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魔法が使えるようになりました。

神聖国家マヤからの撤退作業は順調に進められて行くのだが、まだまだ災害の爪後は残っておりクルー全てが撤退する事はできなかった。


神の名の下に繰り広げられる異教徒狩りの進行は早く、一刻も早く対策を講じないと将来的に此の星での魔法を使える者が居なくなり、強力な魔物が跋扈する地で魔物に対抗できる火力がなくなってしまう、このままでは最悪な結末を迎える事になる。


マヤ教徒幹部に説明を行っても宗教に狂った人々に何を解いても聞き入れられる事は無かった。

摩耶クルーの所持してる銃器をチラチラ見ながら、「マヤ様がきっとお助け下さいます」と狂信者の目で手を十字に切る。


この星は地球の2倍の大きさを有しており、衛星とナノマシーンの情報にて地図は完成され、リアル情報が次々と表示されていく。

マヤ教の進行状態も表示され、マヤ教からの派生も既に確認されていた。


赤で表示されていた他宗教が次々と地図から消えていき、地域紛争も勃発し激しい抵抗を行っている場所まである。

宗教戦争までこの星に持ち込んでしまった摩耶クルー達。


魔格を活性化出来る神官の保護を行うため奔騰するのであった。

自分たちの為じゃなくこの星の将来の為に・・・・・・。


次元航行空母は引き続き災害復興と元ワルダー帝国の復興に従事するしかなく、重巡洋艦摩耶搭乗員100名で神官保護を行うことになった。


『副官君さてどうするかね?我らの乗り物はこの星の住民にしてみれば目立ちすぎると思うのだが、マヤ教の元凶となった張本人達が堂々と神官保護を行うわけにはいかないよね?』


「困りましたね艦長、搭載艇は復興支援の為全て使用中ですし、摩耶バトルシップモードは飛行音が半端ないですし、ステルスモードで飛行を行っても音だけは漏れてしまいます。」


『コアちゃんなんかいい乗り物無いかね?』


[艦長申し訳ございません他の造船を優先した為に隠密使用可能艦艇は無人時空潜航艇そうりゅう型10隻のみになります判断ミスでした。]


『え!聞き捨てならない言葉を聞いたような?建造????それ何?』


[ハイ宇宙ドッグにより順次連合艦隊を造船中です全ての艦艇は無人航行可能です。副官のご命令により急がせておりました。]


『副官君何を命令しちゃってるの?神様行ってたよね文明レベルは低いと、砲艦外交でもするつもりなの?』


「艦長~私はそんなこと一度も言ってません~」


[副官から摩耶1艦では心許ないと命令を受けております。再生しますか?]


『あ・そう!も~いいや居住環境だけは豪華ホテル並みにしておいてね・・・・・』


摩耶クルー達は言葉は慎重に発しないとと思うのであった。

艦橋に居た一人の将校が静かに手を上げる。

「宇宙に出た時、前の日に見た映画のデス・スター見たいにあの衛星も出来ないかな~て!ぼそりとつぶやいたのですが、大丈夫ですよね?コアちゃん?」


[本来なら艦長も同じようなことを仰っておられましたので最優先事項なのですが、今必要とは言い難いので優先順位を落とさせて頂きました。ただし、あの惑星には貴重金属が大量に確認されていますので、連合艦隊建造やこれからの施設建造に大変役に立つ為、資源衛星として確保しています。]


無人時空潜航艇そうりゅう型に10名ずつ乗り込み作戦が決行される。


挿絵(By みてみん)


まだ十字軍に進行されていない地域や国を対象に神官の保護を行ったのだが、全ての神官は保護を拒ばんできた。

胡散臭い男たちがあなた達を保護しますと言っても誰も信じる事は無かった。


仕方が無いので若くて美しく清楚で可憐な神官様だけを強制的に保護、抵抗を行ったり拒否する男神官には情報を与え逃げるように促し、対象外の女性神官の情報も与えておいた。


摩耶クルーの行為は今後の魔法が廃れない為の行為であって、下心とか関係ないと後の歴史家は語るのであった。


「いや~艦長眺め最高ですよね~50名の美しき聖少女たち、まさに絵になります。抵抗していた彼女たちもセラ様とソロネ様を目の前にし跪き頭を下げました。老化防止も処理済みです。マヤちゃんの待女(じじょ)としてマリア教皇には紹介を行い今後のこの星の魔法維持に貢献して貰うつもりです。」


『うむ。50名の聖女様かいいよね~何人か摩耶に残って貰おうか』

「了解いたしました元帥閣下、私もお供させてもらいます。」


セラ様とソロネ様から雷が落ちたのは言うまでもなく、マヤちゃんからは暫く口も聞いてもらえなかった摩耶クルーたちであった。


時空空母に厳かで質素な教会が建てられそこで 1,105名のクルーに魔格(魔法の種)を芽生えさせて貰う事になる。


聖女様が詠唱されると小さな光の粒が、跪くクルーの頭に吸い込まれていく、

「これで貴方も魔法が使えるようになりましたよ」と微笑み次のクルーに移ろうとした瞬間に魔格を植えられたクルーが爆発的な光を発し黄金に輝いた。

Lv50万

HP2千万・MP2千万

戦闘力

攻撃力1千万

魔力 2千万

防御力 2千万

魔法抵抗力 3千万

物理命中率 100%

魔法命中率 100%

基本能力

STR 100万

DEX 100万

CON 100万

INT 100万

WIT 100万

MEN 100万

LUC 75

CHA 100万


属性攻撃地

聖 1千万


称号

神の御使い 神の代理人 神罰の地上代行者・・・・・・マヤ様の家族 大日本帝国海軍


スキル

想像魔法(頭で考えられる事は全て行使可能)

*&%$#*(権限がまだ与えられてません)


1,105名のクルーが魔法を覚えるまで十日もの日数を要してしまう、異様すぎる光景に聖女様が耐えられなかったからである。


この星の最高Lvは200前後、賢者や剣豪と呼ばれるLvである。

摩耶クルー達は晴れて魔法が使えるようになりウキウキ気分で魔法を使いたくて仕方が無かった。

でも異常すぎる魔力に何が起きるかわからない為、自分が先導を切り失敗することを恐れていた。


そんな中マヤちゃんを甲板に連れ出し魔法を見せてあげると一人の男性が周りをキョロキョロしながら詠唱を唱える、「か~め~は~め~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~は~~~~~~~~~~~」海はわれ遙水平線まで火球は飛んでいき、大爆発と共に爆風が摩耶を襲う


「お父さんすごい~」と大喜びのマヤちゃんとは対象に顔面蒼白の男性はマヤちゃんを抱きかかえて艦内に飛び込み叫ぶのであった。「緊急浮上この場から速やかに撤退、各自、体を固定し何かにつかまれ~」


セラ様とソロネ様にぼこぼこに殴られた艦長は顔を腫らしながら魔力を抑えられるまで魔法の禁止を言い渡すのであった。クルーみんなが最初にしなくてよかったと胸をなでおろす。


挿絵(By みてみん)


ただあの位の爆発では誰のLvも上がることはなかった。



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