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「食パン女(電波編)」
通勤途中、女子高生をくわえて走ってきたトーストとぶつかった。
しりもちをついたトーストは、「いったぁ~い」と言って、それからマーガリンと蜂蜜が塗られた面を俺の前にさらしているのに気がついて、「バカ、変態、痴漢! こっちみんな!」って言って真っ赤な顔でそそくさと立ち上がって、そのまま走っていってしまった。
「ぶつかったのは、お互い様だろう……?」
文句を言ったもののすでにトーストの姿は無く、後にはトーストがくわえていた女子高生だけが残されていた。砂だらけになっていたが、もったいなかったので、拾い上げて埃をはたき落としたら食べられるかなと思ったので、ちょっと意地汚いかなと思いながらもお腹が減っていたので女子高生の制服を剥いでかぶりついた。
外側は砂だらけだったけれど、中身は大丈夫だった。やわらかくてとてもおいしかった。
頭が電波モードになってたときに、食パンと女子高生逆にしてみたらどんなだろう、とわけのわからない文章を勢いで書いちゃったもの。黒歴史の代表作。