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神とは何ぞや?
神にも種類がある。
世界記憶から生まれ、世界を護り、育て、導くのは管理神であり、人の信仰から生まれ、人を愛し、護り、育て、導くのは信仰神である。
互いの領域を不可侵とする事で共存している。
日本には八百万の神が御座す。
彼らは時に姿を現し、見える者の心を揺さぶり、視る者を翻弄し、世を乱す。
これを人の理を持って制す事を生業とするのが神職だ。
国に属し、神に仕え、神を祀り、神と人を繋ぎ、古い時代に現世と幽世を駆け巡った者達である。
世界記憶
世界の過去、現在、未来の記憶。
天地開闢からあらゆる情報を蓄えている。
体から離れた魂を回収し、暫く動力として使い、転生させる。
全ての命の母にして、森羅万象の源である。
世界の命脈とも世界の根源ともアカシャ年代記ともアーカシャ記録ともアカシアの記録とも言う。
ヘレナ ペトロヴナ ブラヴァツキーが発見し、ルドルフ シュタイナーが概念を確立した。
管理神
アカシックレコードから生まれた神。
世界を護り、育て、導く。
信仰神
人の信仰から生まれた神。
人を愛し、護り、育て、導く。
現世
この世。
幽世
あの世。