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男の入浴シーンに需要を感じる層は腐ってるらしい

設定や用語など、作中で気になる疑問があれば感想にてお伝えしていただければ、次話の後書きにてご質問にお答えしようと思いますので、ぜひ書いていってください。


 E大陸にあるカグヤさんのダンジョン。その内部にある城下町の城の正門を超えてまっすぐ行ったところにある玄関に入って、俺は思わず床間に座り込む。


「おぉぉう……頭クラクラする」

「大丈夫っすか?」

「何とかな。……猛烈に糖分が欲しい気分だけど」

 

 強敵との戦いは、常に極限の集中力を求められる。俺の場合、カズサの内部空間でジッとしながらコントローラーを操作しているだけだから、他の冒険者に比べれば負担は少ないんだけど、それでも格上相手ともなれば、実感できるくらいに脳味噌が疲労する。実際、戦いに集中しすぎて鼻血出たことあるし。

 しかも相手は、いずれも厄介なスキルを持つギガントモンスター。今回戦ったフレスベルグのように、貴重なマジックアイテムでも使わなければ倒せないのも多い。


「流石にギガントモンスターのカードをくれなんて、口が裂けても言えないしな」


 効率を考えるなら、トップランカー数名にお願いしてカードを手に入れてもらうという手もある。

 俺たちが魔王装備所持者という事もあるし、親父を経由すればそれも可能だろうが……それは流石に止めておいた。

 そもそもカード入手に途方もない労力が必要だし、冒険者にとって戦闘力は生命線。それを上げるアイテムを簡単に売り渡す奴はいないし、トップランカーともなれば、これからの事を考えればカードは譲らずに自分で使いたいはずだ。

  

「異世界は自己責任だ。戦闘力上げは、俺たち自身でどうにかするしかないだろ」

 

 幸運にも、ラストダンジョンやキーダンジョンの攻略に戦闘力は関係ないらしいし。ディザスターモンスターが相手でも、【コンボアタック】と【魔王覚醒】の合わせ技で対抗できるしな。

 今、国際連合やギルドの調査班、一部の上位ランカーやトップランカーたちが総出で必要な情報を集め回っている。その結果が出るまで、俺たちは出来る限りのことをしないといけない。


「……よしっ! とっとと風呂借りて、良さそうなスキルがあるダンジョンを検索しねぇとな」

「ですねっ」


 そう考えれば、こうして座り込んでいる時間も惜しい。

 臨時休校から数日。E大陸でカードは出現しなかったが、テクニック面は向上したと思う。E大陸の外でカズサの戦闘力を上限一杯にしたし、俺自身の戦闘力を上げることで動体視力や指の動きの強化も出来た。

 ここいらで新しいスキルを手にし、E大陸のギガントモンスターをより効率よく狩る手筈を整えておいてもいいだろう。


「二人とも、お風呂の準備は出来てるからとっとと入っちゃいなさいな。特にカズサ、アンタボロボロよ」

「「はーい」」


 =====


 城には二つの風呂場がある。一つは檜のような良い匂いがする木製の浴槽が魅力的な内風呂。もう一つが光る桜吹雪が舞う城下町を一望できる露天風呂だ。

 元々、この城の主である二人は専ら露天風呂派だったんだけど、俺とカズサが住み込みするようになってから内風呂を男湯、露天風呂を女湯として区切った訳である。


「にしても良いですね、このマジックアイテム。こういうのって、どこで手に入るか知ってます?」

「いや、知らんな。もしかしたら手に入れたこともあるかもしれんが……俺はこの手の物に対して興味が無かった」


 適温の湯が源泉かけ流しみたいに出ている小さな穴。その奥に輝く、恐らく球体状のマジックアイテムを覗き込みながら聞くと、同じ湯船に浸かるアイゼンは鉄面皮のまま答える。

 何で俺がアイゼンと同じ風呂に入っているのか……別に大層な理由はない。元々、魔王装備所持者の中で最も実力の劣る俺たちの面倒を見るようにと、アイゼンたちは親父から言伝を預かっていたからだ。


 戦闘力が15万という上限に達した俺たちだが、E大陸のギガントモンスターたちを相手取って戦闘力を上げるには時間も掛かる。何よりも、戦っている最中に別のギガントモンスターが襲い掛かってくれば、それだけで危機的状況となるだろう。実際、E大陸が危険とされる理由の大半が、戦闘中にギガントモンスターが乱入してくることにあるんだから。

 そこで手助けしてもらうに丁度良いのが、アイゼンたちである。俺たちが一体のギガントモンスターを倒すのに集中している間、アイゼンかカグヤさん、いずれか片方が見張ってくれるだけで大分戦いやすくなる。


 俺たちはギガントモンスターの巣窟で乱入の心配を気にする必要もなく、アイゼンたちはアイゼンたちで、俺たちの戦いに引き寄せられるギガントモンスターを狩ることが出来るという、まさにWinWinな取引だ。

 なにせアイゼンは戦闘力が高すぎて、ギガントモンスターが危険を察知して逃げるらしいからな。戦闘力上げにも難儀しているそうだ。戦闘技術の指南もしてもらえる時もあるし、良い事尽くめである。


 という訳で、元々アイゼンたちの元で修行するのは前々から決まっていたんだけど、今回の臨時休校で大きな時間が出来たので、いっそ泊まり込みで鍛えるかって話になり、現在に至るという訳だ。

 ……正直、最初は委縮した。泊まり込むのは初めてじゃないんだけど、アイゼンって妙に圧が強いし、正面に立って話してると、妙に緊張するというか……。


「「…………」」


 現にせっかく豪勢な内風呂だっていうのに、雑談の一つまともに出来ねぇ。カズサの方は、カグヤさんと風呂場で色々話しているらしいんだけど、生憎俺にそこまでのトーク力はないのである。

 顔に大きな傷跡を残し、全身にも戦いで負ってきたであろう細かい傷が幾つも刻まれている。ただ黙って座っていられると、威圧感が凄い。

 ただまぁ、俺だっていつまでも慣れない訳ではないし、ここ数日間の間でアイゼンという人間を少しは知ったつもりだ。だからこんなことも知っている。


「ところで知ってます?」

「何がだ?」

「最近の冒険者は、湯船に入る直前は冒険の神様に祈りを捧げるダンスするのが礼儀作法なんですよ」

「何だと……? もう湯船に浸かってしまったぞ……?」


 信じられないと言わんばかりに目を瞠り、何か道端に捨てられた犬のような目で俺を見てくるアイゼン。心なしか、どこかオロオロしているようにも見える。

 ……信じた。こんな明らかな嘘を信じた。


「すみません。嘘です。沈黙が痛すぎて、適当なこと言いました」

「……そうか。よかった」


 一転して、どこかホッとした様子で再び黙り込むアイゼン。

 少し一緒に過ごし始めて分かったんだけど、この人は極端に無口なだけで、結構天然なところがある。性格だって素っ気なくはあるけど冷淡じゃないし、聞かれたことや話しかけられたことには普通に対応するし。


「やっぱネットくらい見た方がいいですよ。色んな情報持ってないと、その内変な詐欺に騙されそうですし」

「……機械類は、どうにも不得手だ」


 あとこれも分かったんだけど、この人致命的なまでの機械音痴だ。実際、俺が親父からアイゼンに渡すように頼まれた通信機みたいにデカい、通話機能しかない携帯電話を目の前でカチャカチャ弄ってたら、何故か携帯電話が煙を上げて壊れたし。一体どうやったらそうなるんだ。

 

 一体誰だよ、アイゼンは俗世から離れてストイックに修行するために電話類を持っていないとかドヤ顔で言ってた奴。……俺か。

 

 まぁとにかく。その強さに畏敬は覚えても、ことさら怖がるような性格じゃないのは確かだ。正直世界最強という肩書と第一印象に身構えていたのが馬鹿らしい。

 修行開始から数日。割と気楽に異世界で活動出来たのは、何よりの僥倖だ。

ご質問があったのでお答えします


Q;魔王覚醒は見た目と強力な特殊攻撃?が出来るようになるだけで、本人の戦闘力が上がるとかはないのでしょうか?

A:魔王覚醒は特殊攻撃が出来るようになるというよりも、スキルの効果を超強化するというのが正しいですね。個々によって強化できるスキルに違いはありますが。実はさり気に【星切之太刀】も【魔王覚醒】によって切れ味が大幅に上がってたりするんです。

ちなみに戦闘力は上がりません。設定盛り過ぎて頭が混乱しそうですし、強化としてはありきたりになりそうですし、ちょっと変わった側面からのパワーアップにしてみたかったんですよ。


Q:トントン拍子で世界一の冒険者にって題名なのに強くなるのに時間かけすぎじゃないですか?

世界一の冒険者にはさっさとなって、そこから色々話を広げた方が良くないですか?

A:ちゃんとトントン拍子ですよ? 大抵の冒険者ならば年単位の時間をかけてランキング入りするところを、半年足らずでランキング入りしましたからね。ここから上は本編でも説明したとおり、クランを結成でもしない限り上がらない世界ですし、むしろこれらを無視していきなり上へ上へと登り詰めるのは、ご都合主義通り越して変な強制力が掛かってる感が凄かったんで。


Q:ロスチャイルド家とか世界金持ちランキングからも意図的な除外されてるような、裏で世界を牛耳ってると言われるレベルの金持ちのことだと思います。

最低でも数十兆円以上下手すりゃ数百兆とかそう言うレベルの金持ちが、いざ冒険者重視の世界になるとすると、息子又は養子に対して世界最強の冒険者を作るために世界中から例えば1上がるスキルカードを買い取って1000万人(十数億人減ったと表記されてたので逆に言えば60億は人口がいると言う事。よって全人口の0.2%で一千万となる、中国などの国の方針を考えれば少なくとも1000万はあると仮定。)の冒険者から集めれば直ぐに戦力一千万、これを金と権力で遅くても一年で集めれると考えて、十年続ければ一億。

更には若返りの飴玉は一億はすると書かれてましたがそんなものも金の暴力で解決(権力も)これで寿命と肉体年齢を維持、ロスチャイルド家や他の世界の資本を牛耳ってる財閥は他よりも圧倒的に先見の明を持っていて、頭脳、人脈、資金共にトップクラスなので先ずやらないってことはないでしょう。

よってこの計画を数十年前から実行してたとしたら戦力数億〜数十億の最強の人外兵器を作ってたとしてもおかしくないですよね?他の現代系小説でもロスチャイルド家が黒幕だったくらいです。

こんなレベルの金持ちだと作者の言う金では解決できないは罷り通らないと思います。

エンジョイ勢もいるくらいですし、この財閥レベルは裏で国と交渉出来るくらいヤバいって言われてますから。買い取る全部のスキルカード1と仮定してもこれですよ?100とか500とかを優先して買い取ったりもら出来るはずなのでロスチャイルド家などが動いてないのは明らかにおかしいと思います。

後で登場させるつもりなんでしょうか?

A:経済系ガチレスに、低能作者の脳味噌のキャパシティが限界を超えて質問の内容を理解しきれなかったのですが……異世界資源は世界各国が後ろ盾となっているギルドが管理してますからね。どんな金持ちでも無暗に手出しは出来ないと思います。あと若返りの飴は信じられないくらいに超絶出現率が低く、効果もピンキリ。スキルカードに至っては、在野の雑魚モンスターからドロップしたのが出回るのが殆どですし、金持ちがわざわざ動くほどかって気もするんですよね。

あと、こういう金持ちの陰謀を描写にするのは作者の手に余るので、登場予定はないです


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― 新着の感想 ―
[気になる点] おそらくスキルガチャダスのやつだと思うのですが、黒幕ではないですよ [一言] 質問に対しての答えなのですが、 この作品では15万以上はギガントモンスターからのスキルカードでしか戦闘力を…
[良い点] 後書きの質問にあった「"トントン拍子"なくせに時間かかり過ぎじゃないですか?」にはなんか知らんけどむかついた そうしたらそうしたで文句言いそう
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