また同じ日? 3
さてはて、三度目の人生で婚約を解消し…王家からの逃れることはできるのでしょうか?
「そうなのか?」
「じっ…実はそうです」
「しかし、公爵家、侯爵家、伯爵家は、皆、婚約が決まっていて五歳下のマリーが、上家位で1番だったから婚約したのだぞ」
「……上家位では、ないのです。…子爵位の娘なのですが」
「子爵位……王太子妃には、家位が、低すぎるぞ」
「承知してますが…」
「あの提案なのですが、その方…叔父ハウゼン公爵様の養女に今のうちにされてはいかがですか?」
「しかし、宰相ハウゼン侯爵には、なんと言えば良いか」
「父上には、そのままを伝えていただければ、なんの問題もないかと」
「宰相には…無理を言って婚約をしたのだぞ」
「でも…双方共に、望んでない、婚約を進めると悲劇が起こるやもしれませんし」
『王様、私もうすでに二度も遥か高みに登ってますよ〜この時点で、皇子様も婚約を望んでなったなんて、はぁ〜嫌な記憶だけが残るなんて
それにしても、なんだろこの嫌な視線は、なんで皇子様に睨まれないといけないわけ??
元々は、皇子様が、子爵令嬢を好きになったのが原因なのに』
「父上、少しマリーと話がしたいのですが、よろしいですか?」
「あぁ、よいが、婚約は解消して良いのか?」
「それは、お願いします」
「では、先に侯爵に話をつけよう その後に時間がもらえたら話せば良い」
「はい」
「マリーも、一度ご両親の元に戻りなさい」
「はい」
王様、皇子様と別れ、控え室にいる両親の元へと戻ると、直ぐに謁見室へと移動して、王様に挨拶をした。
「ハウゼン侯爵、こちらから、無理やり申し込んだ婚約だったのだが、申し訳ないが解消してもらいたい」
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