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【プロットタイプ】父に壊された感性

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

隠し撮りされてるかもって聞くと何時も思うんです。

私にそんな価値あるの? って。

実の親にさえ、金で全て解決されそうになった無価値な私に、そんなのあるのって。

別に親から愛され無かったとか、家に居場所が無かったとか、そんな事は決して無いけれど、余り自分の事が好きではない。

鏡で自分の顔を見るとなんともうんざりとした気持ちになるし、分裂した自分の内面に目を向けると、苦しくなる。

こんな子が、様々な問題に直面した時、塞ぎ込んでしまうのだろうと思った。怒る事も、悲しくなる事も出来ず、何処か沈んでしまうのだろうと。


初めて痴漢に会った時の事を覚えている。可愛らしいCDのイラストが目に入って、その場で立ち止まった時の事、ふと尻に違和感を覚えた。

揉まれる様な、形を崩される様な、違和感。狭い店故に、誰か、何か通ってたまたま当たったのだと思った。ただ確認するのが怖くて、私は正面を向いていた。

当たるにしては時間。当たっただけではない感触に、思わず息が上がる。息が上がって、苦しくなった。私の頭に漢字に文字が点滅した。

けれども……『痴漢です!!』とは叫べなかった。もしもそれが冤罪だったら? たまたますれ違っただけなのだとしたら? それで相手の人生を滅茶苦茶にしてしまったら?

それだけじゃない。誰がこんな醜い女に集るのだろう。誰が私なんか相手にするのだろう。それで本当に冤罪だったら、『お前みたいな奴、誰が襲うんだよ』と鼻で笑われるだろう。

結構、私が出来たのは、その場から逃げる事だけだった。逃げて、逃げて、逃げて、両親と鉢合わせして、その事を話すと、母は真っ赤になって怒った。

――ふざけるな!! 捕まえたら社会的に殺してやる!! でも……本当に……本当に……。

ギリギリと歯軋りを立てた後、母は私の肩を抱いて、ただ静かに寄り添ってくれた。

――冤罪かと……思っちゃって……。

――声出なかったか……。

――うん……ごめんなさい……。だから多分、捕まえられない。

――なんだ。証拠出て来たら揺すって金をせびろうと思ったのに。

そんな私達はどこ吹く風だと言うように父は何時もの無表情を貫いていた。悪気は無かったのだと思う。ただ空気を変えたくて言ったのだと思う。

――……っざけんなよ。テメェもよぉ!! この件に関して、許す訳ねぇだろ!! 娘傷付けられて何金の話してんだよ!! 頭おかしいのかよ!!

――気にしてないよ。大丈夫。叫べなかった私も悪いから……。

ただ私は金目当てに揺すられるだけの存在なのだと思い知った。父にとって、それだけの存在なのだと。


「あのさ、トイレとかにカメラとか仕掛けられてて、もしそれで自分か隠し撮りされていたら、何時も思うんだよね。

私はそんなアンタが楽しめる様な存在じゃないよって。何が楽しいの? って私って金になるの?

って」

分かっている。私が異常なんだって。普通は怒って、傷付いて、怖がるのが当たり前なのに、どうにもそ感性がない。それは痴漢を揉み消す為に、金の話を出した父の影響もあるかも知れない。

あの時、父も一緒になって怒ってくれたら、何か変わっていたかな。

ただ瑠衣は言葉を失って、ただ目を大きく見開いていた。言葉を紡ぐのに、少し時間が掛かった。

「……鏡花。お前、過去に何があった?」

以下は私の自慢と自虐と、ぶっ壊れぐらいが並ぶだけなので、読まなくてOK。

何故書いたのか? 自分の中で整理を付けたいから。

何故公表するのか? ほら、承認欲求、自分の事を誰でもない誰かに言っちゃいたいってあるじゃないですかぁ。

読みたい人は少しお付き合いお願いします。


私の両親は良い人ですよ。

良い事したら褒めるし、悪いことしたら叱る。

私のことを愛してくれてるというエピも沢山あります。

いえーい!! 惚気ぇ!!

ただ無神経なところがあるってだけ。


『こんなの何処が良いの?』

『ブスが更にブスになってどうすんだよ』

『防犯カメラに痴漢の映像があったら揺すろう』

そんなことを悪気なしに言えてしまうってだけ。


こういう書きた方しなら、深刻に捉えられそうですが、そこまでじゃないです。ただ真上から見て、

『相変わらず、この人達は無神経な事を言うなぁ……( '꒳' )』

って思ってるだけ。


全く悪気がないんですよ。

だから私が死ぬほど嫌がったり、泣いたりしないと、事態を重く捉えられない。

事の重要性が理解出来ない。

でも此方がそこまでする必要性を感じないから、しないってだけ。どうしても大袈裟って思っちゃう。


私、一般的な感性は壊れてるんですよ。

普通は怒ると思うんですよ。泣くと思うんですよ。

だって皆そうしてたから、友人も、ネットの皆も、そうしてたから。


だからそうやっている人には同調しながらも、心では全く理解出来てない。

建前だけで家族、友人、その他私に連絡入れた人の相手をしている。

最近ネットでは建前外して話す事が増えたお陰で、少なくなりましたがね。

昔はもっと凄かった。現実でもネットでも凭れられる事が多かった。


この空っぽさが書きたくて書いた小説。

鏡花のぶっ壊れぐらいがもっと書きたい。


あのね、あの子は深淵だし、深海なんですよ。

両親と同じくらい無神経なところがある。

事の重さの理解が、深層では理解しきれてない。

借り物の人格で理解した気になってるだけ。


だから演技を辞められない。

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