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デカいとね、色々苦労があるんですよ(byヒュドラ)

すみません、私としたことが寝落ちをしてしまいました。

設定や用語など、作中で気になる疑問があれば感想にてお伝えしていただければ、次話の後書きにてご質問にお答えしようと思いますので、ぜひ書いていってください。


(おぉおお……!?)


 ホログラム画面が真っ黒に染まり、内部空間にまでビリビリと振動が響き渡る。

 初めて敵に対して使った【滅陽】はその威力を遺憾なく発揮し……ヒュドラ首全部と胴体の四割を消し飛ばしていた。


(あれは……!?)


 だが明らかに死んでいるにも拘らず消える気配のないヒュドラの胴体。そこから抉り出されたかのように、宝石のような紫色の玉が露出していた。


 ―――――――――――――――――――――――――

 種族:毒蛇竜の紫玉

 戦闘力:0

 ヒュドラの力の源――――

 ―――――――――――――――――――――――――


『『『シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ‼』』』


 慌てて撃ち抜こうとしたけど、玉石はすぐさま肉に覆われてヒュドラが復活したため、【天眼】で読み取れたのはそこまでだった。しかもさっきよりも体が大きくなって、首の数は明らかに増えてるし。


(傷付ければ傷付けるほど強くなるスキル……何気に超厄介なモンスターっすね……!)

(さっき見た玉の詳細も良く分からないままだしな)


 だがそれで十分すぎる。説明文の冒頭から、あれがヒュドラの再生力の源……いわば本体であるということは簡単に察しがついた。

 そこまで分かれば、攻略法もおのずと導き出せる……!


(脳筋戦法だ。しばらく【滅陽】が使えない今、広範囲高威力攻撃ではなく、再生も間に合わないほどの連撃で新しいスキルを会得し、ヒュドラを掘る!)


 その為には今カズサに掛かっているバフだけじゃ足りない……奥の手を切る必要がある。


(凶化ポーション使うけど、大丈夫か?)

(問題無しっす! 別に飲んだからって苦しかったり死ぬわけでもないんで、じゃんじゃん使ってください‼)

(よし、いくぞっ!)


 カズサからの快諾を得て、俺は□ボタンを押す。使用されたポーションの効果は、カズサの綺麗な水色の目が真っ赤に染まるところから現れる。


「グ、ゥゥゥウウウ……! ……ッア‶ア‶ア‶ア‶ア‶ア‶ア‶ァァァ‼」


 真っ赤に染まった殺意の混じる瞳がヒュドラを射抜く。その様子には、普段の彼女の面影などどこにも残っていなかった。

 今使った凶化ポーションは、使用者の膂力と速度を一時的に激増される攻撃的なマジックアイテムだが、その代償として名前通り理性を失い目の前の敵を攻撃するだけの存在になり果ててしまう、まさに諸刃の剣だ。


 ベテラン冒険者たちでさえ扱いに困るマジックアイテムだけど、ポーションの効果と副作用を受けるカズサと、彼女の体を操る俺とで別れた、カラクリという冒険者ならば、凶化されても普段通りに動くことができる。これまでに試しで何度か使ったことはあるけど、俺たちと凶化ポーションの相性に脱帽したもんだ。


「フーッ! フゥーッ! グ……ア‶ア‶ア‶ア‶ア‶ア‶ア‶‼」


 長めの八重歯を剥き出しにして獣のように吠えるカズサ。しばらく会話も出来なくなるが、問題ない。カズサが正気を取り戻す頃には、ヒュドラは倒されるはずだからな!


(さっきの玉がある位置には大体の目星がついた! そこを目掛けて切りまくる!)


 ヒュドラの正面から突撃し、一斉に放たれる水ブレスを緩急をつけた加速で回避すると同時に間合いを詰め、カズサを叩き落そうと鞭のように振り下ろされる頭部に対して【空蝉】を発動。攻撃を無効化すると同時にヒュドラの背中へと転移する。

 そのままヒュドラの斜め後ろに回り込み、一点を狙って魔王銃剣で滅多切りにし始めた。


「ジャアアアアアアアアッ!?」


 痛みに悲鳴を上げながらカズサを払い除けようとするヒュドラだが、幾ら長い首でも胴体の方が大きい以上、この位置からの攻撃に対処できる本数は少ない。出来る有効手段としては胴体を暴れさせたり、距離を取ることくらいだが――――


「ニガサナイ……!」


 当然それを許すはずもなく、ポジションを維持しながらも△ボタンの連打を止めない。

 強化された俺自身の戦闘力による連打力は、常人だったころとは比べ物にならず、ホログラム画面に映るカズサは両腕が見えなくなるほどの速さで魔王銃剣を振り回し続ける。

 連撃と超再生は完全に拮抗しているが、それでもとにかく斬って斬って斬りまくる。速く、速く、もっと速く攻撃を繰り出せとばかりに、呼吸を忘れるほど△ボタンを連打した。

 時折、攻撃魔法スキルや【天魔轟砲】も交えながらも連撃の手は止めない。そうしている内に、何時しかカズサがヒュドラに与えるダメージが徐々に増えていっていることに気が付いた。


(キタコレ!? 来たんじゃないコレ‼)


 とある冒険者が動画を通じて世間に公表した、【コンボアタック】というスキルがある。

 同一のモンスターに対して延々と連続攻撃を与え続けることで習得できるスキルで、その効果はモンスター一体に対して連続攻撃を与え続けるほど、攻撃の威力と速度が少しずつ上昇していくというもの。

 途中で攻撃を外したり、攻撃の手を緩めてしまえば、上昇した攻撃能力は消えてしまうという欠点はあるが……こんな巨体が相手で、このポジションからの攻撃ならもう逃がしようがねぇ!


「オ‶オ‶オ‶ォオオオオオッ‼」

   

 凶戦士に相応しい剛力によって一振りごとにヒュドラの肉が弾け飛んでいく。カズサの連撃の速度が、ヒュドラの再生力を上回り始めたのだ。


「ジャアアアアッ!?」


 攻撃する度に力と速さが増していき、遂にカズサの体はヒュドラの内部へ侵入した。 

 ここで高い再生力が仇となった。カズサが侵入した傷口が塞がってしまい、簡単に払い除けることが出来なくなってしまったのだ。

 ヒュドラが悶え苦しむのも当然……体の中で延々と攻撃力が増していく敵が暴れ回っているんだから。


(まだまだまだまだまだぁ!)


 もはやホログラム画面の視点をどう切り替えてもカズサの様子は分らない。△ボタンを連打しながら目測で移動している状態だ。狙いはただ一点、玉石のみ。

 暴れてのた打ち回るヒュドラの至るところから、体内で威力が増し続ける【星切之太刀】のものと思しき紫電が漏れ始めた。位置を確認するために【天魔轟砲】を放ち、軌道修正。最早ヒュドラに為す術は一切なく、そして――――


『『『ジャアアアアアアアアアアアアアアアアッ‼』』』


 ついに毒蛇竜の紫玉を破壊したのか、ヒュドラは光の粒子となって分解されていき、その場にはビームサーベルのように紫電が伸びて、長大なリーチを誇るようになった二本の魔王銃剣を振り切ったカズサの姿と、一枚のカードだけが残されていた。


(よっし物欲センサー回避! カード落としていきやがった!)


 ギガントモンスターからドロップ率が低いカードが落ちるのは非常においしい展開だ。早速使ってみると、カズサの戦闘力はついに10万の大台を超えるに至った。


(フゥーッ……フゥーッ…………フゥー……。……終わった、んすかね……?)

(あぁ、俺たちの勝利だ! よくやったな――――)


 そこで丁度ポーションの効果も切れ、カズサも正気を取り戻したみたいだ。そんな彼女に労いの言葉を掛けようとしたその時、上空から白い何かがヒラヒラと大量に舞い落ち始めた。


(これは…………雪?)



ご質問があったのでお答えします。


Q『以前、かずさは妊娠が可能との回答があったと思いますがその場合子供はいわゆる、ハイブリットとして人間とかずさと両方の特徴の影響を受けると考えてもいいのでしょうか?』

A『正直、そこまで考えていませんね。ハイブリットだとするなら、どういう風に普通の人間と違う点を表すか、少し悩みどころです』


Q『本来の意味のビームなら傷口焼けてない?と思ってみたり・・・

水爆型は「爆雷」的な感じかな?とも思ってみたり・・・

水中爆弾ではなく、水素爆弾を優先してイメージしちゃうかな。』

A『天魔轟砲は火属性ではなく無属性攻撃だから炙れないということで一つ。あと水中爆弾の呼び名ですけど、他の感想に合ったのですが、機雷とかで良かったような気もしますね。改稿を検討しておきます』


Q『睡眠時に攻撃する際はダメージは倍増するんですか?』

A『流石にそれは無いですね。ですが目の前でバフをかけまくって弱点を狙って一撃死させる……という手法はモンスターによってはとれるかと』


Q『廃ゲーマー特有のバグ技やゲーム特有の何かしながら技を振るとなんか起こる的なことできる?』

A『いくらコントローラーで繋がっているとはいえ、カズサは現実世界で活動していますからね。正直バグはこれまで使えないものと無意識に思っていたので、特に何か起きるとかは無いですね』


Q『マザーの「ぜったいあんぜんカプセル(ポーキー入り)」とかを取り込んで、実力不足とかではなく絶対に倒せないモンスターとかって出現しえますか?』

A『一定条件を満たさなければ倒せない敵というのでしたら既に出ていますけどね。スキルも多種多様ですし、絶対倒せない敵がいたとしても、それは実力不足と条件不足が原因の世界です』


Q『急募:作者のリアル彼女募集

条件①執筆活動に理解のある方②ゲーム・アニメ・オタク文化に理解のある方③結婚は考えてないけど恋愛を楽しみたい方④作中でも分かる通り胸は無いよりもある程度ある方⑤双剣やガンランスで尻尾斬ってる時に頭を狙ってくれる鈍器使い⑥画面から出てこられる人

他に条件って有りますか?』

A『彼女募集中ってわけでもないんですが……まぁもし仮に現実で女性とお付き合いするというのであれば、同好の士……つまりコアなオタクであることと、良識を兼ね備えた女性と言ったところでしょうか? 僕くらいの年齢になると恋愛は結婚と直結するようになりますからね。お互いがお互いを尊重し合える……そんな関係が築ける相手でしたら。あと、尻尾切断を狙ってる時にスタン取ってサポートしてくれる気配り上手さもあればなお良し』


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[気になる点] 機雷は水中に設置する地雷みたいなモノで、今回の場合は爆雷じゃないですかね
[気になる点] ロマサガ見たいに技術点とかあったりするんですか? 後、バックアタックとかサイドアタックとかあったりしますか?
[気になる点] ロマサガ見たいに技術点とかあったりするんですか? 後、バックアタックとかサイドアタックとかあったりしますか?
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