36話
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よいしょ!
ジタバタしていたソイツを、壁に向かって蹴り飛ばしてやった
すると、ひっくり返っていたのかむくりと起き上がってきた
どうやら、クモらしい…そいつはキシァ!キシァ!なんて声を出して体を上下させている
ゲームの中だけどクモが鳴くのかよ
まぁ、敵ならやるだけだよな
トドメは、俺じゃないけどな
イーグル「もーらいッス!」
なんて、掛け声とともにクモの横から胴体を、真っ二つにする様に上段から二振りの剣を、イーグルは連続で振り下ろしていた
斬!斬!キシャァァァア!
なんて効果音とともにクモは、光になって消えていった様に見えた
(戦闘が終了しました スキル重装備 防具がレベルアップしました ロックスパイダーの牙を手に入れました)
うん…完璧に初見だわ
…コイツは、初めてみたし手に入れたアイテムも初見だな…
ふむ…今まで気づかなかったってのも変だし
…コイツは、パーティー組んでる時だけ出てくるのか?ソロでは、見たこと無いんだよな…
多分スペース的にソロでは、出しにくいんだろうな
俺的には、凄くわかりやすいんだよな
イーグル「なんかスッゲェ弱くないッスか?」
カンナ「多分奇襲型のモンスターだったから?とか、そういう感じじゃないかしら?」
うーん…確かに…奇襲タイプで強い、堅い、素早いとかだったら…ボスとか要らんよな!www
マーナちゃん「なら~みんなで~注意して歩けば大丈夫じゃないかな~?」
ムツキ「ですですぅ」
美月「で、ですね」
ん?…さっきも思ったけど美月…怖がってる?
…美月さんどうしたの?怖がってる様にみえるけど…
美月「昆虫と言うよりクモが嫌いなんです」
…そうか…苦手な物ってあるよな…大丈夫、そういうのは仕方ないからな…大丈夫だぞ?…
カンナ、マーナちゃん、ムツキ「「「むぅ…」」」
美月「あの…その~…もう大丈夫ですから…」
イーグル「先輩それくらいにしとく方がいいッスよ」
うん?何がだ
…あぁ、また無意識に頭を撫でていたみたいだ
俺には、妹が居て小さい頃はこうしてやってたんだよな~
中学になってから部活する様になってからは、あんまり遊ばなくなったし、構ってあげなくなったからな
こう…小さい子が、困ってたりするとこっちも困ってしまうからなんて言うか…あやす癖みたいなもんかな?
無意識によく撫でてしまうんだよな…
リアルでは、身長たけぇから尚更かな?
このアバターだと、女性陣と同じ位だからなんとか撫でれるな
あれ?セクハラだから止めろって事か?
やっべーこれはやらかしたか?
…あっ!悪い無意識だったから許してくれ…
通報されたら一回目だしセウトな!…あかんよな
…さ、さて…行こうか…
他の人の視線が怖いので無視!…なにか言われてそうだけど無視!
っと、クモの巣を見ゆ!
…カンナ、あ「任せて」頼む…
あれ頼む…って、言う前に既に準備してるし頼もしいねぇ~
カンナ「フランマ!」
カンナの伸ばした腕の手のひらに、ボッっと、言う音とともに小さな火が灯る…と、今度は腕を曲げて勢いよく突き出した
すると、投げられた火は徐々に大きさを増し火の弾…いや、炎の弾と言うべき大きさになって、ゴッ!と言う音を立ててクモの巣に向かって行った
おぉ!魔法ってのも凄いなぁ!あんなのが出せるならちょっと憧れるわ
ムツキ、美月「「わぁ!」」
マーナちゃん「おぉ~凄いねぇ~」
だよな…ちょっと憧れるもんあれ
でも、俺はアタッカーはマジ無理なんだよな
だって、フルダイブ式の無双ゲーとか疲れないって言ってもほぼ常に動いて先読みして戦って…って、逆に疲れるわ!
バトルジャンキーかなにも考えないで、爽快感を求めるなら無双ゲーは有りだろうけど~
俺は、結構のめり込んでしまうタイプだからアイテム、スキル、難易度、エンディング、レベル等と、いった物は全てを“ある程度”極めるまでハマってしまう奴なのだ
だから、爽快感より考察を…楽しむより攻略を…なんてやるからアタッカーなるとハマるだろうけどね
でも…ハマった分だけ…飽きるのも早いんだな~
攻略していって…武器や行動も結局似たり寄ったりに感じてしまってやる気を無くしてしまって飽きるのだ
だから、練習用の敵を延々と叩いてDPSを上げるとか無理なんだよなぁ~
それなら、行動して楽しむかダンジョンをRTAしてる方がアイテムも経験値もプレイヤースキルも上がるじゃん?と、思ってしまう俺が居るんだよな
でも、アタッカー一筋の人から言わせると…DPS上げる事が出来ないなら止めろ!って、言われるんだよな~
確かにアイテム得られても本質は、DPSを上げるのがアタッカーの仕事だもんな~
立ち回り、攻撃位置、被弾回避、最短移動、秒管理…んなもんやってられるかー!スキルも武器も最高クラスで天才以下熟練者以上だし基礎基本抑えてるから問題ないじゃん!
それなら、他の人の攻略手伝ってもいいじゃない?って、思っちゃうんだよな…
練習用の敵をひたすら叩くより有意義に…嘘ついた…めっちゃ飽きるんだもんしょうがないじゃん?
イーグル「……ぱい!先輩!なにボーとしてるんッスか?」
…あぁ、アキラにアタッカーの基礎基本を教え込まれた時のトラウマが発動した位だ…
大丈夫だ 問題しかない!
イーグル、カンナ、マーナちゃん「「「あ~それはしょうがないッス」わね」よ~」
だよなぁ~…アイツまだ、極めようと頑張ってるのかな?
ムツキ、美月「「大丈夫ですか?」ですぅ?」
…やっぱり“ある程度”しか出来ないから、俺にはアタッカーは出来ないなぁ…
イーグル「あれは、しょうがないッスよ…俺も無理ッスから」
カンナ「まぁ、気にしないようにね」
マーナちゃん「そうそう~私はおかげで~とっても助かったし~」
ムツキ「どうしたんですぅ?」
イーグル「天才に頑張れ凡人!出来ない?アホか?プレイヤースキル磨いてこいクソが!的な事をずっと言われて、アタッカー止めさせられたトラウマ的な物だからあんま触れないであげて欲しいッス」
美月「アタッカーって、大変なんですね」
カンナ「アタッカーもヒーラーもタンクもゼーンブ極めようとしたら大変よ」
マーナちゃん「前のクランとかは~ガチすぎるクランだったからねえ~」
そうなのか?あれが普通の攻略組なんじゃ?
…俺は、わからないけどガチクランだったらしいね~みんなより先に、クランに付いていけなかったからわからないけど…
イーグル「そろそろアラーム鳴るッスよ?戻ってご飯!ッスよ~」
カンナ「そうね…明日また朝から入るんだし戻りましょ?」
マーナちゃん「そうだね~とりあえず~お腹空いた~」
ムツキ「ですですぅ」
美月「皆さんに付いていきます」
…せやな…
んじゃ、戻りますか?
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