の願いとはアリス様が淑女らしくおしとやかにして、よき友人を作ること、ですが、何か。


夜会に出席する前もかなり苛立っていたご様子でしたし。はあ。溜め息が出てしまいます。もう私もそう若くはありませんので心配かけないようにしてほしいものです。


普段ならいつも他人を思いやれる大変素晴らしいお方ですが、手加減しないものですから、悪い噂がたってしまうのです。損しておられます。


この間も少し隣町に用があって出掛けてみると、醜聞が広がっておりましたね。


当主が例の公爵殿をたぶらかしたとか云々かんぬん。

噂の出所を遡って聞いてみるとどうやら公爵殿が大好きなとある一貴族のご令嬢らしい。


さらにそのご令嬢を調べてみるとかつてアリス様に言い負かせられて、たいそうご立腹されたことがあるとか。


恐らくはそれの仕返しでしょうね。


だから自分のためにも少し加減しないと火の粉が降りかかりますよと散々申し上げたのに!


はあ。今回ばかりは本当にそうしてもらいたいです。また同じ轍を踏むわけにもいきませんでしょう。


私目のためにも穏便に取り計ってほしいものです。


私のためだけではなくて、貴女のためでもあるのですよアリス様!


この年でろくな友人がいないというのは嘆かわしいばかりです。近所ですら同年代の友は余りおりません。あんなにも優秀で性格も良いのに、言い方が高飛車に聞こえてしまうだけで交流関係を狭めていることに気づいていても、なかなか直らないのですから。


残念すぎます。損しています。もう大人ですから、少しは自重してください!!



ふと懐中時計を懐から出して見てみると、当主にしては粘っているらしく、彼女が出発してから大分時間が経っていた。


そろそろ風呂の支度をしないといけない頃ですね。自室を出て、リリを呼んだ。

彼女に風呂の用意をさせる。


瞬く間に準備ができた頃。


チリリリリと誰かが入ってきたことを知らせるベルが鳴った。言うまでもなくアリス様のお帰りだ。


玄関に出てドアを開けると。

「ただいま。」

ワインを被ったのか、赤紫の染みができていて、アルコールの匂いを漂わせながら、アリス様は帰宅された。


何をなさったのか大体想像つきますが、後でみっちり聞きたいとぞんじます。とりあえずそんな当主を風呂に入れさせたりなんだりせねば……


この様子を見る限り


このじじいに安らぎをお与えください。


すみません。間違えて消してしまい、書き直して投稿し直しました。大分変わってしまって申し訳なく。

編集しなおしますのでとりあえずの投稿という形になります。後二、三週間後に全て片付くのでそれまで暫しお待ちください。


長い間待っていて下さる読者の皆様に感謝の念と、御詫び申し上げます。

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