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やえの詩集

無題

作者: やえ






ふわりと 空に わたしは浮かんだ


たかく たかく あの雲をのぼろう



いつか見た 一日のおわりは


懐かしい匂いと 制服の青



閉じたくちびるは 何もかたらず


見すえた瞳は 何もうつさず



たかく たかく あの雲をこえて


見知らぬまちを ただ歩いた



雨上がりの土の匂いは もうしない


サルビアの蜜は 口にできない



たかく たかく わたしはのぼろう


終わりなき道を 駆け抜けて



たかく たかく わたしはのぼろう


あふれる記憶を 零さぬように



いつか会おうね 幸せを抱えて


いつか会おうね あの空の向こうで



たかく たかく あの雲をのぼろう


ふわりと 空に わたしは浮かんだ






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― 新着の感想 ―
[一言] 明るく表現された中に、何かしらの寂しさや切なさを感じる唄でした。 消えゆく記憶を思っての唄なのか、天に召される唄なのか……。 私の感性では、後者で捉えましたが(汗) 散りゆく命を、絶え…
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