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....ちょん


なんかに突かれた気がする


...ちょんちょん


ちょっと痛いんですけど。


筋肉痛なんだよ


....ちょんちょんちょんちょっt


(おい!)


声が出なかったけど、思いっきり睨んでみた。

そしたら俺、自分よりも小さなヒト型の羽虫に囲まれてた。


しかも一人一本木の枝を持って俺のことを突いてた。


反応に困る。


実に意味がわからない。


俺は今木の根っこのところで寝そべている。

木を壁に俺を囲むように奴らが俺を包囲している。

この状況、、


リンチか。


俺が動いたのを見て、羽虫どもは慌ててどこかへ飛んで行った。

最悪な目覚めになってしまった。


まぁそれはいい。

とりあえず光合成してこよっと。


ちょうどいい感じに日当たりがいいところがあるじゃないか。


迷わず向かった。


そして迷わず穴に落ちた。


言い訳をするならば、まぁあれだ、不可抗力だ。

足元確認しなかった俺も悪いが、多分穴の方がもっと悪い。

分かりにくすぎる。

葉っぱに隠れてたんだよ。

葉っぱ。あの緑色のやつ。


それに道のど真ん中に天然の縦穴があってたまるか!

獣道だけど。

獣道ですらないかもしれないけど。


改めて自分のボティの特殊性を思い知らされた。

非常にいとうつくし。

意味被ちゃったか

可愛いのかどうかは別として小さすぎるのも考えものだな。

前世は184.5cmもある大男で色々苦労したから、小さい体は嫌いじゃない。

決してロリータコンプレックスじゃないよ。

小さい子は好きだけど。


(ん?前世?)


なんかデジャブった


考えてるうちについに浮遊感が止まった。


ポトっと音を立てて俺は床とキスをしたが痛覚がない。


地面が柔らかかったのもあるかな?

ともかくどうやら底についたようだ。

滞空時間を考えると随分と深いな。

出るの無理そう。


そう思ったとき


「なんだいお主は?」


頭の中から話し声がした。



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