表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界 『ながらスマホ』事情  作者: 一等神 司
第二章 スマホ中毒者から始まる文化大革命
61/83

各種重機型の魔道具を取り揃えています。

今日は、朝から苛性ソーダと魔物の油脂を使って、石鹸作りをした。

なかなか危険なのだが、その危険性は、多分 魔物の襲われそうになっているのと変わらない筈なのに、【石鹸作り】と言うと、危険な感じがしないのは、何故だろう?

その後は、腕王(わんおう)の教習を五人にした。

うん。教習所の教官の様な気分でした。

それで、三人は卒業が確定。二人はまだ教習が必要って感じだった。

そして、俺は教習中、精神的に大ダメージを受けた。


「じゃあメガはピコに来る様に伝えてくれる?新しい魔道具(まどうぐ)の教習を始めるからさ」


「わかりました!しっかり伝えます!」


「ありがとう」

うん。でもね。そんなに大声で応えなくても良いから。

鼓膜が破れるかと思ったよ。本人には言わないけどね!本人 悪気が無いんだから!




「アユム 来たよ。新しい魔道具(まどうぐ)の操作を教えてくれるんだって?」


「そうだよ。早目に貯蔵庫の所まで、車が通れる程の道を繋ぎたいからね」


「どの魔道具(まどうぐ)の操作を教えてくれるの?」


「工事が進む様に、教える魔道具(まどうぐ)をバラけさせようと思ってるんだ。ピコはこれかな?」


作った重機型の魔道具(まどうぐ)の中で、一番長いアームを持つ魔道具(まどうぐ)を指差す。


「クレーン車、物を吊り上げる魔道具(まどうぐ)だよ。そうだねぇ・・・・・・ 長王(ちょうおう)って命名するかな」


「ちょおう?」


長王(ちょうおう)だよ。音的に“吊る”の音読みの“(ちょう)”にも通じるから良いかなって思うしね。って、意味不明だよね?ハハハ」


「ちょうおう・・・・・・ 大きいね!」


「うん。もっと長くなるけどね。操作方法を教えるから、先ずは後ろから見てて」


「うん。わかった」



フェムト程じゃ無いけど、ピコも覚えが良い。

後ろから操作方法教えたら、簡単に覚えてしまった。

とは言え、一回 教えただけで、実戦投入(工事現場で使うの)は早いと思うから、もう一回は教えよう。


「覚えるのが早いね。えらいよ」

頭を撫でてやったら、めっちゃ歓んだ。


「やった!力は無いけど、魔道具(まどうぐ)を使う事なら、アユムの役に立つかも!?」


「うん。間違い無いね」


「えへへ♪」


「じゃあ、次は、サラに来る様に伝えてくれるかな?」


「うん。わかった」




「アユム様 お待たせしました」


「いや、全然 大丈夫だよ。さて、サラには、先ずこれを覚えて貰おうかな」

大きな荷台を持つ魔道具(まどうぐ)を指差す。


「これ・・・・・・ですか?」


「そう、ダンプカー、土砂など物を運ぶのに工事関係で大活躍の車さ。載王(さいおう)って名前にするかな」


「さいおう・・・・・・ですか?」


「うん。工事の土砂を主に運ぶのに使う予定だよ」


「土砂を・・・・・・はぁ・・・・・・」



うん。サラも覚えが早い。

ダンプだって木材を運ぶのにも使える。

クレーン車はピコが覚えたから、これで木材の運搬には困らなくなるな。

ダンプ型の載王(さいおう)の運転を覚えたら、虎駆(こく)安徒(あんと)も運転出来る。

当然 領主様(ガロン)にあげた馬技(ばぎ)は、もっと運転が簡単な訳だから、運転が出来る筈だ。

まぁ・・・・・・

どれも起動のカギとなるスマートフォンが固定されてるから、運転出来るとは言っても、そもそも起動さえ出来ないけどね。



「サラも覚えが早いね」


「ありがとうございます」


「もう少し練習したら、実際に工事で運転出来そうだね」


「本当ですか?良かった」


「じゃあ、次はカオに来てくれる様に伝えてくれるかな?」


「わかりました。伝えておきます」


元の世界だと、車を公道で運転するのに、道交法ってのが有るから、運転を覚えるだけじゃ乗れないけど、この世界じゃ道交法なんて無い。

標識など道路の標示が無いってレベルを超えて、そもそも舗装された道路らしい道路さえ無い所だからなぁ・・・・・・

安全確認さえしっかりしてくれたら、後は運転操作さえ出来れば、特に問題は無い。



「アユム様!お待たせしました!」


「お疲れ様 カオ、じゃあカオにはこの魔道具(まどうぐ)の操作を覚えて貰うよ」

ブルドーザーと言われる形状で、足回りがタイヤのホイールローダーの形状の魔道具(まどうぐ)を指差した。


「うわっ!?どう見ても魔物に見えます」


「ああ、(いか)ついよね?名前は掌王(しょうおう)にしようかな」


「しょおう?」


「うん。掌王(しょうおう)。この大きな手の平の様な部分で、土や砂を掬う魔道具(まどうぐ)だよ」


「これなら魔物にも勝てそうですね」


「そうだね。運転する人間が直接 攻撃されない限りね」


「だから、乗る所が、こんなに頑丈に出来ているんですね」


「正解!!カオは頭が良いね」


「へへ♪」



どちらかと言えば、覚えの良い方だから、カオも早くに掌王(しょうおう)の運転を覚えてくれた。

カオももう一度 運転を教えたら、工事で運転出来るだろうと思う。

これで、【腕王(わんおう)】【掌王(しょうおう)】【長王(ちょうおう)】【載王(さいおう)】の四つの重機タイプの魔道具(まどうぐ)の操作が出来る人間が揃う。


「じゃあ、マオに来る様に伝えてくれる?」


「はい!わかりました!」


マオも掌王(しょうおう)の運転を教えれば良いかな?




「アユム様!お待たせしました!」


「じゃあ、早速 始めようか?」


「はい!」


「マオにも、この掌王(しょうおう)の運転を覚えて貰うよ」


マオも覚えが良いから、あっという間に運転を覚えてくれた。

マオももう一度 教えたら、工事現場で運転出来そうだ。




「マオもカオも覚えが早いから助かるよ。これなら早くに掌王(しょうおう)も工事で使えるよ」


「いえ、アユム様の凄さに較べたら・・・・・・ でも、褒めて頂いて、ありがとうございます」



うーん・・・・・・

この後はどうするか?

さっきの五人の中から、出来の良かったテラ達三姉弟に腕王(わんおう)以外の重機型魔道具(まどうぐ)の操作方法を教えるか、他の事をするか、だな・・・・・・

まあ、普通に考えたら、覚えが悪いのに、更に短時間に他の事を教えても、勉強について来れないよね。


「管理者のみんなに早目に飯を済ませて、新しい魔道具(まどうぐ)作りに行くって伝えておいてくれるかな?」


「わかりました!」


道具は多くても困る事は無いからね。

学校建築を早くする為にも、重機は多い方が良い。


車で携帯電話の店(ショップ)まで移動して、お供えされた食料を受け取って、店の外に設置してある加熱器で温めてから、それを持って魔石などの採掘場に移動する。


しかし・・・・・・

この世界に来てからずっと、スマートフォンの使用頻度が格段に上がった。

どんな魔道具(まどうぐ)でも、スマートフォンとリンクしているから、何でもスマートフォンに頼り切りだもんなぁ・・・・・・

村の住人も、スマートフォン所有者は、常に持ち歩いて使ってるみたいだしね。

もちろん作業員もそうだ。

異世界なのに、スマートフォンが無いと困るって・・・・・・

同じ世界を舞台にした「異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》」も書いています。

読まなくても困りませんが、読むとより状況が解ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ