表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すべてが上手く行かなかったlight novel  作者: やつこDX
うまくいかない学校生活
3/46

連立方程式で解くデブと俺の距離

いや〜ぐたります。ヤバイです


あのデブがうちの学校に転入する確率が2択な為50%。クラスが一緒になる確率が5クラス有るため10%。席が隣になる確率が生徒が40人いる為4%。




4%をなめていた…。最悪だ。何もかもが上手く行かない学校生活の始まりだ。

「ちょっと君!!パンの子よね!!」


デブが隣で野太い声を響かせる。


「今日の気温は何度だったかなぁ。なんだか妙に暑い気がするよ」


デブはギャアギャア騒ぐが先生の声で潰された。


「私のパン…後で返しなさいよ…!」


デブは膨れた頬に反して鋭い眼光使い俺に睨み付けた。やはり食いもんの怨みは怖え。恨みじゃなくて怨みだからね。こわいね。

□■〇□■〇□■〇□■〇



学校が終わってラノベを読みながら家路に着く。と、ここで、よくあるラノベなら異世界へ通じる道へ迷い混むのだが…


俺は毎日期待しながら帰宅する。友達と帰らずにね。

朝でデブに吹っ飛ばされた

曲がり門に到達した。これが最後の曲がり門。此処を曲がったら異世界への道があるはず…!


と、まあ無駄な期待をしてしまうわけだ…


俺は結局何もせずにドアのぶに手をかけるのだが…


「詫助くぅーん!」


あの野太い声。デブだ。


「何のようだ。パンはないぞ。早く帰れ。デブ」


「ひ…ひどぉい…!泣いちゃうわ…!」


「ああ、泣け泣け。泣いて干からびて死ね」


俺は慣れたせいか自然に鬼畜な言葉が出てくる。人間てのは怖いなあ。慣れでどんどん壊れてゆく。


「詫助君の家。隣なんだ。出部子嬉しい!」


デブは出部子と言う名前らしい。こんなぴったりな名前をつける親の顔が見てみたい。


ちょっと待て…今…隣って言ってなかった?も、もしかして隣の新築って…






これが俺のラノベの始まりだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ