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第6話 準決勝、全国トップクラスの読み合い

全国市区町村カードバトル!全国大会編

第6話 準決勝、全国トップクラスの読み合い

3回戦を突破し、ベスト8に進出した誠一は、控え室のソファに腰を下ろして深呼吸した。「凛花さんの戦略、冷静で怖かった……でも、最後の北秋田市が引けてよかった」ランダムドローゆえの運と、面積知識の読み合いが全国レベルで噛み合っている手応えを感じていた。会場はさらに熱気を帯び、巨大スクリーンにはベスト8の選手名が大きく映し出されている。観客席の最前列では、祐奈がいつものように腕を組んで誠一を見守っていた。「誠一……ベスト8まで来たわね。予選の時より、少しは成長したみたい」隣の瀬奈が興奮気味に肘で祐奈を突つく。「おいおい祐奈、誠一すげえよ! ランダム配布なのに毎回誘い作戦で相手の強カード吐き出させてるぜ! 全国の猛者相手にここまで来るなんて!」亜沙は眠そうに頷きながら関西弁で。「えへへ~、誠一はんの運と知識のバランス、ええわ~。強みやね~」涼子は髪をかき上げ、「誠一くん、もっと派手に勝っちゃいなさいよ♡ 準々決勝は目立って!」神与は両手を合わせて祈るように、「誠一さん……準決勝まで、絶対に……♡」明日奈はクールに、「ランダムドローだからこそ、面積ランキングの暗記量がそのまま実力になるわね。誠一、猫のためにも優勝して」綾葉はニヤリと笑い、「みんなの面積がランダムで出る瞬間、ドキドキよね♡ 誠一くんの大きいのが出るタイミング、最高」祐奈が顔を赤くして「綾葉、下ネタ禁止!」と小声で叱る。琴美は「お兄ちゃん、ベスト8だよー! すごーい!」と飛び跳ね、先生は幼女姿で手を振って「誠一くん、知識と読みでここまで来たわ! 準々決勝もがんばってね~!」とエール。仲間たちの声が、誠一の背中を強く押していた。アナウンスが流れる。『3回戦終了! まもなく準々決勝抽選を行います。ベスト8選手は指定エリアへ!』誠一は立ち上がり、祐奈たちに笑顔で手を振って移動する。スクリーンにテーブルが表示される。

【準々決勝 テーブルB】

誠一(三重) 凛(長野) 蒼斗(大阪市) 颯(横浜市)

「凛花さんともう一度戦う……それに政令指定都市で一番人口が多い横浜市と二番目に多い大阪市出身の二人か」凛花は3回戦で一緒に勝ち抜けた冷静少女。蒼斗は大阪市代表の自信家で、レアカードを引き当てた場合はほぼ無敵と噂される。颯は横浜市代表の戦略家で、緻密な読みが武器。「誠一、また同じテーブルね。」凛花がクールに微笑む。蒼斗はニヤリと、「レアカード引いたら終わりやで。三重のヤツ、覚悟しとけ」颯は静かに、「ランダムボックス……読み合いがすべてだな」観客席の瀬奈が拳を握る。「奈良の蒼斗はレアカード狙いか! あれ引かれたら一撃でポイント取られる!」亜沙が分析。「でもランダムやから、引けへん可能性も高いわ~。誠一はんの誘い作戦が鍵やね~」『準々決勝、全テーブル開始! 初手5枚ドロー!』共通ボックスが徹底的にシャッフルされ、4人にランダムで5枚ずつ配られる。

誠一の手札:

・奥州市(993km²)

・上ノ国町(547km²)

・志摩市(178km²)

・麻績村(34km²)

・岩倉市(10km²)

「30位の奥州市が序盤で来てる……! 小さいのも2枚。温存か、使用か……」『第1ラウンド オープン!』

誠一→岩倉市(10km²)(誘い)

凛花→美波町(140m²)

蒼斗→小平町(627km²)

颯→十津川村(672km²)

颯が最大。「ポイント、颯選手!」颯「序盤リード、悪くない」

スコア:誠一0 凛花0 蒼斗0 颯1

追加ドロー。誠一は和寒町(225km²)を引く。『第2ラウンド オープン!』

誠一→上ノ国町(547km²)

凛花→椎葉村(537km²)

蒼斗→出水市(329km²)

颯→糸田町(8km²)(温存モード)

誠一が最大。「ポイント、誠一選手!」観客席の祐奈が小声で。「……誠一の作戦、さっきの戦いとは変えてる。」

スコア:誠一1 凛花0 蒼0 颯1

追加ドロー。誠一は長岡市(891km²)を引く。

『第3ラウンド オープン!』

誠一→長岡市(891km²)

凛花→岩手町(360km²)

蒼斗→田辺市(1026km²)

颯→葛飾区(34km²)

蒼斗の田辺市が圧倒的に最大!「ポイント、蒼斗選手!」蒼斗「まだ物足りねえけど、よし!」

スコア:誠一1 凛花0 蒼斗1 颯1

追加ドロー。誠一は村上市(1174m²)を引く。「上位がどんどん来てる……」

『第4ラウンド オープン!』

誠一→和寒町 (225km²)

凛花→鹿角市(707km²)

蒼斗→美作市(429km²)

颯→増毛町(369km²)

凛花が最大。「ポイント、凛花選手!」観客席の瀬奈が「全員とも点数が横並びか。準決勝は一人だけが勝ち抜けだから次の一手で勝ちが決まるな!」

スコア:誠一1 凛花1 蒼斗1 颯1

追加ドロー。誠一は市(141km²)を引く。

『第5ラウンド 最終ラウンド オープン!』

誠一→村上市(1174m²)(切り札を最後に)

凛花→高石市(11km²)

蒼斗→新庄市 (222km²)

颯→川根本町 (496km²)

誠一の村上市が最大。「ポイント、誠一選手!」

最終スコア:誠一2 凛花1 蒼斗1 颯1

勝ち抜けは2ポイントの誠一。蒼斗は悔しがり、「……最後に村上市を出してきたか! くそっ、完敗だ」颯は静かに頭を下げ、「読み負けた。いい試合だった」誠一は大きく息を吐き、凛花とハイタッチ。「凛花さん、強かったです」「あなたこそ。決勝では応援するね」誠一はカメラを取り出し、テーブルBの4人で記念撮影。「みんな、本当に熱い試合だった!」観客席は大歓声。祐奈が頰を赤らめながら小さく拍手。「……また最後の1手で決まったのね。バカ、ほんとに……よくやったわよ」瀬奈が飛び跳ね、「誠一! ベスト4だ!! 次は決勝だ!!」亜沙はにっこり、「えへへ~、村上市を最後に切る判断、最高やわ~」準決勝突破。誠一は全国ベスト4へ進み、夢の全国1位まであと2つとなった。

――次回、決勝! 全国トップ4の死闘!

(第6話 終わり)

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