魔道具三昧な休み明けの日
三日の連休が終わった。
あ、正確には、二日間 休むつもりが、昨日まで休む事になって、それで三連休になったって感じだけど、
そんな最後の休日 殆どの時間を動画作成に使った。
しかも、それがシュラにバレていて、また怒られた。
朝 工事現場に来たら・・・・・・
「アユムさん 休みなのに仕事しましたね。また仕事してましたね」
と、額に青筋を浮かべたシュラに言われた。
新しく始めた動画共有サービスの【Do 我】に、アップした動画を、作業員達が休憩時間に観ていた様で、それでシュラが知る事になったらしい。
ちゃんと休んだし、頑張って動画を作ったのに、怒られるって理不尽だ。
でも、何とか今日は仕事に出ても良い事になった。
うん。良かった。
あれ?でも、雇用しているのは俺だよな?あれ?
シムの話だと、動画制作を俺の分身のシムがしていると、俺が精神的な疲れを感じるそうだけど、それはシュラには秘密にした。
うん。きっともっと怒られるから。
一応 昨日も夕食の後に、セルに仕事の指示をしたので、夜の間にきちんと工事が進んでいた。
それを確認したので、俺は今日は、最初に魔道具作りをする。
作業員に必要な指示をしたら、村の出入口に移動して、車を安徒から虎駆に乗り換えて、魔鉱石、魔鉱、魔石の採掘場に移動する。
採掘場では、領主様の屋敷にも取り付けた、ディスプレイと同じ様な物を沢山作る。
大きさは、領主様の所のより大きかったり小さかったり、サイズは同一では無い。
それと、照明の魔道具を沢山作る。
毎度 疲れてしまって、最近 休んでいた照明の取付工事を、そろそろ再開しないといけない。
しっかり休んだから、きっと大丈夫だろう。
うん。多分 大丈夫だろう・・・・・・
それ以外にも、いくつかの元の世界の家電を模した魔道具を数種類作る。
そうして、出来上がった物は、出来た順に虎駆に積んで行く。
予定の物が全部作り終わったら、公衆浴場の所まで移動。
公衆浴場とその横に併設した休憩所にディスプレイを取付ける。
休憩所には、他にも家電を模した魔道具を取付けて、ディスプレイとそれ等家電を模した魔道具を起動させる。ディスプレイには【Do 我】で公開している動画を自動での連続再生をさせてから、学校として使う建物に移動する。
次に工事する学校として使う建物は、何とか屋根まで完成した。
後は、内部の工事や机や椅子などの必要な備品の準備が済めば、学校として利用開始出来るだろう。
その各部屋に、ディスプレイと家電を模した魔道具を取付ける。
それが終わったら、昼食の時間に近くなってきていたので、急いで村の出入口まで移動して、安徒に荷物を載せ替えてから、携帯電話の店まで移動する。
うん。ここで出遅れると、俺は昼食抜きになってしまう。
携帯電話の店に到着すると、早目に昼休憩に入る作業員が、既に昼食用の食料を確保しに来ていた。
店内に取り付けてあるディスプレイでは、【Do 我】に公開されている動画が映し出されている。
各店員として働いている従業員には、スマートフォンからディスプレイへ画面を転送表示する方法を教えてある。
「それじゃ俺は自宅で食事するよ」
と、携帯電話の店の店員達に告げて、自宅まで移動したら、各部屋に複数個のディスプレイを取付ける。
その後に、家電を模した魔道具を取付ける。
それが終わると、ふぅ・・・・・・ っと一息。
そうして、持って来た食料を、加熱の魔道具で温める。
「あっ!これ蛟を使ってるじゃん!」
嬉しい事に、今回 持って来た物は、蛟の身を使った料理だった。
俺が【Do 我】で作り方の動画を公開した料理だったので、その動画を観て作ったのだろう。
こうして公開した結果を実感出来るのは嬉しいね。
食べてみると、蛟の旨味が出ていて、
味付けも、塩を適量使ってしてあるから、凄く美味しく食べる事が出来る。
こんな感じで、徐々に【味を楽しむ】と言う、【食文化】が定着したら、他の料理も自然と【旨味】と【塩加減】を意識したものに変わって行くだろうと思う。
と、言うか、そうなってくれないと、本当に困る。
「さて、じゃあ食べたし、工事に回ろうかな」
ここ最近は、やって無かった俺の大事な仕事の照明の魔道具の取付工事をしに、各家々を回る。
うん。全然 変わってなかった。
やっぱり各家では、過剰な接待を受けた。
いや、そうじゃない。
より過剰な接待になっていた。
それでも頑張って六軒も回った。
いつもの様に、大量のもてなしの料理、娘などの女性の接待、そして自分の家に泊まらせようとする。
前より過剰な接待に変わってた以外の変化では、もてなしの料理に蛟料理が加わっていたのと、他の料理の味付けが、それに合わせて塩梅が良くなっていた事かな。
休み明けなのに、早々に心身共に疲れてしまった。
ああ、三連休 ちゃんと休息を取れば良かった。
凄く反省した。
でも、多分 次の休みも、何かしている気がする。
・・・・・・
シュラに怒られない様に気を付けよう。うん。
同じ世界を舞台にした「異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》」も書いています。
読まなくても困りませんが、読むとより状況が解ります。




