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学校での苦難
超短い章になっちゃいました。
9時35分。
俺と出部子と呼ばれる少女は初めて遅刻という物をした。
俺は教室に向かわず、真っ先にトイレへ向かった。
のだが…俺は今、女。男子便所に入るべきか…
まあ、スカート履いてねえし、男子便所で良いだろう。
俺は勢いよくドアを開ける。
鏡…
鏡
鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡!
鏡ゃ〜ぁ!!
俺は鏡の前に立つ
lesson1
教訓。教訓。
学校内では走らないようにしましょう。
バン!
鏡の前にいるのは俺。
鏡に写っているのも俺。
つまり…顔はあまり変わってない。
そのままの俺に長い髪の毛をはやしたような娘。
俺はそこまで女顔では無いと思っていたが…
髪の力は侮れない。黒の艶のあるしっとりした髪の毛のお陰で俺は十分女に見えた。
まあ…出部子ほど美少女ではない所が上手くいかなかったな。
俺は何だか萎えた気分で教室に向かった。途中の廊下で先生とすれ違ったけど無視。
教室の前。今は静かだから授業中か?
「出部子はもう教室にいってんのかな?」
俺はそんな事を思いながら教室へ入った。
すんません