プロローグ
初めての投稿です!よろしくお願いします!
雲のさらに上、ここは神の世界 天界。そして天界の王 太陽神。彼女は最強だった。赤髪に赤い目は誰もが魅了させる美しさ、銀色の鎧に胸当ての真ん中には太陽のシンボルがあり最強の証。そんな太陽神を誰もが尊敬していた。
今までは……………………
「ハァ…ハァ…」
玉座に向かう通路を走る青髪の見た目は40代ぐらいであろう男。顎にはちょび髭も生やしている。何者から逃げているのであろう。逃げることで精一杯だ…………
バン!!
「太陽神様!」
ドアが大きな音とともに開けられた。そこにいるのは、玉座に座っている太陽神だけだったようだ。
「どうした海王神。そんなに慌てて」
息が荒れている海王神に声を変えずに聞く太陽神。
「女神たちが攻めてきっ!」
海王神が喋った時、
「何余計なことを言っているの?」グサッ!
玉座に通じている廊下から声と同時に光の矢が飛んできて海王神に刺さった。
「太陽神さ……ま」
光の矢が刺さってしまった海王神はその場で倒れこんだ。ゆっくり歩いてくる足音が聞こえる。
「どういう事だ…女神たちよ」
太陽神は顔色を変えずに言った。扉の前にいたのは3人の女神たちだった。女神たちは笑いながら玉座に座っている太陽神に近づいてきた。そして、玉座の前になり止まった。真ん中にいた女神が口を開いた。
「フフフ。太陽神よ!どうだ!仲間に裏切られた気分は?」
美しい姿の女神たちとは思えない程の低い声。
「……お前、その声は……!?」
知らないはずがない。その声の主は…………。
「邪王神!!!」
邪王神とは天界の王 太陽神の次に偉い四天神の中の一人だ。ちなみに四天神とは海王神・天常立神・風雷神・邪王神の四人だ。
「邪王神!女神たちに何をした!」
太陽神は声を荒げて言った。
「フハハハ!女神たち?!違うな!この世にいる神たち全てだ!まぁ歯向かうものもいたがな……もうお前以外いない!」
「何?!」
流石の太陽神も驚きを隠せなかった。
「フハハハハ!流石の太陽神ですら、勝てないだろう!貴様の時代はおわったのだ!」
「くっ!」
正直、太陽神自身も勝つのは無理だとわかっていた。先ほどの女神が放った光の矢はいつもとは、比べ物にならないほど強くなっていたからだ。だが、戦うしかないのだ。負けるわけにはいかないのだ。その時、女神の左右の二人が天井に向かって光の矢を放ち、天井を壊したのだ。ボォン! 煙が上がる。煙がなくなり始め、そこから見えたのは、知っている神たちが武器を構えている姿だった。本当に敵になってしまったのか……。大きく深呼吸をし、目を閉じる。数秒とせずゆっくり目を開け、心を落ち着かせる。太陽神は覚悟をきめ、
「はぁーーー!!!」
太陽神は腰にある剣を抜き構えた。
読んでいただきありがとうございます!アドバイスとか教えてもらえると大変助かります!次いつ投稿するかわかりませんが、よろしくお願いします!