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4 準備

サザンカと生活しながら、向こうの話を色々聞いた。


武器は銃は無い。火薬が無い。弓はあるが射程距離が15メートルほど。主に狩猟に使われる。

戦士は剣とか槍で飛び道具は卑怯。


魔法だが、いわゆる大威力の攻撃魔法と言うのは無い。生活魔法と言う少量の水を出したり火種を作れる人はごく少数市民にも居る。


魔導師と呼ばれる者は、白魔法と言う指から白色の魔法の線を出せる人の事を言う。

この線で魔法が発動する回路を作れるのだ。

ただしこの能力が出るのは貴族に多い。


「ワタリを使う時は魔法回路は必要なのか?」

「血統魔法は要らない」

「帝国はその回路を作った?」

一枚の絵?を出し俺に見せた。線で花の様な模様が描いてありとても美しい。なかなか美しいのでスマホで写メった。


「これはここから私の世界に移動する魔法回路。これに私の世界からこっちに来る回路と、血統霊化を探す回路を無理矢理繋げただけ」

別の2枚の図を出した。葉と樹木の様な図だ。


「召喚者が無事に来れる保証は無いと言う事か?」

「そう、ベースの回路のまずこことここがダメ、ここは2本足りない」

上の花びらの部分を指し葉脈を3本足した。

下には茎の様に2本の右に緩やかに曲がる線を描いた。

更に美しい花模様になったのでスマホで写メった。


「これを俺がここで書くと、向こうの世界に飛ぶ魔法が発動するのか?」

「魔法線で書かないと発動しない、向こうの高位の魔術師の血でも魔力があるから大丈夫かもしれない」

「それはホラーだ!いやなかなか難しいんだな」


あと医療系の魔法薬・魔導具の研究はかなり進んでいるようだ。こっちの医療より対応出来る病気は多い。いわゆるチートだ。


帝国の皇帝の病気は治らないのか?っと聞いたところ、代々の皇帝もその病気で死んでいて、一族固有の奇病らしい。


遺伝子か?と聞いたがサザンカは理解してないようだった。向こうはチートな治療薬はいっぱいあるが、その病気の原因追及はされていないらしい。

完全に対症療法だ。

(まぁ、治ればいいんだからそうなるよな・・・・)


向こうに居る地球人4人は、風貌からヨーロッパ人と日本人の男と女。

血統霊化で誰の能力をまとっているのかはわからない。

(日本人の剣士はいっぱいいるが、ヨーロッパ人の剣士って誰だ?ドナルド・マクベインとかジョセフ・ブローニュか?)


俺が選ばれたが、そもそも誰の血筋かも不明だ。

血統霊化は向こうの世界でしか使え無いので、開けてみてのお楽しみ?状態だ。


だが祖先に思い当たる剣豪はいない。親戚からも全く聞いた事が無い。


他の人を探した方がいいのでは?と意見をしたがなかなか条件に合う人が居ないらしい。それにサザンカとの相性と言うのもあるらしい。


あと当たり前だが、そもそもベースとなる人間も鍛えて無いとダメらしい。

向こうの4人は使いこなせていないらしいが、それでも地球人は基礎体力が高いので異世界人より強いらしい。

なんともままならない能力だ…


さて向こうに行くのがわかっているのであれば、こっちから剣を持って行ける。何本も持って行ってもしょうがないので2本だけにする。


1本は前に途中まで作ったD2の2尺1寸の直刀を仕上げた。刀を持っていると警戒されるので、仕込み杖に仕立てた。

軍刀のようにロック&リリースボタンを取り付け、ふいに抜けないようにし、鞘から抜くと左右に2枚の鋼の板がスプリングで飛び出して鞘の役目になるギミックも付けた。

予備の仕込みも1本作ったのでサザンカに渡しておく。


あとは迷彩のBDUとボディアーマーとプロテクターを2人分購入し、保存がきき軽いインスタントのドライフードなどと着替えをリュックに詰め込んだ。

サザンカの魔導具カラクリの潤滑油と予備部品のベアリングや骨格も持った。

なんだかんだと色々な事に追われるうちに、日にちは過ぎ出発の日になった。


ウールの靴下を履きゴアテックスの登山靴を履いて近所のポストに行った。

通帳や土地の権利書などをレターパックに入れ娘に送付する。

ちょっと世界中を巡る旅に出るので探さないでください。っと手紙を書きそれも同封した。


スマホと何十万かの現金と、妻の形見の宝石などは、防水して壺に入れ妻の墓に入れた。


さて行くか!

ベルトにプーマ社のホワイトハンターのナイフをとおした。


サザンカが両手で編み物をするような仕草をすると、1メートル四方の光の布が広がった。

それを俺の頭から被せた。


次にサザンカが右手のナイフで唇を軽く切り血が滴る。

俺の口にその唇を付け、血を口に流し込んだ。

その途端、身体がミシミシ軋む音がする。

!?・・・・・こっ、これは痛い!!

思わずうめき声出る!!

光の布が伸びて身体を包み込む。

藤江はあまりの激痛にヒュっと息が止まり、不覚にもそのまま気を失った・・・・・・








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