第1話 仲間たちとの再会と特訓開始
全国市区町村カードバトル!全国大会編
第1話 仲間たちとの再会と特訓開始
三重県予選が終わってから1週間後。誠一の家近くの公民館の一室を借りて、予選で戦った仲間たちが集まっていた。全国大会出場が決まった誠一を囲み、練習会が開かれることになったのだ。部屋に入ると、すでにみんながカードボックスを囲んでいた。「誠一くん、おめでとう!」涼子がアイドルスマイルで手を振る。神与は少し離れたところで誠一をじっと見て、「誠一さん……全国でも、私の応援が届きますように♡」と小声で呟く。瀬奈が元気に肩を叩き、「よし、全国1位取るために俺たちで鍛えてやるぜ!」亜沙は眠そうに座りながら、「えへへ~、誠一はん、全国行けてええな~。私らも練習相手したるわ~」明日奈はクールに本を閉じて、「私たちも旅行券取ってるから、当日も応援するよ。負けないでよね」綾葉は水色の髪を揺らし、「ふふ、全国の面積対決、楽しみね♡ 誠一くんの大きいカード、見たいわ」祐奈はピンクの髪をポニーテールにまとめ、少し離れたところで腕を組んでいた。「……別に、委員長としてクラスの代表をサポートしに来ただけよ。勘違いしないでよね」琴美がドジっ子らしくお菓子をこぼしながら、「お兄ちゃん、全国がんばってねー!」と飛びついてくる。先生はくつろいだ姿でソファに座り、カードをシャッフルしながらニコニコ。「みんな集まってくれて嬉しいわ~! 誠一くん、全国はランダムドローだけど、予選と同じルールよ。今日はみんなで練習試合して、誠一くんの作戦を磨きましょう!」まずは軽いウォーミングアップ。先生がボックスをシャッフルし、4人テーブルで練習試合開始。
最初のテーブルは誠一、祐奈、瀬奈、亜沙。『練習試合 初手5枚ドロー!』
誠一の手札:
・平取町(743km²)
・那賀町(694km²)
・米原市(250km²)
・古賀市(42km²)
・善通寺市(39km²)
「大きいのが2枚と中堅が1枚と小さいのが2枚……誘い作戦で行こう」
第1ラウンド
誠一→善通寺市(39km²)(誘い)
祐奈→室戸市(248km²)
瀬奈→焼津市(70km²)
亜沙→幌加内町(767km²)
亜沙が最大。「ポイント、亜沙!」亜沙「あ~、寝ぼけて強いん出しちゃったわ~」祐奈が少しイラッと。「ちょっと、序盤から浜松市って……」瀬奈が笑う。「おい亜沙、寝ぼけ奇襲は相変わらずだな!」
第2ラウンド以降も、誠一は小さいカードで相手の強カードを誘い、中盤で日光市、北見市を出しポイントを稼ぐ。
最終的に誠一と祐奈が2ポイントで勝ち抜け(練習なのでタイブレークなし)。祐奈は悔しそうに。「……またあなたの誘いに乗っちゃったわね。全国でも同じ作戦?」誠一は笑って、「うん、先生のアドバイスだから! 祐奈の読みも鋭かったよ」
次のテーブルは誠一、涼子、神与、明日奈。涼子は序盤から派手に広大なカードを出し、神与は誠一を意識してか強カードを温存。明日奈はクールに心理戦を仕掛けるが、誠一の誘いが効いて明日奈の切り札を早めに吐き出させる。最終的に誠一と涼子が勝ち抜け。涼子が髪をかき上げ、「ふふ、誠一くん、なかなかやるじゃない。私と一緒に全国目立っちゃおうか♡」神与は少しヤンデレ気味に、「誠一さん……私も全国で応援しますから♡」
練習の合間にみんなで面積ランキングの暗唱クイズや、特定の市区町村の特徴当て。誠一は旅行写真を見せながら、「この写真の高山市、面積日本一だよ」と説明。みんなで笑い合いながら知識を深めていく。最後に先生がまとめて、「誠一くん、小さいカードの使い方が上手くなったわ! でも全国はもっと強い子がいるから、油断しないでね~」誠一はみんなに頭を下げ、「ありがとう! 全国行っても、この絆を忘れずにがんばるよ」部屋を出る頃には夕暮れ。祐奈が少し離れて誠一に小声で、「……全国、絶対優勝してよね。バカ」誠一は笑顔で、「うん、約束!」こうして、全国大会前の特訓第一日目は、仲間たちの温かい応援で幕を閉じた。
――次回、練習試合本番! 本気モードの仲間たちとの激闘!(第1話 終わり)




