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異世界 『ながらスマホ』事情  作者: 一等神 司
第二章 スマホ中毒者から始まる文化大革命
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思ってた以上にチートだった件

今日は、朝から石鹸作りをした後、昼御飯前まで、ずっと重機型の魔道具(まどうぐ)の教習をしてやっていた。

先ずは、成績の悪いグループの腕王(わんおう)の教習から始めて、次に腕王(わんおう)の操作が合格点のグループの新しい重機型の魔道具(まどうぐ)の教習を行った。

覚えの早いグループは、もう新しく教わった魔道具(まどうぐ)の操作を覚えてしまったが、覚えの早いグループが凄く優秀なだけで、成績の悪いグループでも、戸惑いながらも操作を覚えてくれているだけでも、十分に優秀だろうと考える。普通なら戸惑うばかりで、操作なんて覚えられないんじゃないかな?と、俺は思う。

始めて見聞きする、こちらの世界からしたら、異世界の進んだ(オーバー)科学力の産物(テクノロジー)なのだから、優秀な彼等だから、操作を短期間に覚えているだけだろう。


とは言え、操作が難解では、いくら優秀でも覚えるまでに時間が掛かってしまう。

だから、魔力モーターを動力に使っている強みと、スマートフォンとのリンクが前提と言う強みを活かし、操作はオートマチックに、そしてAIによるサポート(人工知能の補佐)により、限界まで簡単に使える様に最適化された仕様になっている。


そして、今はお供え(食べ物)携帯電話の店(ショップ)で受け取ってから、魔石などの魔道具(まどうぐ)の材料の採掘場に移動した所だ。


「九台以上の重機型の魔道具(まどうぐ)を準備しておけば、確実に工期を短く出来るよな。うん。数は力だ」


今回は、これまで作った重機型の魔道具(まどうぐ)四種の足回りを変えて作る。

タイヤの形状で作ってた物は、クローラーの形状で一台増やす。

クローラーの形状で作ってた物は、タイヤの形状で一台増やす。

ダンプタイプだけは、同じタイヤの形状で二台増やそうかな。

って、事は、合計五台か。

ダンプタイプは、他の重機型の魔道具(まどうぐ)に較べたら、それよりは簡単に作れるけど、今日中に完成するか微妙だな。


「そう言えば、最初に自分のステータスを見てから、それからずっと見てなかったな。飯を食べながら久し振りに見てみるかな」


[アユム様の視界内にステータスを表示しますか?]


「うん。宜しく頼むよ」


ブフゥッ!!


「はぁ?なんだこりゃ!!なにこれ!?」


俺の視界に映し出されたのは、大量の技能(スキル)の数々。

ズラズラと数十個は表示されているだろう、膨大な数が、

狩猟の仕方や各種武器の使い方、農業に関する事、編み物の仕方や料理の作り方まで、この世界で生きて行くのに必要な、様々な技能(スキル)が、凄まじい数で表示されている。


「シム!!なにこれ!?な!?なんでこんな量になってるの?見たり体験したりしてない技能(スキル)まで有るよ!?どうなってんの!?」


[当然の状況かと報告します]


「どうして当然なの!?意味が解んない!!」


[私はスマートフォンをサポートする為に生み出された存在なのは お解りですよね?]


「もちろんだよ」


[私がアユム様の分身の様な存在なのもご存知ですよね?]


「うん。もちろん知ってるよ」


[私が経験する事も アユム様の経験になるのはお解りですよね?]


「分身なんだからそうだよね」


[ガロン様を含めた村の人達が使っているスマートフォンは 私の分身なのは解ってますよね?]


「うん。知ってる」


[スマートフォンの登録で 身体情報が取得されるのも 登録のサポートをされているのですから ご存知ですよね?]


「あ、それ?うん。知ってる。何となく解った」


[はい。これまでスマートフォンを登録した人達の能力 それが私の分身であるスマートフォンに情報として蓄積されています。その情報は私に反映し 経験値となります。つまり自然とアユム様の経験となり能力が向上(・・・・・)します]


「はぁ!?それって、スマートフォンの利用者が増えれば増えるだけ・・・・・・」


[はい。その増えた利用者の分だけ 技能(スキル)を覚えます]


「無茶苦茶だ!って!?事は?!魔法も??」


[はい。魔法も スマートフォンの登録者が使える魔法の種類が増えた分 使える種類が増えます]


「確認してみよう・・・・・・」


スマートフォンの魔法アプリを、久し振りに開いてみる。


「あれ?確かに増えてるけど、そんなに増えて無いね」


[はい。現在のスマートフォンの所有者が使える魔法の数だけですので 多くの魔法を使える人が スマートフォンを所有しない限り 大幅に増える事はありません]


「そうなんだ?じゃあこれからもそんなに増えないね」


[いいえ アユム様自身が魔法を増やす事も可能です]


「自分で増やす?」


[はい。魔法の原理を理解しました。後は応用すれば良いだけです。空気の矢と同じで オリジナルの魔法を創れます]


「はぁ?更に自分で増やせるの??」


[はい。そうです]


つまり、技能(スキル)に関しては、スマートフォンの利用者が増えれば増えるだけ、俺に経験値が入って、その分 技能(スキル)を覚える訳だよな。

魔法もシムが仕組みを理解したから、応用して魔法を創れると・・・・・・

無茶苦茶だな。


村で簡単に手に入る食材が、俺が狩った魔物の肉なので、今回のお供えも肉だった。

野菜が食べたい。生野菜なんて、この世界に来てから、一度も食べてない。

ビタミン等の必須栄養素の不足が心配だけど、無い物は仕方無い。



「さて、食べたし、そろそろ魔道具(まどうぐ)作りを始めるかね」



今回は、先にダンプタイプの載王(さいおう)から作る。

もう手慣れたもので、前回よりは早く完成した。

完成した載王(さいおう)は、貯蔵庫や村へと続く幹線道路沿いの道に駐めて置く。


次に、ユンボタイプの腕王(わんおう)の足回りを、タイヤで作る。

これで登坂性は下がるけど、機動力は上がる。

完成したら載王(さいおう)に積んで、貯蔵庫付近にまで移動。

腕王(わんおう)を降ろして、載王(さいおう)で採掘場まで戻る。


次は、ブルドーザータイプを作る。足回りはクローラー式の物だ。

これで、機動力は落ちるが、登坂力を向上する。

がっしりと頑丈な構造なので、完成まで時間が掛かった。

出来上がったら、載王(さいおう)に積んで、貯蔵庫付近にまで移動。

掌王(しょうおう)を降ろして、一緒に積んでた馬技(ばぎ)も降ろして、馬技(ばぎ)で採掘場まで戻る。


そして、また載王(さいおう)を作る。

完成したら採掘場付近の幹線道路沿いまで移動させる。


最後に長王(ちょうおう)を足回りをタイヤにして作る。

完成したら載王(さいおう)に乗せて、貯蔵庫付近まで移動して、長王(ちょうおう)降ろしたら、一緒に積んでた馬技(ばぎ)で採掘場まで戻る。


やはり暗くなるギリギリの時間で、何とか出来たって感じだ。

まあ、それでも作った物の事を考えると、超高速に出来たんじゃないかな。



「さて、お風呂に入ってゆっくりするか」

同じ世界を舞台にした「異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》」も書いています。

読まなくても困りませんが、読むとより状況が解ります。

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