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異世界 『ながらスマホ』事情  作者: 一等神 司
第二章 スマホ中毒者から始まる文化大革命
67/83

異世界の水辺は・・・色んな意味で大変で・・・・・・

やっぱり異世界だよな。

今日は、仕事を休みにして、朝から海に出掛けてみたが、異世界の海は、トンデモなくデンジャラスで危険に満ち溢れている危ない場所だった。

大事な事だから、同じ様な意味の言葉を重ねてみた。

あんな超巨大ワニとかの超巨大な怪物だらけの海なんて、そこに行くのは死にに行く様なもんです。

そりゃみんなに行くのを止められるよ!!


山の中の水辺にも居ると言う、竜もドローンで確認してみた。

うん。あれもヤバい。巨大な・・・・・・超巨大なヌルヌル系のニョロニョロで縦に巨大な口がグバァって感じに開く、こちらも巨大怪物としか言い様が無い、恐ろしい存在だった。

でも、何か見た記憶の有る姿なんだよなぁ・・・・・・と思って、

帰ってからシムに近い姿の生き物がないか聞いてみたが、元の世界で似た姿の生き物が存在するらしい。

大きさは全然 違うらしいけどね。

その似た姿の元の世界の生き物とは、【ヌタウナギ(・・・・・)】と言う、海の生き物だそうだ。

スマホで検索して、ヌタウナギの画像を見たけど、確かによく似ている。

見た目の大きな違いは、その体の大きさと、口の形状 特に歯の凶悪さが、こちらの竜とか(ミズチ)と呼ばれている魔物との顕著な差だ。

他にも細かな違いは有るけれど、元々は似た生き物から進化した魔物だろう、そうシムは結論付けた。


そんなヌタウナギを、何故 俺が知っているのかと言うと、某テレビ番組内で、五人組のアイドルグループが、無人島開拓生活で食べていたのを観ていたからだ。


「ん?って事は・・・・・・ もしかしたらミズチも・・・・・・」


まあ良いや、今は何にしてもまだ狩る方法が無い。


「どうしたの?」


「いや、これでこれからどうするか決まったなって思ってさ」


「どう決まったの?」


「二箇所 街を作りたいって思ってた所が有って、その一つの海の近くは、食料や塩の確保が楽だろうと思ってたけど、危険過ぎるから諦めた。もう一つの所に注力して街を作るよ」


「「「「当たり前です!」」」」


「そんな事を考えてたとは・・・・・・」


シュラが凄く呆れた顔をしてジト目で俺を見ている・・・・・・


「御主人様 海が危険なのは誰でも知ってる」


テラは遠い目をしてボソリと呟いた。


「無茶過ぎる・・・・・・」


隣のメガもテラと同じ目をしてため息を吐いた。


「アユム!変過ぎる!!いつもの事だけど!!」


ナノは諦めたって感じで俺を見ている。


海がこんなに危険なんて知らんし!!


「まあ、明日も俺は休みを貰う予定だから、もう一つの街を作る場所の候補に行ってみるよ」

それと、これからの大規模工事に使う材料を確保する準備も・・・だな。


「休むって言って、今日だって街作りの下見だったんでしょう?明日は休むの!?ちゃんと休むの!?」


ナノが睨みながら聞いてきた。


「落ち着け!一応 今日だって、気分的には休めてるから!身体もいつもよりは休めてるから!」


「あの・・・本当ですか?」

「御主人様 休んでないと思うぞ」

「そうだな。オレもそう思う」


みんな信じてくれない!!


「明日はもっと休める様にするから!!」


「本当だね?本当にだよ!?」


「ああ、約束する!」


ナノに約束させられた・・・・・・


「まあ、今日はみんなありがとう。助かったよ。最初 一人で行こうかと思ってたけど、四人も一緒で良かったよ」


「お役に立てたなら良かったです」

「御主人様の役に立つのは、オレ・・・私達姉弟の当たり前の事だ」

「ああ、姉貴の言う通りだ」

「役に立ったでしょう?また一緒に行ってあげる!!」


「うん。また遠出する時は、協力を頼むよ」




この世界で街を作る。その中で一番重要な事は、【魔物(・・)】への対策。

次に水の確保。

その次が農地の確保。

最後は、安全に移動が可能な道。


その全てに関係しているのが、危険極まりない【魔物(・・)】の存在だ。


これから作る街の周りには、魔物の侵入を防ぐ物が、絶対に必要になる。

そして、水だ。ミズチなどの危険な水生の魔物の為に、十分な水の確保が難しい事も、何とかしなきゃならない。

もちろん農地にも水は不可欠だしね。

その農地も、魔物の存在が、確保を難しくしている。

農業には水が不可欠だが、その水辺にはミズチが棲む危険性が有る。

農地を確保する為には、魔物を防ぐ為の柵が必要だけど、巨大な魔物を防ぐ為には、それに見合うだけの巨大な強固な柵が必要になる。

元の世界でも、山間部での農業で、野生動物を防ぐのが難しく、大問題になっていたが、こちらの世界では、更に防ぐのが困難だ。

そして、街作りの最後の問題は【道】だ。

海辺や川辺など、拓けた所での街作りが難しい以上、山の中に街を作らなきゃならない。

だけど、そこに繋がる道が、車を走らせるのも大変なのでは、簡単には発展しない。


数メートルもの巨体の魔物が、当たり前に居る世界で、安全に暮らせる街を作る。

なかなか難しい事だな・・・・・・


「シュラ 明日 休みの間に、街作りの為に、下見に周るんだけど、街作りが開始になったら、協力を頼むね」


「もちろんです!頼まれなくても協力しますよ」


「御主人様 オ・・・私達姉弟だよ。協力する」


「ああ、頼むよ」


「当然 私も手伝うよ!!」


「あっ ナノも頼むね」


ナノ達三人、そしてテラ達姉弟三人、それとシュラ達作業員、彼等の協力が無ければ、街をゼロから作るなんで無理だ。


「さて、良い時間だから、携帯電話の店(ショップ)寄ってから工事現場に行って来るよ。みんなはどうする?俺はそのまま風呂に入るけど・・・・・・ 一緒に来る人は車に乗ってよ。行かない人は、いい時間になったら領主様(ガロン)の所に向かっておいてよ」


「「一緒に行く!」」


「ナノとテラは一緒にね」


「二人はどうする?」


「私も行きます」

「オレも姉貴と一緒に行くよ」


「じゃあ、みんな一緒に行こうか」


今日は、帰る前に領主様(ガロン)の所に寄って、四人が水辺近くで採取してくれた食材を渡してある。

今夜は、それを使った料理を準備してくれる。

どの食材も巨大で、カニ 貝 カエル どれも初めて食べる物で、美味いとシュラが言うので、凄く楽しみにしている。

もちろん、カエルは・・・・・・うん。抵抗が有るけどね。

でも、領主様(ガロン)の所で下処理をする所を見ていたけど、カエルのモモ肉は、鶏の脚とそんなに変わりが無かった。

あれなら料理されて出てきたら、抵抗無く食べれるんじゃないかと思う。

何しろ、こちらの世界では、家畜が存在しない。

だから、こちらの世界に来てから、食べた肉は、俺が虐殺した魔物の肉だけだったりする。

水辺にも行けないから、魚も採れない。


ちなみに、犬も猫も村の中で見ない。


多分 獣が巨大過ぎて、家畜にするのが難しかったのだろう。

特に、狼なんて・・・・・・ 恐怖の対象でしか無いだろうからね。

元の世界と違って、狼のサイズが、少なくとも倍くらいはデカいからさ。




・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・



「お疲れ様!順調に工事は進んでるみたいだね」


「「「「「「「「「「お疲れ様です!!」」」」」」」」」」


「今日 仕事に出た人は、今日 休んだ人と入れ替わりで、明日はお休みを取って下さい」


「「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」」


「ピコやフェムトやサラ達もお休みを取ってね」


「「「「「はい!」」」」」


「それじゃ風呂に行くかな」

携帯電話の店(ショップ)に寄ったら、もう閉店作業は済んだから、ピコも一緒に行くと言うので、携帯電話の店(ショップ)の閉店を任せて、ピコも一緒に工事現場まで来た。


だから・・・・・・


「私も一緒に行くね」


と、ピコも言う。


もちろん・・・・・・


「私も行くよ!」


と、ナノも言う。


「私も・・・・・・」


と、フェムトも言う。


「御主人様 オレ・・・私も一緒に」


と、テラも言う。


うん。そうだよね。

でも、折角 男湯女湯を分けて造ったのに・・・・・・



「はぁ・・・・・・ たまには一人でのんびり風呂に入らせてよ・・・・・・」

同じ世界を舞台にした「異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》」も書いています。

読まなくても困りませんが、読むとより状況が解ります。

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