表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界 『ながらスマホ』事情  作者: 一等神 司
第三章 異世界大規模開拓
80/83

新たな大規模工事開始!

三連休明けの昨日は、朝からずっと魔道具(まどうぐ)関係の仕事をしていた。

仕事を終えたら、いつもの様に公衆浴場で風呂に入ったんだけど、昨日から公衆浴場では、映像を楽しみながら入浴が出来る様になった。

そして、その後は、いつもの様に、領主様(ガロン)の屋敷に行って夕食だったのだが、その領主様(ガロン)の屋敷の食事をしている部屋にも、大きなディスプレイを取付けたので、食事をしながら映像を楽しめた。

全て五十インチ以上の大きさのディスプレイだから、その迫力たるや・・・・・・

特に公衆浴場には、より大きなディスプレイを取付けたので、離れていても映像を楽しめる様になっている。


夕食を食べたら、一人工事現場に行って、セルに仕事などの指示をした。

これもいつもの様に、同居人の四人から文句を言われたが、自宅にもディスプレイや扇風機を取付けてたので、それを起動して使い方を教えてやったら、何とかみんな納得してくれた?納得じゃ無いな。嫌々ながらも行かせてくれた。


今日は、朝から作業員達に大事な話をしなきゃならない。


今は、当たり前になった朝食を五人で食べている所だ。

四人共 今では当たり前の様に、食事をしながらスマートフォンをいじっている。

フェムトとピコは、特にスマートフォンをいじっている事が多くなった。

とは言っても、遊び中心でスマートフォンをいじっているナノやテラと違い、【Do 我(どぅが)】を利用して勉強をしているみたいだ。

四人の話だと、他の村人達も、似た様な状態らしい。

そう言えば、村の中を移動していると、歩きながらスマートフォンをいじっている人を、よく見掛ける様になった。


「さて、行こうか?」


食事を終えたので、四人と仕事に出る。

途中 携帯電話の店(ショップ)に寄って、フェムトを降ろしてから工事現場に移動する。



「おはようございます」


「「「「「「「「「「おはようございます!」」」」」」」」」」


「今日から二組に分かれて貰い、更に片方の組は、二つの班に分かれて貰って、別々の所で仕事をして貰います」


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」


そう言って、最初は二組に分けた。

片方は、この工事現場に残る組、もう片方は、街作りに必要な道路の整備をする組だ。


今の工事現場に残る組は、必要最低限の人数だけに絞る。

もう学校の内部の事をやる位で、塀など外構工事は、ほとんど出来ているからだ。


次に、道路の整備をする組を二つの班に分ける。

均等に分けるのでは無く、片方を多く人を割り振る。二対一の割合だ。

少ない方の組には、村の移転先まで、道を整備して貰う。

多い方の組は、山奥の遠くに作る街の予定地を造成しながら、そこから道を海側に向けて整備して行く。

道の整備、特に山奥の街の予定地で仕事をする組は、魔物との遭遇が有るだろうから、それを踏まえた上で、自己申告して貰った。

戦える心身を持った者しか無理だと思うから。

俺が一緒なら、まだ少しは安全かも知れないけど、俺がずっと一緒には居られない。


自然と、学校の建設をした場所に残る組は、女性の割合が極めて高くなり、道路整備の二組は、男性ばかりになった。


「それじゃ道路整備の二組は、魔物に注意しながら工事をして下さい。必ず避難出来る場所を確保しながら、工事を進めて下さいね。重機系の魔道具(まどうぐ)で戦えそうな魔物の場合は、無理せず対応して下さい」


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」


「護衛の為の魔道具(まどうぐ)も、今日から作り始めます。危険性が上がるまでには、準備が終わるので、そんなに心配はしないで下さい」


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」


「あの・・・・・・ アユムさん 話しても良いですか?」


「あ、はい。シュラ どうしたの?」


「近隣の村の者達から、一緒に働きたい・・・と、安全な街を作るのなら、一緒に作ってそこに住みたい・・・と、何人かから言われているのですが、どう返事をしたら良いでしょうか?」


「ああ、それなら大歓迎ですよ。人手は足りなくなりそうな位ですから、増える分には大歓迎です」


「わかりました。そう返事をしておきます」


「それじゃ、他に質問の有る人は居ませんか?無ければ管理者、副管理者の人達と、これからの工事の説明をしますが・・・・・・ 無いようですね。じゃあ管理者副管理者を残して、それぞれ仕事の準備を始めて下さい」


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」



残った管理者副管理者は、二十人程も居た。

何か有っても困らない様に、シュラが中心となり、管理者候補を育ててくれたらしい。


管理者副管理者に、学校を明日から始めたい事、道路整備をする際は、必ず先に避難所を作ってから、工事を進める事を伝えた。

貯蔵庫 公衆浴場 学校 これらの在る場所と、現在の村とを繋ぐ、安全な直通の道路を造る事、

現在の村の移転地は、南に約九キロ程の場所に作る予定である事、

山奥に作る街の予定地には、そこまで車で移動可能なまで道を整備する事、

そして、それが終わったら、最初に魔物が現れても大丈夫な宿泊施設を造る予定でいる事を伝えた。


そんな説明をしてから、ディスプレイに工事の完成予定図を映し出すと、管理者副管理者から感嘆の声が漏れた。


「これ・・・ 出来るんですか?」

「凄過ぎる・・・・・・」

「思ってもいなかった内容です・・・・・・」

「これは凄い・・・・・・」


そんな感じの声だ。


そのディスプレイに映し出した完成予定図は、これまで集められた地図データの上に、完成した道路や建物を重ねて表示したものだ。

道は山奥まで真っ直ぐに伸びている。約五キロ毎に【基地局】を通過する様になっている。

その真っ直ぐな道の両端は、村の移転先の場所と、あの山奥の巨大な塔の遺跡の在る、街を作る予定の場所となっている。

その間の距離は、約四十キロ。

大規模な公共事業だ。


「絶対に実現させるさ。みんなでやれば出来るよ。俺達の理想的な街を作ろう」


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」



指示を終えたら、俺は村の出入口まで移動して、安徒(あんと)から虎駆(こく)に乗り換える。

そして、そのままいつもの採掘場に移動して、工事用の魔道具(まどうぐ)の作成を始める。

多分 今日は休憩時間以外は、ずっと魔道具(まどうぐ)を作り続ける事になるだろう。


最初は、ドローンタイプの魔道具(まどうぐ)を量産する。

これから道路整備が中心の工事となると、魔物に対する警戒と、【基地局】や【中継器】の設置が重要となるからだ。

銃器を取付けて、威嚇攻撃の機能も持たせる。

とは言っても、巨大な魔物の大きさを考えれば、これで出来る事は、本当に威嚇程度だろう。


午前中は、ずっとドローンタイプの魔道具(まどうぐ)を作りだ。



昼食の時間が近くなったら、急いで携帯電話の店(ショップ)まで移動して、食料を確保する。



その時に、携帯電話の店(ショップ)に居るフェムトに、店内のディスプレイも使いながら、管理者副管理者に話した事と同じ話をする。

うん。一緒に聴いていた他の店員達が絶句している。その反応は面白かった。

心の中で笑ってしまったけど、何とか笑いを堪えた。

だって、目を白黒させてるんだもん。吹き出しそうで、やばかった。




それで採掘場まで戻ったら、昼食をゆっくり済ませる。

毎回 携帯電話の店(ショップ)で食事を済ませないのは、あの場所に居ると、俺の参拝客が跡を絶たないからだ。気楽に飯も食えない。


食事が済んだら、今度は大きな魔道具(まどうぐ)の作成を始める。

道路整備をする者達の護衛用の魔道具(まどうぐ)だ。

護衛以外にも使える、汎用の巨大魔道具(まどうぐ)だが、これを配備したら、かなり安全性が上がるだろう。

先ずは、五種類程 作ってみる。


そんな感じで、巨大な護衛用の魔道具(まどうぐ)を、五種類作るだけで、午後の作業時間を使い切ってしまった。

本当は、照明の魔道具(まどうぐ)の取付先が、後少しで全部 取付終わるので、照明の魔道具(まどうぐ)作りもしたかったんだけど、無理だったな・・・・・・

照明は、また明日だな。

同じ世界を舞台にした「異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》」も書いています。

読まなくても困りませんが、読むとより状況が解ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ