表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界 『ながらスマホ』事情  作者: 一等神 司
第二章 スマホ中毒者から始まる文化大革命
57/83

異世界の科学力は侮れない

今日は、昼間 ずっと巨大な魔道具(まどうぐ)を、魔石などの採掘場で七台も作った。

本当 大変な思いをしながら、一台作っては、使う場所となる貯蔵庫付近まで、それに乗って移動させ、巨大な魔道具(まどうぐ)に載せてた三輪バギー型の魔道具(まどうぐ)馬技(ばぎ)に乗り換えて、採掘場まで戻ると言う、ハードスケジュール。

それを終えて貯蔵庫で、まだスマートフォンを渡して無かった作業員に、スマートフォンを渡して契約と登録の手続きを済ませてから、この世界で初の石鹸も使った入浴を、自慢の公衆浴場でしていたら、巨大な魔物が出たとの報告が入って、急いで魔物を確認しに行く事に・・・・・・

その魔物の出没場所に行って見ると、それは俺が作った巨大魔道具(まどうぐ)の事だった。

無駄に騒がせてしまったので、平謝りをする羽目になった、大変な一日だった。


今は、領主様(ガロン)の屋敷まで車で移動して、いつもの食事を取っている部屋に着いた所だ。


「って事が有った一日でさ、本当に大変だったよ」


「お疲れ様。それで、気になったんだけど、巨大な魔道具(まどうぐ)と言うのはなに?」


「ああ、工事をする為の魔道具(まどうぐ)だよ」


「はぁ・・・・・・ アユムは大変な物を、ポンポンと作り出すんだね・・・・・・」


「いや、ガロン?ため息を吐かなくても・・・・・・」


「いやいや、ため息も出るだろう?」


「そう?」


「そうだよ」


ため息を吐かれる様な事をしていると思えないから、納得出来ないんだけど・・・・・・

何故か一緒に食事をしているフェムト達 四人も大きく頷いている。

何でだ!?


「まぁ・・・・・・ 納得出来ないけど、村の人達に、俺の巨大な魔道具(まどうぐ)の事を伝えておいて欲しいんだけど・・・・・・」


「ああ、わかったよ」


「ありがとう。よろしくね」


しかし・・・・・・

調味料が高価なのは分かるけど、この超薄味は辛いな・・・・・・

早く海まで行って、塩を手に入れなきゃな。


[塩の入手は可能です]


えっ?そうだったの?それなら前から教えてよ!!


[いえ 前は入手が不可能でした]


えっ?そうなの?今だから入手が可能なの?


[はい。大量にでは無いですが 味付けに困らない程度には 今なら入手可能です]


どうして入手が可能になったの?


[セルです。セルに岩山や鉱山となる場所で岩石の取り込みをさせ続けているので 岩石内に含まれる塩化ナトリウムなどのミネラルを 吐き出させる事が可能です]


「あ!セルか!?」


「どうした?アユム?」


「あ、いえ、何でも無いです。ちょっと思い出して・・・・・・」

領主様(ガロン)に変な顔をされてしまった。


ねえ?シム?もしかして、苛性ソーダもセルに吐き出させる事が可能だったりして?


[その通りです]


「マジかっ!?」


「どうしたの?アユム?」


「あ、また思い出して声が出たんだ」


「何を?」


「えっと・・・・・・ 大変だった事?」


「えっ?私に質問されても・・・・・・」


みんなに変な顔をされてる。

ナノの質問にも変な答え方をしちゃったよ。


「じゃあ、食べ終わったから、そろそろ帰るよ」


「ああ、また朝に食べるのを受け取って行ってくれ」


「いつも、ありがとう」


「いえいえ」


冷蔵冷凍庫くらいは有った方が良いかな・・・・・・


四人を車に乗せて、自宅まで一旦 帰る。


「ごめん。俺 貯蔵庫の辺りでしなきゃいけない事を忘れてたから、ちょっと行ってくるよ」


「「「えっ!?」」」「オレも、私も一緒に行きます」

「私も一緒に行こうかな・・・・・・」


「テラもナノも、みんな家で待っててよ。直ぐ終わるからさ」


「わかりました。御主人様 早く帰って下さい」

「待ってるよ」

「うん。待ってるね」

「待ってる!」


四人を降ろして貯蔵庫付近まで移動。

着くといつもの様に、大量のセルが待っている。


「なあ?フィルム状の樹脂を吐ける個体はいない?」

統率個体に確認をする。


何匹かのセルが近くに寄る。


「フィルム状の樹脂を吐けるのかな?出来るだけ広く薄い樹脂のフィルムが欲しいんだけど、お願い出来るかな?」


セルが薄いフィルム状の樹脂を吐き出す。


「ありがとう」


地面に広がった樹脂フィルムを確認して、また統率個体に指示を出す。


「次は、このフィルム状の樹脂の上に、出来るだけ多く、塩を吐き出して欲しいんだけどな。それで、こっちのフィルム状の樹脂の上には、苛性ソーダを吐き出して欲しい」


そう統率個体に指示をさせると、次々とセルが入れ替わりながら、二枚のフィルム状の樹脂の上に、塩と苛性ソーダを吐き出していく。


「一体一体は少ないけど、まとまるとそれなりの量になるね」

まだここに居るセルの半数も塩と苛性ソーダを吐き出していないが、そこそこ貯まっている。


全部のセルが塩と苛性ソーダを吐き出したら、作業の指示を出す。


「一部は貯蔵庫の四階部分の岩の切り出しを続けてくれ。残りはこの場所の整地をしてくれ。そして、朝が明けるまでに、鉱山の開発の下準備をしている別グループの中で、特に塩と苛性ソーダを内部に溜め込んでいる個体と入れ替わってくれ。入れ替わるのは、今居る数と同数ね」


セルの統率個体に指示を出させると、セルが動き出す。


「後 また糸も大量に欲しいんだよね。それもこの樹脂フィルムの上に吐き出して貰えるかな?」


あっという間に大量のセルの樹脂糸が集まる。


「ありがとう。それと、これは重要な指示だけど、捕食の範囲を拡げて欲しいんだよね。これまでは、害虫の捕食をさせてたけど、それを人間に有害な物と、対象を拡げて欲しいんだ。動植物 全部を対象にして欲しい。話を聞いてると、害虫以外にも、色々と有害な動植物が存在するみたいだからさ」


「シム 遠くで活動している統率個体にも、指示を送っておいてよ」


[解りました]


魔物と呼ばれている物の中でも、魔獣と言われる部類の物は、オオカミやクマやトリやヘビやトカゲなど、特に巨大になる動物を指すらしい。

そんな魔獣をセルが捕食するのは無理だが、巨大では無いが、それでも人間に死など多大に害を及ぼす生き物も、魔物と呼ぶらしく、そんな魔獣以外の魔物なら、セルにでも捕食出来るだろう。

しかし、どんだけ危険な世界なんだよ。ここ・・・・・・


「さて、セルへの指示も終わったし帰るか」


車に乗って自宅まで戻り、四人に迎えられる。

ベタベタと四人共 したがるけど、俺には明日の為にやる事がある。

そのまま作業部屋に入って、魔道具(まどうぐ)作りを始める。



「これが出来たら学校を無理無く始められる、頑張らなきゃな」

同じ世界を舞台にした「異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》」も書いています。

読まなくても困りませんが、読むとより状況が解ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ