第5話 3回戦、心理戦の嵐
全国市区町村カードバトル!全国大会編
第5話 3回戦、心理戦の嵐
2回戦を突破した誠一は、控え室でハモのキャリーバッグを撫でながら休息を取っていた。「遥さんの作戦、強かったな……でも、誘い作戦が効いてよかった」巨大スクリーンには2回戦の結果が表示され、ベスト8の選手たちが並ぶ。全国大会の規模は予選の比ではなく、観客の熱気も最高潮だ。観客席では、祐奈が仲間たちと誠一の戦いを振り返っていた。ピンクの髪を耳にかけ、少し心配げに。「誠一……2回戦もギリギリだったわね。ランダムドローだから、運の要素が強いけど、無理しないで」瀬奈が元気に拳を振り、「誠一の小さいカード誘いが全国でも通用してるぜ! 相手の広大デッキを序盤で吐き出させて、残り手札で勝つなんて、予選仕込みだな!」亜沙は眠そうに分析。「えへへ~、誠一はんの作戦、ええわ~。試合ごとにボックスからランダム配布やから、心理戦が鍵やね~。相手の運任せを逆手に取るんが上手い」涼子はアイドルらしく手を振る。「誠一くん、もっと目立つプレイで勝っちゃいなさい♡ 私なら序盤から派手にいくわよ」神与は熱い視線で、「誠一さん……3回戦も絶対に勝ってくださいね♡ 私の祈りが届きますように」明日奈はクールに腕を組み、「ランダムドローだからこそ、知識が活きるわね。猫の旅行券のためにも、誠一が勝ち上がってほしい」綾葉は下ネタを交え、「ふふ、みんなの面積がランダムで配られるなんて、ドキドキね♡ 誠一くんの小さいのから大きいのが出る瞬間、興奮しちゃうわ」祐奈が即座に「綾葉! 真面目に分析して!」とツッコミ。琴美はジュースをこぼしながら、「お兄ちゃん、3回戦もがんばってー!」と大声で応援。先生はニコニコしながら、「誠一くん、ボックスがランダムだからこそ、面積の記憶と読み合いが大事よ~!」と声をかける。仲間たちの反応が、誠一に力を与えていた。アナウンスが響く。『2回戦終了! まもなく3回戦抽選を行います。勝ち抜け選手は指定エリアへ!』誠一は祐奈たちに手を振ってエリアへ。スクリーンにテーブルが表示される。
【3回戦 テーブルG】
誠一(三重県) 遥(静岡) 凛花(長野県) 雄太(栃木県) 「さっき戦った静岡の遥さんに、上位面積の宝庫である長野と栃木の代表だ……」凛花は長野代表の冷静沈着な少女。雄太は栃木代表の熱血少年。「誠一くん、また一緒にね! 今度は負けないわよ」遥が笑顔で挑発。凛花はクールに、「ランダムボックスだから、運次第ね。でも、知識でカバーするわ」雄太は拳を握り、「日光の力で勝つぜ! よろしくな!」観客席の亜沙が目を細め、「長野の凛花はん、心理戦タイプやな~。誠一はんの誘いとぶつかりそうやわ~」瀬奈が頷く、「ああ、雄太は日光市狙いか。ランダムだから、運が絡むぜ」『3回戦、全テーブル開始! 初手5枚ドロー!』共通ボックスがシャッフルされ、誠一たちにランダムで5枚ずつ配られる。誠一の手札:
・南砺市(668km²)
・佐久市(423km²)
・足利市(177km²)
・木祖村(140km²)
・千代田区(11km²)
「相手の地元カードが入ってる……小さいのもあるし、誘い作戦でいくぞ」
『第1ラウンド オープン!』
誠一→千代田区(11km²)(誘い)
遥→西之表市(205km²)
凛花→小国町(737km²)(早めの切り札)
雄太→四国中央市(421km²)
凜花が最大。「ポイント、凜花選手!」凜花「よし、序盤リードだ!」
スコア:誠一0 遥0 凛1 雄太0
追加ドロー。誠一は北見市(1427km²)を引く。
『第2ラウンド オープン!』
誠一→足利市(177km²)
遥→那須塩原(592km²)
凛花→涌谷町(82km²)
雄太→文京区(11km²)(温存?)
遥が最大。「ポイント、遥選手!」遥「予想通り!二度目は通用しないよ」
スコア:誠一0 遥1 凛花1 雄太0
観客席の明日奈がクールに。「誠一の誘いが効いて、雄太の小さいカードを出させたわね」『第3ラウンド オープン!』
誠一→佐久市(423km²)
遥→神栖市(146km²)
凛花→新温泉町(241km²)
雄太→土佐清水市(265km²)
誠一が最大。「ポイント、誠一選手!」
スコア:誠一1 遥1 凛花1 雄太0
追加ドロー。誠一は揖斐川町(803km²)を引く。「これは……追撃のチャンス!」
『第4ラウンド オープン!』
誠一→揖斐川町(803km²)
遥→みやま市(105km²)
凛花→下呂市(851km²)
雄太→浜中町(423km²)
凛が最大。「ポイント、凛花選手!」涼子が観客席で。「誠一くん、まだ1ポイントよ! 目立つタイミングで逆転しなさい♡」
スコア:誠一1 遥1 凛花2 雄太0
追加ドロー。誠一は北秋田市(1152km²)を引いてニヤリ。「遂に来たか……!」
『第5ラウンド 最終ラウンド オープン!』
誠一→北秋田市(1152km²)
遥→筑紫野市(87km²)
凛花→四街道市(34km²)
雄太→上士幌町(694km²)
誠一が最大!「ポイント、誠一選手!」
最終スコア:誠一2 遥1 凛花2 雄太0
上位2名勝ち抜け:誠一と凛(2ポイント)、遥は1ポイント、雄太は0ポイントで敗退。雄太は悔しがり、「くそっ、最後に日本一引かれたか……いい試合だったぜ」凛花はクールに、「一緒に4回戦ね、誠一」遥は笑って、「誠一くん、しぶといわね。リベンジ待ってるわ!」誠一は安堵の息を吐き、カメラで4人を撮影。「みんな、ありがとう! ランダムドローだからこそ、運と読み合いが大事だった」観客席の祐奈が微笑む。「……また逆転ね。バカ、よくやったわよ」瀬奈が大喜び。「誠一! ベスト8だぜ! ランダム配布でも知識で勝ってるな!」亜沙は「えへへ~、北秋田市のタイミング、完璧やわ~」3回戦突破。誠一はベスト8へ進み、全国1位への道を着実に歩む。――次回、準決勝! ベスト8の激闘!
(第5話 終わり)




