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厨二病の唄

厨二病の唄 (装備品点検せよ)

作者: サメ吉次郎

メガネを召しませ王子様 あなたには必要不可欠

そのメガネでじっと見つめれば

あの女のことが分かるでしょ


笑顔があざとくも可愛い

しぐさが大袈裟でもキュート

「お願い」って上目使い脇を締めキュルン

もう何でも叶えちゃうよ僕は君の奴隷


皆々様ようこそこの国へ

夢と嘘 幻想の holy ground

目を瞑り耳を澄まし set foot

人魚の唄に惑い酔いしれる



メガネを外しませお姫様 あなたには無用の長物

両の眼でじっと見つめれば

あの男のウソが分かるでしょ


ルッキズムに特化した傲慢

正義のない性戯な身体

「愛してる」って熱のない声でほざく

もう1000年の恋も 発掘不可能


皆々様ようこそこの国へ

現実と真実の holy ground

目を瞠り鼻を効かせ set foot

道なき道迷い悩み進む



僕たちは 恋に目がない

君はホント 人を見る目がない

この恋には ほらもう芽がない

枯れ木になる 前に切り落とす

伸ばした枝思い出の葉と共に


樹液には虫が群がるでしょ

君と共に傷を舐めあうでしょ

塞がれば力がみなぎるでしょ

仰ぎ見れば太陽が輝くのでしょう



恋なんて 間違ってても正解

愛なんて 迷うほどに老獪

思い出になりゃ なんだって爽快


踏み出さない それがだけが不正解


Are you ready ?



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