後一年、婚約期間 8(殿下Side)
さてはて、三度目の人生で婚約を解消し…王家からの逃れることはできるのでしょうか?
マリーに、
後一年婚約期間を延ばすように、進言した。どう見ても、今日、婚約解消をする気満々で王城に来ていた彼女、確かに、今日までの彼女のままだったなら、即座に婚約解消に応じていただろう、
あの笑顔さえ見なかったら、それに、子爵令嬢であるカレンを公爵家の養女になどと言い始めるとは想いもよらなかった……彼女は、二歳年下で、確かに気にはなるが、将来王妃には、向いてはないだろう、人の意見を聞き流す傾向がある。
マリーは、何故か彼女のことを知っていた。兄から聞いたと言っていたが……確かに、何度か他の友人と一緒にお茶にさそったことはあるが、二人になった事はない、学院に行き始めてマリーとお茶会をした、記憶もない五歳も年下になると、王立学院じたい重なることもない12歳〜16歳が通うからだ、それに話題にも困る、
今回、婚約式を見合わせた為、本来、王城に部屋を与えられ、二年間の王太子妃の勉強するのだが、自宅から通い進める事となった、元々マリーは、高位マナーは、すでに完了しているし侯爵の事だから、それなりの王太子妃への勉強は進めていることだろう、
それに、婚約解消を伸ばした時のあの顔は、なんとも言えない『クククッ』今までに見たことがない顔を今日だけで二回も見れた、さて、後一年どうしたら、また新たな顔を見せてくれるだろうか、
楽しみだ
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