表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/18

11 1万の敵

「シャルルがやられただと!・・・全く忌々しいからくり人形だ・・・」


(やはりワタリの能力は危険だ。しかし召喚してしまった今ではもう遅い。その血を絶えさせるためにも、からくり姫と召喚者を葬らなければ。)


「モナ公国を再度落とす!」

帝国は地方に派遣している軍を呼び寄せ、モナ公国に1万の兵を出した。


◾️◾️◾️


「これはちょっとやばいですねー」

「仁殿大丈夫ですかね?」

モナ王は不安そうだ。俺も作戦は仕込んであるが何とも言えない。

城の外はウヨウヨ敵が居る。

「さてでは砦に移ってください、ちょっと暴れて行くので」


ノロシが上がり敵が城に攻めて来た。

我々は城を捨てて逃げる。

どんどん帝国兵が城に押し寄せる、部屋の金を見つけ掠奪を始めた。仲間同士で争っている者もいる。戦闘どころでは無くなっている。

部屋内の散策が始まった。


(やはり馬鹿が多いな)

この金は石とレンガに色を塗った物だ、砂金は愚か者の金の黄鉄鉱だ。それを各部屋にそれっぽく隠しておいた。


各部屋の散策が行われているのを確認して魔導具を全開で発動すると、みるみる視界がゼロになっていった。

「全員砦へいそげ!」

城壁を通り城門が開かないように、サザンカと2人で開閉装置のロープと滑車を破壊する。


逃げている途中で縦揺れと爆風爆音が来て思わず地面に伏せる。

またもや粉塵爆発に引っかかってくれたようだ。

起き上がりサザンカの手を取る。爆風で右脚が取れてもがいている。その右脚ハメ込んだ。完全にシンクロするまで10分ぐらいあるので、サザンカを背負って砦に向かった。


坂の途中、魔法で作った丸石の所で立ち止まり下を見る。

城壁の木の部分が破られ兵が蟻のように出てくる。

大きく広がって砦の道を登ってきた。


かなりの人数が整備された道以外を進んで居る。

しばらくすると呻き声が聞こえ始めた。落とし穴で串刺しになったのであろう。


急いで整備された道は出てくるが細い道なのでぎゅうぎゅうだ。

(おーこれは大晦日のアメ横状態だなー)


丸石まで降りて来た味方の兵に配置に着いてもらう。


「せーの!」

「押せぇー!」


4つある丸石を下に転がす。

道歩く帝国兵が驚き後ろに下がろうとするが仲間がひしめき下がらない。仕方なく脇道に移動した者は落とし穴に入り姿を消して行った。


それ以外の者は石に轢かれて行った。道は血の海になっている。そこを後ろから来た帝国兵が襲う。

仲間割れのように見えるがそうではない。

地方から兵を呼び寄せる際に途中で襲い入れ替わったのだ。

そこの反乱軍指揮官には今回の作戦は教えてあるので、常に後陣で控えていたのだ。


偽装帝国軍が制服を脱ぎ捨て砦に集まってきた。

「ご苦労さん、かなり削ぎ落としたな」

「ハッ、作戦のおかげでこちらの被害はありません!」

「さて後は少しだな」

サザンカが魔道具のスイッチを押すと、木の上から無数の短い毒矢が放たれた。

矢の雨だ。


「仁殿、サザンカ姫、残りのゴミ掃除を開始します」

「あぁ、頼む」


1時間ほどして砦から勝鬨が上がった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ